そもそも・・・
ボランティア団体を立ち上げるためにはどうしたらいいのか。
思いばかりではダメ、って学校でもよく言われてるじゃないか。
さっぱり勉強不足であったことにふと気づき、門を叩いたのは東京ボランテイア・市民活動センター。
特別支援学校進路担当の教員が紹介してくれました。
相談員は最初から最後まで「無理じゃないの~」メッセージを全身で発していました。
何?何?
小児病棟に入って行って芸術活動を?
ベッドサイドまで行っちゃうの?
それで病院のあては?
一緒に始める仲間は?
?
?
・・・
・・・
病院での活動って、ハードル高いわよ。
それも小児かぁ・・。
かなり大変なこと。
いばらの道を覚悟しないと。。
まあ、また行き詰まったらいつでもいらっしゃい。
・・・はい!相談時間終了。
自分が小児病院で働いていることが何の助けにもならないのはどうしてだろう。
そうだ、あの人に相談しよう。
定年退職後、同じ病院のピアサポート(同じ病気を経験した者同士が支えあう場)に勤務していて、捕まえては話を聞いてもらっていた頼れる先輩教員から、日本ホスピタルプレイスペシャリスト協会の集まりがあるから来ないか?
との誘いを受け、そこでたくさんの病棟保育士さんたちに出会うことができました。
さすが、入院中の子どもたちに遊びを提供する団体、大勢の熱い思いに惹き込まれました。
そこで出会ったうちの一人が、最初に活動を始めることになった神奈川県立こども医療センターの保育士さん。
横浜で病棟保育士と看護師の集まりがあるから、そこでプレゼンを!とこれまた願ってもない提案があり、そこでクラウディのパーフォマンスと併せてプレゼンテーションをしました。
これが2012年2月のこと。
嬉しいことに3つの病院からオファーがありましたが、実現に至ったのは神奈川県立こども医療センター1つ。
いきなり、全国に15しかない小児がん拠点病院*の一つで活動が始められるなんて!
夢が現実になりつつあること、ワクワクしながらも緊張感に震えたのを覚えています。
共感が共感を生み始めた瞬間。
忘れてはいけない初心と感謝の気持ち。
続く・・。
*小児がん拠点病院は、地域における小児がん医療及び支援を提供する中心施設として地域全体の小児がん医療および支援の質の向上に資するなどの整備に関する指針の要件を満たし、第三者によって構成される検討会の意見を踏まえて、厚生労働大臣が指定した病院です。(国立がん研究センターHPより)
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