つれづれにっき〜スマイリングな日々〜

ヒューマンライブラリー

しぶやフォーラム

しぶやフォーラム2021というイベントに登壇者として参加しました。

このしぶやフォーラムとは、

男女平等、多様性社会の実現を目指して、

共に考え、共に行動するためのイベント。

この時期に毎年開催されています。

「多様性が尊重される社会が、そもそもなぜ必要なのか。

私たちが多様であることが認め合える社会では、

どんな未来が待っているのか。

そんなことを考えながら、多様性のその先へ進む一歩を

一緒に踏み出してみませんか?」

というのがコンセプト。

渋谷区文化総合センターホームページより

多様性のためのヒューマンライブラリー

今年のテーマは

「#多様性beyond しぶや、多様性のその先へ」

誰もがマイノリティの要素を持っていて

誰もがマイノリティになりうる、

それが多様性を受け入れることの第一歩だといいます。

そのような趣旨で開催されたのが

「ヒューマンライブラリー」

→ヒューマンライブラリーとは東京ヒューマンライブラリー協会

実行委員会によれば、

読者(参加者)と本(社会的にマイノリティと定義される方々やマイノリティの支援に関係している人)』とが対話をすることで、

偏見を減らし、相互理解を深めること

を目的とした取り組みなのだと。

本との出会いは必然?

実行委員の大学生が自宅近くの本屋さんで

夢中になれる小児病棟」を見つけ、

自身の長期入院生活と重ねて読むうち、

「夢中になって読んだ」とのこと。

それで今回のヒューマンライブラリーで登壇してほしいと

連絡をくれました。

この方は院内学級にいた頃に

SHJの活動に参加したこともあるそうで

読み進めながら

「松本さん、こんな気持ちで活動を始めたんだ〜」

と嬉しくなったと話していました。

ふと立ち寄った本やで「夢中に~」

を見つけたのは偶然ではなく必然だったのかもしれません。

「なぜ医療の場にアートが必要なのか」

当日のテーマとして、

「制限された環境の中にいる子どもは何を感じ、

また私たちには何ができるのか」

という問いをいただいたので

それを踏まえて

「なぜ医療の場にアートが必要なのか」

というタイトルでお話をさせていただきました。

厚生労働省の平成29年度の調べをもとに

小児の入院患者数は年間2万7500人いること、

本来、たくさんの経験をしてたくさんの人に出会って

成長していくはずの子どもが

これほど多く病院で過ごしていることを伝え

そんな彼らがどんな思いを抱えながら入院生活を送っているのかを

前段でお話しました。

治療や手術への恐怖、友達やきょうだいに会えない寂しさ、

先が見えない不安でいっぱいだと。

家族は大変な思いをしているからと

弱音を吐いたり痛いと言って泣いたりせず我慢を続け、

気丈に振る舞う子どもが少なくないことも。

話しながらこの不条理さに再燃する怒りを抑えながら 

そんな子どもたちに必要なこと、として私たちが取り組む

定期的な参加型アートについて話を進めました。

アートを鑑賞するのではなく

アートをするのだ、ということに力を込めました。

治療を受ける受け身の生活の中に、

自分の感性と相談しながら創造性を発揮する時間があったら、

病棟が治療の場としてだけでなく、

もっと積極的で主体的で

個々が自分らしく過ごす生活の場に生まれ変わるのではないか

と。

病院の固定観念を崩せたら・・・

いつも同じことを繰り返していますが

今回もまた新たに出会った人たちに

制限された空間で頑張っている子どもたちに

アート時間を届けることの意味

お話しできてよかった

と思います。

繰り返し、たくさんの人に伝えていくうちに

病院とは一時的に自分を諦めて治療に専念する場所

という固定観念を変えていけたら素敵だな、

と考えています。

『人を本に見立てて読者に貸し出す図書館』ヒューマンライブラリー。

自分が書いた本になりきって話すって

力がこもります。

病院の常識を変えてもいいんじゃないか!

と半ば力説してしまいましたが

本当にそう思うのだから仕方ない。

自分の本に勇気をもらった、なんて不思議ですが

これからも思いをぎゅっと詰め込んだ

本「夢中になれる小児病棟」になりきって

伝え続けたいと思いました。

さて、ヒューマンライブラリー、

読者として参加してみたいな、とも思いました。

アートで人は元気になれる

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