子どもが大切にされる平和な社会へ

体育の授業を受けるか、見学するか

小学生の厳しい取り締まり

前回綴った写真家ハービー・山口さんのこと。

山口さんは子供のころ病弱だったために

体育の時間はいつも見学だったそうです。

しかしある日、

お父さんとキャッチボールをしているところを

同級生に見られて、

「キャッチボールができるのに

体育の時間を休んでずるい」と

学校でみんなに攻撃されたとも

新聞の連載エッセーで綴っています。

それにしても小学生の取り締まりは厳しいものです。

私も思い出せば3年生の頃だったか、

”寄り道禁止‼️”という決まりを破って

下校時に友達の家に寄ったところを

同じクラスの男子に見られてしまい

次の学級員会で総攻撃を受けた、

という苦い⁈経験があります。

しかし私の場合は

決まりを破ったのだから当然、

吊るし上げに耐えるしかありませんでした😭。

反論の余地、全くなし。

表現活動を生きる希望に ある写真家について ハービー・山口さんという写真家がいる。 「長い病歴は良い思い出ではなかったが 私の撮る写真に優し...

不条理を受け入れるのが大人になること?

自分のことはさておき

山口さんは

もう、人目に触れないように生きていこうと

その時、子どもごころに思ったそうです。

辛かっただろうと思います。

世の不条理を、幼いながら受け入れ

自分の身を守るために立ち居振る舞い方を変えるって、

健気だなと思います。

10歳も過ぎればだんだんと

大勢の中の自分、というものを認識するようになって

行動を自ら抑制していく時期でもあります。

客観視ができるようになる時期で

それは良くも悪くも順調な成長の印、

そしてそれは世の中を自立して生きていくためのステップでもあります。

だんだん大人になっていくなかで純粋さを失っていく切なさもあります。

自分は自分、と言い切る勇気を持ちづらくなるのは成熟と言えるのかな、

と思ってしまいますが、

社会がそれを許さないのも事実。

受ける?見学する? 0か100しかないの?

それにしても

体育の授業で他のみんなと同じように運動することは

体力的に難しいけれど、

自分のペースでなら身体を動かすことができるとしたら

それは大いにやるべきだし

責められることは何もないはず。

そこのところ、

ずるい、

と言った子どもへの大人の反応はどうだったのかな。

ここでも、体育の授業を

受ける、見学する

の二項対立の危うさを感じます。

ずるいと言った子が

「あれ?あいつ体育休んでるよな」

という目で見てしまったとしても

その次に相手の事情とか都合とか

みんなと同じにできない理由があることに

想像力を働かせられるような包容力や思いやりが欲しいところ。

0か100かでしか物事を見られないとしたら

なんと世知辛い少年時代でしょうか。

物事を合理化することに躍起になる大人の都合がそうさせているとしたら

私たち大人こそが

違いに気づき、それを認め合いながら幸せに生きるとは?

を考え直さなくてはなりません。

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