不本意なことに
コロナ禍が定着してしまったこんにち。
どんなことがあっても
毎日成長する子どもたちに
アートがその後押しをすることを信じて
病院や施設を定期訪問してきたというのに
その活動が今はできない。
当たり前に子どもたちと触れ合っていた頃を
思い浮かべます。
今では懐かしさを感じるほど
遠ざかっているなあと
寂しさひとしおです。
🌀アートって?
アートといえばまず浮かぶのが
美術館で見る作品
劇場で観る演劇
コンサートホールやライブハウスなどで聴く
音楽などが一般的でしょうか。
現在緊急事態宣言の中
都内の美術館や博物館が臨時休業になっており
昨日再開の予定も見送られてしまいました。
寂しいものです。
アートは不要不急か
と言われれば
その逆だと
以前綴りました。
→2021/4/29投稿~不要不急?いえいえ、アートこそ今!必要なもの~
満員電車は良くて
入館人数制限など対策がしやすい
アートの現場はNGなのか、
となんだか、
アートが目の敵にされているようで
仕方がありません。
アートは人を幸せにし
生きるための活力を与えてくれるもの。
いわば
衣食住の次に、いえ、
衣食住と同じくらい必要なものだと思うのです。
🌀SHJのアートって?
さて、私たちが進めている
スマイリングホスピタルジャパンの活動も
アートがテーマ。
しかし
SHJの考えるアートとは
劇場型でないアート。
アーティストが子どもたちを
アーティストにしてしまうSHJの活動は
いつも子どもが主役。
治療という受け身な立ち位置を吹き飛ばす
子どもが自分らしくいられるようにし
子どもの主体性を引き出し
夢中になる時間を作ります。
活動中の子どもの表情は
なんて生き生きとしているのでしょう。
Happiness Helps Healing!
不治の病いを笑って治した医療ジャーナリスト、
ノーマン・カズンズ(1915~90)は
彼の著書「笑いと治癒力」の中で、
想像力、陽気な喜び、積極的情緒は、治癒のための活力増進剤である
と言っています。
活動中の子どもたちを見ていると
本当にそうだなあ、と強く思います。
🌀アートは必要不可欠!
しかし今、
感染予防のために
病院や施設へは行けない。
闘病を頑張っている子どもたちに
アートを届けることができない。
そして同じように
三密を避けるために
アートを鑑賞しに美術館等へ出かけて行くこともできない。
コロナ禍が幅を利かせ
人々をどんよりした気持ちにさせて久しい。
こんな時こそ
心のビタミン剤のような存在、アートが
不要不急ではく必要不可欠なのです。
🌀コロナを超えて
そんな今、
ではどうやってアートにリーチし
そして届けるのか。
美術館や劇場等も色々な対策を立てて
美術鑑賞の新しい形を確立していくでしょう。
私たちの活動も新しいフェーズの中、
今はできない、と諦めることなく
世の中の変化に合わせて
どうしたら子どもたちに
アートを届けられるかというテーマに
向き合っています。
コロナ禍が去ったころ、
コロナが突きつけた課題が
想像力とバラエティに富んだ
さらに良い活動を生んでいる予感です。
アートは
コロナを乗り越え
その先の希望へと続きます。
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