SHJヒストリー

SHJヒストリー はじまりはじまり〜!

Smiling Hospital Foundationは2004年、ハンガリーで始まりました。松本が勤務していた米国銀行Chase Manhattan Bank(現JP Morgan Chase Bank)の退職者会のつながりで、日本に9箇所目のスマイリングホスピタルを作ろうというプロジェクトが舞い込んできたのです。遠く離れた場所でいつの日か運命の糸が繋がっていました。設立者Albert Royaards氏は銀行を辞め、弁護士として活動する傍ら、病院の子どもたちにアートを届ける活動を始めました。松本がちょうど院内学級の子どもたちとの生活にのめり込んでいた時期です。自分がまさにやりたかったこと、自分がやらずに誰がやる?、と瞬時にSmiling Hospital Foundation in Japanの立ち上げを決意しました。Royaards氏から「病院の子にアートを」というアイデアをもらい、そのあとはメールで意見交換。活動場所として赤十字社の国際部へ、それと資金援助元としてFIAT(現 FCAジャパン株式会社)につなげてくれた彼からの支援をもとに、東京ボランティア市民活動センターに通い詰めでボランティア団体を立ち上げるための勉強の毎日でした。まずは任意団体として活動開始し、半年後の2012年12月にNPO法人を設立しSmiling Hospital Foundation in JapanからSmiling Hospital Japanとして独立しました。写真は、その翌年青山FIAT CAFÉで行ったチャリティイベント出席のために来日したAlbert Royaards氏。

最初に受け入れてくれた病院は神奈川県立こども医療センターでした。神奈川の病棟保育士の集まりでプレゼンをする機会を得、そこで手を上げてくれたのがこの病院でした。1年間はここで病院ボランティアのあるべき姿を学びながら活動、2年目に日本赤十字医療センターにて開始することになりました。その後1年は2つの病院で活動しながら他の病院へのアプローチを模索する日々でした。3年目からは勢いよく広がっていき、現在、北海道、宮城、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、広島の36の病院、施設、在宅で活動、7月は福岡の2つの病院で、8月は関東の3つの病院で開始します。

この広がりの源は、任意団体の頃からの途切れることないFCAジャパンからの支援(Share With FIAT)と2014年からの日本財団(TOOTH FAIRY PROJECT)からの支援。それから各地区のアーティストのネットワークが生きたこと。そして特筆すべきは各地区で名乗りを挙げてくれたコーディネータのリーダーシップが何よりの力となっています。アーティスト数は130を超え、活動アシスタントは10名となりました。運営は事務局4名で頑張っています。この先の成長も、SHJメンバー全員が子どもたちから学ぶことを忘れず、そしてたくさんの方に見守っていただいてこそ。これからもよろしくお願いします!

SHJ Official Website  http://www.smilinghpj.org/