HSC(敏感っ子)と多様性👦👧👶

人一倍敏感で

感受性が鋭いために

傷つきやすいHSC(=Highly Sensitive Child)。

最近、新型コロナの影響による

生活の変化の中で

HSCの子は

一層生きづらくなってしまっていないだろうかと考えます。

先日、HSCをテーマにしたテレビ番組を見ました。

再放送でしたが

番組に登場する子のまっすぐさと健気さがとても魅力的だから、

というのがまず2度目の視聴の理由です。

HSCの通称は「敏感っ子」

とても感受性が鋭いので

集団の中にいると神経が疲れてしまい

学校の教室のようにガヤガヤしたところが苦手なため

学校は休みがち。

人の辛い気持ちにすぐに気づき感情移入して疲れてしまう。

もともと5人に1人いる

と言われている敏感っ子は

匂いや味の変化を敏感に察知したり

人の気持ちを察したり

考えすぎたりして傷ついたり疲れやすかったり

また

環境の変化に対応できずに苦しむことが多いのです。

気質的なもので診断名があるわけではないこともあり

周りからはなかなか理解してもらえません。

*****

番組に出てきた敏感っ子少年に

日頃からおばあちゃんは

「お友達と仲良く遊んだら楽しいのに」

「なんでみんなで遊ばないの?」

などと声をかけることがしばしばでしたが

運動会で

他の子どもたちの輪に入れずに

教員と二人で競技を見学している姿を見た

おばあちゃんは

こんなに苦しんでいたんだ、ということを知り

心無い言葉をかけていた自分を振り返り

反省したと涙ながらに話していました。

この子を理解したい、仲良くしたい

そう願い、色々なところへ二人で出かけるようになり

だんだんと孫を理解し、しまいには

学校へ行きたくなかったら

高校や大学は今では通信という手もあるじゃない?

と話すようになりました。

みんなと同じでなくていいのよ、と。

最初はなぜこの子はこうなんだろう、

なぜみんなと同じようにできないんだろう、

と泣きながら悩むおばあちゃんでしたが

しまいには

孫に寄り添い理解し良さを見つけては

そういうところがすごいね、

おばあちゃんにはできないことだな。

などと声をかけられるようになりました。

このおばあちゃんは孫に育てられ

孫とともに成長したのだなあ、と

微笑ましく思うと同時に

子どもが等身大でいることで

大人の価値観を覆すこともできるという

素敵なエピソードとして

私の中に印象強く残りました。

この少年は理解されない人の前で

自分らしくいることを怠けない勇気を

堂々と見せつけてくれたなあと、

そんなところにも深く感動しました。

*****

おばあちゃんという存在は

こんな時、大きな存在なのだろうと思います。

お母さんなど身近な家族が困難を抱える子どもと向きあう場合

煮詰まってしまって出口が見つからなくなることが多いもの。

だから子育ては、家族の中でも他のメンバー含め

なるべく別の角度から子どもをみる人が

ともに成長を支えることができたらいいなあ、と感じます。

*****

そもそも、このHSCの特徴として

身の回りのいろいろを

人一倍敏感に感じ取り感情移入しすぎて

疲れてしまう。そして理解されない。

この特徴は人の立場に立って思いやることのできる

共感性が豊かだということ。

それゆえにとても優しく穏やか。

こんな人間性あふれる素晴らしい特徴が

理解されない、または環境が合わないという理由で

いっぱいいっぱいになってしまい

集団に馴染めなかったり

泣いたり癇癪を起こしてしまったり

それによってさらに疲労が溜まってしまい

ますます活動が減ってしまう・・・

というのはとても残念なことだと思います。

環境さえ合っていれば

敏感っ子の良さが発揮されて

自己肯定感も高まるのでは、と。

*****

ここで考えました。

多様性というものが叫ばれながら

実は

「ちょっと違う人」

「普通⁉︎ではないこと」

を排除しようとする空気が一番蔓延るのは

実は学校なのかもしれないと。

学びの場所やスタイル

つまり環境こそが多様で

その子にあった環境に身を置くことができれば

敏感っ子と呼ばれる子だって

発達障害と呼ばれる子だって

ちょっと変わってる子と言われる子だって

傷つくことはないのに。

学びや経験の機会を確保することができるのに。

   同じようにできるように・・・

   枠からはみ出さないように・・・

そんな風に

「矯正」するところが学校ではないはずです。

それができない社会、

異質なものを排除しようとする包容力のない社会は

社会そのものの成長を止めてしまうとさえ思います。

人間の本質が中心に成り立っていないな、

と感じるのです。

多様な人がいて

多様な価値が合って

それぞれに素晴らしいところがあって

ともに認め合いながら暮らしていけたら

これほど素敵なことはありません。

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