SHJのこと

画面越しの笑顔

会いたかったよ!

今年6月になって始めたオンライン訪問。

きっかけは神奈川県立子ども医療センター重症心身障害児施設”ひだまり”

からのリクエストでした。

見通しの持てない中、活動の形態を変えなくてはと思っていた矢先でしたので

強く背中を押された形で開始しました。

施設の保育士さんが

「子供達は大好きなアーテイストに早く会いたがっている。

画面越しでも訪問してくれたら嬉しい」

と言ってくださり、

当日を楽しみに待つ子どもたちは

アーティストの名前や「会いたかったよ!」などと書いたうちわを準備してくれました。

ライブが始まると画面いっぱいに応援グッズが賑やかに!

まるでアイドルのライブさながらでした。

それからというもの、早く活動したかったアーティストたちは

毎回、子どもたちに元気をもらっています。

オンラインは目下、参加型活動に欠かせないツール

実際の訪問ができない中、

双方向のやり取りや対話ができるオンライン訪問は

従来の活動に限りなく近いもの。

SHJの活動は参加型の音楽、お話、マジック、

ものづくりなどですから

双方向のコミュニケーションは、欠かせない要素です。

互いにやりとりができるオンラインシステムは

コロナ禍において欠かせないツールとなりました。

開始して5ヶ月が経ちましたが、

最初は音質や音量、カメラの角度や距離の機動性などが課題で、

毎回試行錯誤の連続でした。

特にzoom配信では複数の音源がぶつかり合ってしまい、

意図した音を届けられないことには相当悩まされました。

コミュニケーションのためにギャラリービューと、

スピーカーの切り替えのタイミングを工夫すること

また、ミュートon/offによりノイズをできるだけ防ぐことなども

だんだんに慣れていき楽しんでもらえるようになりました。

自分に戻る時間

さて最近のオンライン訪問の風景から

子どもたちの笑顔が印象的だったものを紹介します。

11月12日、

大道芸人マサトモジャのパーフォーマンス。

持ってきた七つ道具を紹介しながら

「何か消して欲しいものとか、

出して欲しいものとかあったら言ってね」

  「モジャさん!」

「え?僕に消えてほしい?

僕、5分前に来たばかりなんだけど・・・」

と、こんな会話。

「トランプマジック、まずは好きなカードを教えて!」

  「スペードの11!」

「スペードの11ね」

カードをいろいろな切り方でそれはそれはかっこよく切ると

重なったカードの中からぴょ~んと一枚飛び出した

スペードの11。

次の子には別のカードを言ってもらう。

 「ハートの8!」

またまたくるくると器用な手先でカードを切るかと思えば

次の瞬間もじゃさんの口の中から4つに畳まれたカードが。

ゆっくりと開くとそれは

ハートの8。

その間の子どもたちの表情の変化は説明する必要もなく

ありありと浮かんでくるほど。

自分が言ったカード、本当に出てくるかな、

といった期待の顔。

カードを見た時の

えっ?

という不思議そうな顔。

なんで?

しまいには満面の笑顔に。

何があっても毎日成長する子どもにとって、

コロナ禍で訪問者もなく変化の乏しい毎日に、

ワクワクする楽しい時間が必要です。

キラッと光る子どもらしい時間、

そして自分に戻る時間。

傍らではスマホジちゃんも参加してマジックを見入ってます。

瞬間移動マジック!

さて、クライマックスは

もじゃさんシールの瞬間移動マジック!

「プレゼントしたいけど、カメラ越しでは渡せないから

マジックでそっちに送るよ!」

手のひらから消えたシールは・・・

「今、そっちに行ったはずだから周りを探してみて」

  「あ!」

「あった?」

  「あった、あった!」

「ああ、成功してよかった!!」

  「ありがとう!!」

種明かしはご想像にお任せします。

はっきりわかるのは、その時の子どもたちの笑顔の輝き。

こんな時間をオンラインでも届けられるんだなあと

しみじみ振り返っています。

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