つれづれにっき〜スマイリングな日々〜

〜 母の日によせて👵〜

敬愛する母は今年87歳。

12年前の転倒事故により

高次脳機能障害を負い

数年で認知症を発症しました。

それでも2年後に私が団体を設立したときは

娘の生き方を心から喜んでくれ

団体設立記念パーティーには

着飾って参加してくれました。

その後もずっと応援してくれていたけれど

数年のうちに

認知症はあっという間に進行し

日常生活が困難になり

介護度は要介護5に。

そばにいる私たちきょうだいの受け止めが

おいつかないほどでした。

2年ほど前から

娘である私を認識することも

言葉を発することも

できなくなり、

それでも

時折見せる笑顔は綺麗で

茶目っ気は健在でした。

そんな母のホームを訪ねるたびに感じることを

「蝉しぐれ」

というエッセーに綴ったことがあります。

蝉しぐれ1

蝉しぐれ2

そんな母が

この数ヶ月の間

誤嚥性肺炎を繰り返し

とろみ食も全く飲み込むことができなくなり

現在、点滴入院しています。

「胃ろうにしますか」

と病院で選択を迫られるも

母の意志を確認できないまま

身体に傷をつけることはできない。

どんな状態でもいいから長生きして!

という家族の願いは

命の尊厳をおろそかにするエゴとしか思えません。

ましてコロナ禍において

面会できないなか

時間になれば機械的に

ひとり栄養を管から注入され続ける

母の姿を思い浮かべ

胃ろうを選ぶことは

これまでの恩を仇で返すことになる。

でもいつまでも生きててほしいという

堂々めぐりの日が続きます。

高齢の親がこのような選択を迫られたとき

家族は決まって同じように悩み苦しむと聞きます。

毎年繰り返す母の日。

何をプレゼントして喜んでもらおうかな

という

ウキウキした悩みとは対極にある

今年の母の日。

これほど悩ましい母の日は初めて。

会うことすらできないなか、

幼い頃、貧しさのなかで3人のきょうだいを

大切に育ててくれたこと、

成人してから直面した困難のあれこれに

寄り添い励まし続けてくれたことに

ただただ感謝するばかりで

何もできないと

非力さと切なさに胸が押しつぶされそうな

今年はそんな母の日です。

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