今日もアシスタント代打として病院へ行ってきました。
13:00からの活動。
小児病棟に入るや、
2人の少年がプレイルームで待っていてくれました。小学2年生の男の子たち。名札を見て、
「松本さん、っていうの?ふうん。
今日はモジャさんのマジックでしょ。どんなマジック?」
「どんなマジックかな、楽しみだね」
そんな会話をしているとスピーカーから、
「1時から3時まで安静時間です。お手洗いを済ませ、電気を消して横になって休みましょう」
と可愛らしい棟内放送が流れてきました。
小学校低学年の女の子、という印象です。
処置、入浴、検査、訪問学級の授業など何かと忙しい子どもたちにとって、この時間は貴重な安静時間でもあり、自由時間でもあり。
でも、嬉しいことに、SHJの日は特別にプレイルームに来て良いことになっています。
「君にも放送の当番が回ってくるの?」
「ううん。僕はやらない。やりたい人だけだよ」
「そうか。どっちでもいいんだ」
「うん」
この病院には闘病中の子どもたちに役割を提供して、自信をつけさせる工夫をしています。するしないの選択も当然のように任せています。
子どものきもちへの寄り添いにも、とても温かいものを感じます。
仲良しのいる病室に一歩でも踏み入れると、
「ダメ!」
とさえぎるのがほとんどの病院ですが、たまたまパーフォマンスを見学に来られていた医長さん、
「おっと、ここまでだよ」
と優しく伝えます。
それでもじわりじわりと入ってくる子には我慢がたまっていることを察して見えないふりをしていたり。もちろん、医療者ですから、ギリギリの線は保ちつつ。
さて、モジャさんのパーフォマンスはいつもに増して盛り上がる。
子どもたちは手を叩いて笑ったり、「すごい!」とびっくりしたり。
かたや、モジャさんのふざけぶりに保育士さんたちのはしゃぐ声も混ざって、病棟はものすごい騒ぎ。
プレイルームでの活動後も、2人の少年たちは各部屋へついて歩くほどの追っかけぶり。
廊下では、
「ねえねえ、モジャさんて面白いね」
「また来る?」
「さっきのマジックはさ~・・・」
などとおしゃべりは続きます。
仲良しすぎて途中ハラハラする喧嘩も発生。どうした、何があった?と保育士さん。
でもそのうち仲直り。
病院で知り合い、一緒に病気と闘っているふたり。一生の友になるんだろうな。
こんな感想文をもらいました。
「今日はとってもたのしいまじっくありがとうございます。ぼくはたのしいまじっくをみて元気がでてきました。今日は本当にありがとうございました」
ありがとうはこちらの方こそ!
楽しんでくれてありがとう。
おしゃべりも楽しかったよ。
出会いに感謝!
〜君に出会えて〜僕は嬉しいんだSHJテーマソング&PV「かけがえのない君へ」より〜♫