このご時世に・・・💦
コロナがやって来て、
そして医療機関が逼迫し、という頃から
医療者に余計な仕事を作ってはいけないと
普段以上に風邪をひかないよう、怪我をしないよう
気をつけていました。
それなのにやってしまった骨折。
入院した病院、通院するクリニック
共にワクチン接種に並ぶ人も多く
このご時世に骨折とは。。。
情けなく悲しくなるのです・・・。
そんな時癒されるものは
さて前回書いたレントゲンの結果に怖気づき、
極力動かないようにするために
通勤もタクシーを使っています。
そんな中、ほっとさせてくれるのは
運転手さんとの会話です。
運転手さんの指、折れてました・・・
「骨折ですか・・？」
「はい、しばらく〇〇無線さんにはお世話になります」
「ああ、いや、気をつけてくださいよ。
僕もこの前手の小指を骨折しまして・・・」
「そうでしたか・・」
「突き指だと思って、直後に
思いっきり引っ張っちゃったんですよ。
でもなんだかいつまで経っても痛みがひかないから
受診したら、『これ、折れてましたよ』って
言われちゃって。へへへ」
安全か検挙率か
別の日の会話。
「この間、パトカーが角入ったところに潜んでて
スピード違反を取り締まってるんですよ。
それでね、捕まったわけじゃないんだけど、
『お巡りさん、それ、なんのためにやってんの？』
って聞いたんですよ。
『スピード違反を取り締まってます』
『だから、なんのために取り締まってんの？』
『安全運転をお願いするためです』
『安全を守るためなら堂々と交差点なりに立ったらどうなの？なんでこういうところでやってんの？』
ってしつこく聞いちゃったんだよね。
そしたらお巡りさん、何も言わずにどっか行っちゃった。
めんどくさかったのか、それ以上説明できなかったのか・・。
とにかく、何でも起こってからなんだよね・・・」
と運転手さん。
「ああ、安全より検挙率・・ってことでしょうかね・・」
と意地悪な意見を言う私。
「他にもっとやることありそうですよね・・・」
思わず日頃ちょこっと思ってることをポロリポロリと
調子に乗る私。
さらに、
「確かに一旦停止させて路上で取り調べしてるから
その後ろ、渋滞になっちゃったりしてますよね・・💧」
と、ある日の情景を思い浮かべながら私。
笑い話にしていいんでしょうか・・・。
ああ、どっこい生きている
さらにその運転手さん、
「もっともね、プライベートで自分の車運転している時ね。
仕事中にはできないもんね、流石に・・・」
威勢のいい運転手さんが、
一転しんみりとしながら
日頃の釈然としない思いを一元の客に吐露する姿から、
みんなどこかで何かに矛盾を感じていたり
生きにくさを感じていたりしてるんだな、と思う。
ああ、人生。
一期一会の交流で感じた人間くささに、
どこか、ほっこりしてみたり。
ああ、みんなどっこい生きているんだ、
みたいな妙な連帯感を感じてみたり。
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思えば先日のクリニック待合室でのこと。
シートはスカスカなのに廊下は「密」って状態に
矛盾というか、
だからってシートの１つおきに貼られた❌印を
剥がすわけにもいかない
クリニックの悩み⁈も理解できたりして。
みんな、大小様々な矛盾や不条理に
折り合いをつけながら日々、生きているのだなあって
我がいとしの右足骨折部に目をやりながら
これまた妙な仲間意識を感じたりする今日この頃です。
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