とある子ども向けアートワークショップを覗いてみた。
こちらのテーブルでは粘土工作。
小さな子どもたちのむちむちした手が粘土をちぎったり丸めたりする仕草は、何て愛らしいのだろう。
あちらのテーブルでは色水実験遊び。
それぞれ好きな色を2つ選んで・・。
「赤と青を混ぜると何色になる?」
『むらさき!』
「正解!」
ここで私は勿体無い!とすかさず思ってしまう。
子どもが知識として知っている、またはすでに体験として知っていることでも、
「むらさき?本当?じゃやってみよう」
と投げかけてみてはどうだろう。
実際に手を動かしてやってみて確かめる。
結果を共有することで、知っていた子は得意げに満足するだろう。
知らなかった子は、
「わあきれい!」とか
「ほかの色もやってみる!」と発展する。
または同じことを何度も繰り返して量によって微妙な色の違いがあることに気づいたり、2つの色が混ざるさまを飽きることなく観察したりするかもしれない。
赤+青=紫
という大正解は口で言うのは簡単だけど、実感を伴って初めて生きた知識となる。
体験を通して実感すること。そこに学びの喜びや「もっとやってみたい」という意欲が生まれる。
体験して実感し感動しながら学習ができたら、脳はスポンジのように自ら多くのことを吸収していくだろうなあ。
勉強って本らいそんなものじゃないかな、と思う。