「学びサポート」について取材させてください!
これまで2回ほど取材いただいた東京新聞の記者さんが
Facebookで活動の現状を見て
改めて取材を!と事務所まで来てくださり
活動をレポートしてくれました。
学びサポートへの取材なので
対象は
在宅訪問学習支援「学びサポート」コーディネータ兼支援員。
まず当然の流れとして
なぜこの活動を始めたか・・・
を代表の立場から説明させてもらいました。
🌀院内学級教員時代に肢体不自由の子どもの授業に対して感じたこと
・障がいといっても百人百様なのに一斉の時間が多く
個別の時間が限られている
・配られる教科書は年齢相応のものでなく絵本など
🌀病棟へアートを届ける活動を始めた頃に感じたこと
・重症心身障がいの子のベッドサイドに案内されなかったことが何度かあったこと
・退院して在宅の生活になった時の活動の少なさを想像して疑問を感じたこと
これらのことに
障がいの重い子どもへの社会の認識が凝縮されていると感じた、と。
ほとんどの時間を在宅で過ごす子どもへは
こちらから訪問して学びの機会を届ける必要がある、と。
肢体不自由特別支援学校の教員をしている夫も
同じような疑問を感じており
さらに高等部を卒業した在宅医療を受ける生徒にとって
学習の継続が阻まれていることへの危惧から
受け持ちの生徒が卒業したのをきっかけに在宅で個別対応することになり
これが
SHJ在宅訪問学習支援「学びサポート」の設立に繋がった
そんな経緯を説明しました。
在宅医療を受ける子どもにとって必要だと感じていたことが
SHJのオリジナルの活動をきっかけにスタートすることができた
ということになります。
そのあとはコーディネーターが
「学びサポート」の理念や
実際どのように学習を進めているか
など饒舌に語るうち、
自然と流れは目下の自慢の成果物
「バリアフリー みんなの教材図鑑」
~「自分でできる」を支えるために~
の紹介へと。
オリジナルの教材は
文字通り、「自分でできる」を支えるための
環境を整えることにつながります。
実演を通し
その意義を熱く語る支援員につられて記者さんも
なるほど~
これはハマりそう~
この教材はそういう意味があったんですね~
などと感心しながら熱心に教材を手にとっていました。
成長過程にある子どもが困難な状況に置かれている中で
その子らしさを表現できる場や
主体的に活動できる機会や環境を整えることが何より大切で
これは
”病院、施設訪問による参加型アート活動”
”在宅訪問による学習支援”
ともに共通の理念です。
さらに年齢で括ることのない生涯を通した学びは
よりよく生きることそのものです。
自分でできた!
これがやりたかったんだ!
夢中になって活動することを重ねながら
病気や障がいと闘いながら自分の可能性に気づき、
できた!と感じること
この経験を積み重ねることが生涯にわたり
困難に立ち向かう勇気と自信に繋がり
心の自立に通じていく
そう思っています。
取材は日を改めて在宅での学習風景へ。
実際の場面を通して
オリジナル教材が何を目的としていて
どのような自発的な運動を促すのかを目の当たりにしたら
きっと記者さんはさらに深く共感してくれるはず!
そして私たちの理念を
紙面を通して
広く紹介いただけるのは
本当にありがたいことです。
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