そもそも論
何をするでも
世の中で何かが話題になっている時でも
「でもね、そもそもそれって・・・」
と斜に構えて
素直になれない時があります。
というか物事の根っこのことを
ほじくるのが好きなのです。
この性格だから
流行りに抗い
新しいものに飛びつくこともしない
そんな自分のことを
へそまがり、あまのじゃくだなと思っています。
つまり「外し」が好き
考えるのが好きなので
哲学に興味があり
千葉雅也さん著の「現代哲学入門」は
愛読書のひとつです。
アートには答えがないこと、
うまい、下手で片付けない
いい感じで外しのある
「下手うま」なのが本当のアートなんだ、
といった考え方が大好きです。
自分を知るための哲学入門
さて最近読んだのは
図書館で偶然見つけた
文芸評論家・思想・哲学・音楽などの分野で
活躍されている
竹田青嗣氏著「自分を知るための哲学入門」。
哲学をちゃんと勉強することは
私にはハードルが高いのだけれど
”我思う、故に我あり”
と考えれば
生活すること自体、
哲学することと切り離せないな、なんて思うことも。
生きること自体がアートだ、なんて言う人もいますが
それと同じような感じです。多分。
ルターの言葉
この本の中で見つけた
マルティン・ルターの言葉に心臓が高鳴りました。
ルターは宗教改革を行いカトリックから別れ
プロテスタントを作った人。
宗教のことは哲学と同様に詳しくないなか
ルターといえばプロテスタント
と言うことは知識として知っていたくらい。
宗教は?と聞かれれば
自然教?多神教?
大自然は厳しくもあり癒しでもあり
心を素直に清らかにしてくれ
無言で大切なことを語りかけてくれる
大いなる存在、
と考える私にとっては自然が神様です。
🌱 🌱 🌱
おっと、ルターに話を戻します。
竹田青嗣氏によれば
ルターは神への信仰と結びつく「正しさ」の観念として
「キリスト者の自由」
と題した文章で表現しています。
”肉体は拘束されず
元気で丈夫であり
思うままに飲食し生活していても
それは魂にとって何の役に立つだろう
またその逆に
肉体が拘束され
痛み、疲れ、好まぬながら飢え乾き悩んでも
それが魂にたいして
何の害になるだろう”
病院で過ごす子どもたち
仕事柄、難病や障がいと向き合いながら
日々生きる子どもたちと接することが多いですが
彼らと一緒にいるときにいつも感じるのが
精神性の高さ、豊かさです。
自分を高めてくれる彼らのような存在も
もしかしたら自分にとって神様かな、なんて思う。
だから子どもたちが入院しながら通う院内学級で教職をしていた頃も
「学校」という枠ではなく
「そこにいる子どもたち」というのが私という内面を形どる
存在だったのです。
ルターの言葉通り、
病室、病棟という狭い空間で
自由を制限され
痛みや不安や寂しさに悩みながらも
彼らの魂が輝いているのを強く感じてきました。
痛みを知る者の奥深い優しさと強さに触れていた、
という感じかな。
日常生活ではバタバタと立ち止まることもなく
自分と向き合うこともままならない
という生活と比べると
長期入院していた時に
体が束縛されていても
かえって自分と対話する魂の時間が与えられ
生き方を転換する勇気を培った気がします。
たくさん転んで
反対に、ある人から聞いた話によると
ある程度歳を重ねた方が
何不自由なく健康に暮らし
苦労という苦労を味わったことがない
幸せな人生だったはずが
「私の人生って一体なんだったのだろう」
と振り返っていたそう。
苦労は買ってでも・・・・
というが
ハプニングが多くてたくさん悩んで
何度も転んで・・・
その人にとってどん底と言っていい時代を生きた経験が
洞察力や創造力を培うのかもしれません。
そもそも・・・幸せってなんだろう
と哲学してしまいます。
著書「夢中になれる小児病棟〜子どもとアーティストが出会ったら〜」
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