愛って何?
と聞かれてパッと説明できる人は少ないかもしれませんが、今燃えるような恋愛をしている人だったら即答できるような気もします。
相手を、
慈しむ気持ち
愛おしい、かわいいと思う気持ち
大切にしたい気持ち
守りたい気持ち
など
もっと広義な意味を見つけたくて辞書を見たりネット検索してみると、やはり
男女の愛や母の子に対する愛など、個人的な感情としての説明が主です。
キリスト教や仏教においてもそれぞれの「愛」の定義がありますが、まとめると、
「何の見返りがなくても、相手のことを大切にしたいという気持ち」
それがもともとの愛の意味のようです。
とても納得します。
そもそもloveという英語が日本に輸入された時には「愛」とは訳されていなかったそうです。それは「愛」は性欲や執着というニュアンスの感情を意味したからだとか。確かに相手を大切にするというより、独りよがりな一方的な独占欲を意味するとしたら、真逆な意味になってしまいます。
私はよく、
とても穏やかで成熟していて包容力があって・・
そんな場面に出会うとつい、
愛があるなあ・・
と感動します。
これはもう個人レベルの感情を超えた全てを包みこむような空気です。
愛とは・・
「何の見返りがなくても、相手のことを大切にしたいという気持ち」
に加えて私なりのもう一つの定義を加えるとしたら、
「自分がこの世を去った後に生きる人が幸せであるようにと願い、行動すること」
だから、今がよければ、自分さえよければ・・
という自己中心的な執着はその対極にあると思っています。
年齢のせいでしょうか、そんな思いとともに、一日一生~明日は何が起こるかわからない。だからまずは今日一日を大切に生きる~の思いを胸に有意義に過ごしたいと思っています。
余談ですが、言葉の持つ意味の変遷には驚かされます。
なぜなら、loveを「愛」と訳さなかった時代の「愛」の意味は”自己中心的な執着”で、”何の見返りがなくても、相手のことを大切にしたいという気持ち”と正反対の独りよがりな意味合いだったのですから。
週の初めに「愛」について書いてみました。