つれづれにっき〜スマイリングな日々〜

小児病棟のお母さんへおせち配達🍶

私が今の活動を始める前に

教員として病院に勤務しながら

「母親代行雑用ボランティア」

をひとりこっそりと行なっていたことがあります。

→ 2017/9/4 投稿「~母親向け雑用代行ボランティア~

・入院する子どもの側から離れることができない

・子どもの身の回りのものの買い出し

・医師からの子どもの病気や治療の説明

・兄弟のために一旦帰宅&家事

お母さんの日常は

多忙さと心配と不安で

気持ちも体も休まる時はありません。

「自分がしっかりしなくては・・」

という気持ちが自分を追い込んでしまうことも。

そんなお母さんたちのために何かできないだろうかと考えるうち

授業が終わって会議以外は病棟にいる方が多かった私は

お母さんとのおしゃべりの時に気づいき

私でできることをやろうと決めました。

オムツ買い出しをはじめとした買い物代行が主。

賛同者を集めてボランティアグループを作ろうと

プランを立てていたほど熱がこもっていたものです。

そのうち対象家族が退院になったり

自分も他の病院に異動になったりして

このボランテイア活動は消滅してしまいましたが、

その後子どもたちの日常の中での

別の気づきから行き着いたのが

「難病や障がいと闘う子どもたちと家族へ

芸術活動を通して日常を豊かにする活動」

でした。

さて、

お母さんたちの食事について思い返します。

最初に勤務した病院は食べ物の持ち込みがOKだったので

子どもが病院食を食べる間

コンビニ弁当やおにぎり、調理パンなどを

ベッドサイドで「一緒に食べる」ことができました。

または、

「どうぜ全部食べきれないから」

と子どもが残したもので済ませるお母さんもいました。

一旦帰宅する途中で

空腹を満たすために

ささっと慌ただしく口に入れることも。

いずれも毎日のことでは

野菜不足になり栄養が偏ってしまうし

体力不足も心配でした。

そんな家族を食事面で支援する団体があります。

キープ・ママ・スマイリング

病棟に食事の提供をするとなると

衛生面で難しく

安全性に配慮して缶詰を思いついたといいます。

入院中の子どもの付き添い経験のある母親たちがNPOを発足し

野菜たっぷりの手作り料理を缶詰にし

全国の小児病棟を対象に無償で配る取り組みをしていています。

季節を感じられるような心遣いも。

今年はおせち料理も届けたと知り、

スタッフのご苦労と当事者への寄り添いに

深い敬意を持ちます。

先日投稿の

もぐもぐタイム」反対派としては

食は心と体の元気の源と言いたい。

子どもが元気になるために親も元気に。

この取り組み、全国に広がりますように!

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