つれづれにっき〜スマイリングな日々〜

最近のご注文 👖

針と糸と布と

NPOの代表として活動する傍ら

個人的に

✔︎好きなこと

✔︎誰かが喜んでくれること

を軸にして行っていることがあります。

好きなこととは、

針と糸と布と共に想像を広げ

ものづくりすること。

無上の喜びです。

これは仕立て屋だった母の影響で

愛用のミシンは

作る喜びを教えてくれた母の形見。

気に入った布があれば購入して

バッグなどの小物を作ったりすることは

日常ですが、

ある人から相談を受けたことから

障がいのある子どもの衣服のお直しを始めたのです。

このことは以前ブログにも綴りました。

新たなライフワークは服のお直し屋さん お直し屋さんの原風景 洋裁を独学で身につけた母は 私が物心ついた頃から 自宅でミシンを踏んでいた。 洋服の仕立...

「自分でできる!」のために

車椅子に乗りながら

誰かの手を借りずに

お手洗いを済ませたい、

という筋ジストロフィーの男子高校生からの依頼で

スゥエットパンツにファスナーをつけたのが

始まりでした。

便座に移乗せずに

車椅子に乗ったまま

尿瓶を当てることができるようになり

大変重宝してくださっていて嬉しい限りです。

人の手を借りずに自分でできる

というのは自立と自信につながり

可能性は生きる喜びにつながります。

これまで、この方の着替えとして

7着のお直しをしました。

あるもので済ませなければならない、

ではなくて

✔︎あるものを使いやすく作り直す

✔︎ないのなら作る

そんな発想を大事にしたいと思っています。

「おしゃれに挑戦」のお手伝い!

あるものを使いやすく作り直す!

そんな私のやる気!が伝わったのか

おしゃれにも挑戦したいということになり

この方の気持ちにワクワク!

大いに賛同しました。

高校生男子、おしゃれしたいよね!

よっしゃ!

となり

ジャージー素材のパンツではなく

チノ-パンを履きたい

という依頼に二つ返事、胸が躍りました。

伸びない素材のチノパンは

車椅子に座りながら

ファスナーを開けるのは大変。

そこで今度は逆に既存のファスナーを外して開口部を閉じてしまい

両太ももあたりから腰のポケット部分を通り

おへそに向かって

弧を描くようにぐるりと切り

そこに両脇に向かって開くことができるように

ファスナーを2つつけることに。

課題は簡単に解決できず・・・

しかし仕上がりに満足したものの見た目に誤魔化されてはダメ。

実際に試してもらうと

やはり伸びない素材という課題が立ちはだかりました。

ファスナーの位置などを工夫しても

座ったままだと窮屈で

開け閉めが依然困難です。

身体は自由にならないけど

好きなファッションで

心自由に

おしゃれしてほしい気持ちはそのまま。

次なる注文が

なんとか良い方法を、と考えているうち

並行して行っていた

制服のお直しの

次なる依頼が来ました。

ただでさえ制服の素材はゴワゴワしていて

肌に馴染みにくいもの。

肢体不自由特別支援学校の生徒に

普通校の制服を購入させる学校も学校だという

不合理さは傍に置き

お直し開始です。

脱ぎ着を楽にするため

スラックスのファスナーを取り外し

開口部を閉じ

ベルトを総ゴムに作り替えました。

これが大好評で

これまで5着ほど請け負いました。

CVカテーテル保護カバー

さらに並行して行っているのは

中心静脈カテーテル保護カバー。

小児がんなどで長期入院中に繰り返し

注射や点滴、採血をしなければならないとき

鎖骨、首、太ももの付け根の血管に

カテーテルを挿入、常駐させ

注射器や輸液チューブをつなぎますが

子どもにとって保護カバーは

感染症や誤って引っ張ってしまうことなどを

防ぐために必須です。

治療が始まったと同時に

子どもが使えるように

病棟へ置いてもらいます。

繰り返しの洗濯でへたってしまうので

作り続けては小児病棟へ送る、

という流れです。

病棟によっては10個の在庫が必要になるので

活動病院のうち、長期入院の子どもが多い

ところへ1病院ずつ案内し

必要数出来上がったところで郵送し

置いてもらっています。

現在2病院で活用いただいています。

病院と連携して

よりふさわしい形を作り

役立ててもらうのは

やはり無上の喜びです。

年齢やカテーテルの位置に合わせた

リクエストも出ているので

それについてもまたこちらにて綴ります。

中心静脈カテーテル保護カバー SHJちくちくチーム 「ボランティアさんも来れなくなり 活動が大幅に減り、 子どもたちはYouTubeばかり見ていて...

どうすれば・・・考えるのもまた楽し

障がいのある方のおしゃれを課題に

まず取りかかった

「チノ-パンの改造」は

目下の課題となっています。

どうすればいいのか・・

考えるのは楽しいけど行き詰まる。

課題かいけつのための

工夫についてもまた

次回綴ります。

👕障がい児者の「衣」にもっと注目して!👚 制服から考える 卒業式、入学式・・・ 学校では様々な式典が行われる季節です。 卒業生、在校生、 入学する子ども...

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