コロナ禍で入院するということ
コロナ禍において感染以外で新規に入院することは
とても難しいことのように思っていました。
しかし手術を要する怪我をしてしまったからには
入れてもらわなくてはなりません。
このご時世、ただでさえ多忙な医療者に
自分の不注意がもとの治療をお願いすることが
とても情けなく感じた今回の入院でした。
厳重な入院前検査
入院前の検査にはPCR検査、そして
当日の抗体検査がありました。
PCR検査で陽性ならばそのまま自宅待機で
まずは感染症の治癒を目指します。
当日の抗体検査に進んでも仮に陽性なら
入院予定をキャンセルして
自宅にとんぼ返り。
陰性が確認できるまで入院は延期です。
私のような骨折ならまだしも、
早急に治療が必要な場合は
とても心配な事態になります。
このような課題があちこちで浮き彫りになっているのではと思うと
コロナへの憎しみ😠は倍増します。
幸い私の場合は両方とも陰性だったので
すぐに受け入れてもらえました。
面会禁止!
しかし、当然のように
これほど厳重な感染確認のもと
やっと入ることのできる病棟ですから
家族であっても面会は禁止です。
賑やかな入院生活
ここでまた前回の入院の時と比較。
救急救命センター、ICU、術後回復室、
そして二人部屋、四人部屋へと昇進⁈するにつれ
見舞いに来てくれる人も比例し賑々しいものでした。
もっともERにいたときのことは記憶にないし
ICUについてもぼんやりした記憶のみですが
後から聞いた話では
家族含め、たくさんの人が心配して来てくれたそうです
(全員にちゃんとお礼ができているか今でも心配(~_~;)。
四人部屋では
他の患者さんの面会もあって
それはそれは賑やかでした。
ベッドを囲むカーテンも昼間は全開
(おばさんばかりの病室はこうなります)、
時折看護師さんも参加してのおしゃべりは
痛みや入院していることを忘れる時間でした。
特に、お昼ご飯が運ばれてくると
一日のうちで一番の楽しみであるランチタイムです。
入院中に他者との交流があるということ
こんな風に人との交流があると
互いに労わりあったり
励ましあったり
自虐ネタや病気じまんなど披露したりして
(おばさんばかりの部屋だとこうなります)
入院生活が結構楽しかったりするのです。
面会者に
「あなたも気をつけなさいよ~」
などと言いながら
自らの経験を生かした講義を始めたり・・(^^;;
悶々とした入院生活
しかし・・・
自分らしさを忘れずに楽しい入院生活を送りながら癒すのか
こんな場所早く出たい!と思いながら悶々と過ごすのか
明らかに、前者の方が早い回復が待っていそうです。
今回はコロナ禍ですから
当然面会者は0。
カーテンは閉めっぱなし。
後者も後者、究極の後者です。
入院中の子どもの気持ち
子どもの入院を思います。
おばさんの入院とは違い、
いっぱい遊びたいのになぜ自分だけが・・・
いつまで我慢すればいいの?・・・
友達に会いたい・・・
そんな風に思いながら過ごす子どもには
カーテンを全開にして同室の子と友達になるきっかけ
自分を思いっきり表現する時間
楽しくて思いっきり笑う時間
そういった時間がたっぷりと必要なのだ
ということを
今回の入院で改めて痛感しました。
コロナ禍ではそうしたくてもできない
ダブルパンチをくらった状況です。
楽しみ プラス 成長 という点で
とても歯がゆく、無力さを感じます。
家族にとってもなおさら辛い日々なのではと察します。
活動再開待ったなし!
早く早く
コロナが終息して
またはwith コロナで十分命が保障できる世の中になって
SHJの現地訪問活動を再開しなくてはなりません。
それまでは、オンラインで可能な限り双方向のやり取りを取り入れ
コロナ禍で入院する子どもの
すこしでも力になれたらと思い活動します。
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