子ども同士のコミュニティ
児童・保護者の助け合いや
地域全体で子どもたちの安全を守ることを目的に
主に登下校のパトロールなどを行う「地区班」
というPTA活動があります。
私が小学生のころも、
(主に1960年代^^;)
近所の小学1年生から6年生までの
集団下校する程度の人数で地区班というグループが
作られていました。
現在の地区班は子どもの安全を守るための
パトロールなどが主な活動のようですが
当時、私の住んでいた地域では、
季節に応じたイベント、
例えば
花火大会(と言ってもスーパーとか薬局で売っている家庭用花火セットを使います)
ミニ遠足や
餅つき会
など、輪番で世話役の保護者が
伴走しながら
高学年にリーダーを任せるかたちで
班の交流がさかんでした。
6年生が卒業するときは
世話役の家を会場にお別れ会をして
中学校で始まる英語学習に向け
英語辞書をお祝いにプレゼントする
というのがお決まりでした。
次なるリーダーにバトンタッチして
新しい年度が始まります。
大人のファシリテーションのもと
年齢を超えて仲良くすること
助け合うことを
身体で学べる
こども同士のコミュニティがありました。
空き地や森、川や木の上へ・・・
当時はお稽古に忙しい子なんていなくて
下校後は玄関にランドセルを放り投げて
近所の空き地に
約束するともなく自然に集まったもの。
冬などは暗くなるまで外にいました。
私が特にアウトドア派だったという訳ではないと思います。
低学年の頃から仕立て屋だった母に布の端切をもらっては
人形や袋物なんかを作るのが好きでしたから。
でも、やっぱり雨でない限り、
空き地や森へ、川へ、そして木の上へ・・・
と遊びまくったものです。
一人だっていいし仲間がいてもいいし、という具合。
集まるのは同じクラスとか
学年や性別に全く頓着せず
目的もメンバーもその日その時次第。
親は親で特に心配するでもなく(安全な時代でした・・)
夕飯の支度をしたり
近所の仲間で井戸端会議したり(昭和の古き良き風景がここに)。
地区班の活動が多様性を知る一歩
異年齢の集団の中で
年長者は年下の面倒を見、
年少者はお兄さん、お姉さんを敬い慕う
そんな環境に身を置くこと自体が
いろんな子がいる当たり前さと
多様性を肌で感じるまず一歩
であるように思います。
子どもたちの生活スタイルや
治安も変化した現在、
地区班の形も変わったと察します。
しかし安全に配慮した上での
当時のような地区班活動の復活も
インクルージョンの土壌づくりに一役買うのでは?
と、国連の勧告「特別支援教育と普通教育を統合せよ!」を受け
インクルージブ教育、人権意識、多様性などに思いを巡らせているうち
ふと、昔(大昔!)を思い出しました。
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