ばあば、いつまでもげんきでね
18日は敬老の日でした。
孫たちが保育園に行っていた頃は
「ばあば、いつまでもげんきでね」
といったメッセージ付きの孫の手作りカードが
園より送られてきたものです。
さすが、保育園は素敵な計らいをしてくれます。
折々を大切に保育をしているのですね。
今では一番下の孫が2年生だから
かれこれ2年もこの
嬉しい^^;カードをもらっていない。
その代わり
「だってばあば全然おばあちゃんに見えないよ!」
という
これまた嬉しい言い訳⁈
が敬老の日の祝辞⁉︎となりました。
知らなかった敬老祝い金!
さて、
「敬老祝い金、存続?廃止?」
というニュースを見て、
え!敬老祝い金なんてあったの?
と、未知の世界に遭遇。
調べてみると
500もの自治体で実施されているそうです。
厚生労働省によると、
昭和38年に高齢者福祉を担う施設や事業などについて定めた
「老人福祉法」が施行されたのにあわせて、
国が100歳の高齢者への記念品の贈呈を始めた流れから
祝い金贈呈を自治体が行なっているそう。
また
公的年金制度の補完の目的で支給が始まり
その後、社会情勢の変化により
「祝い金」という形になった自治体もあるそうです。
額は全国一律ではなく
各自治体により
大体80歳に5000円から始まり
5年後に10000円、
またその5年後に5000円とか、
100歳では100000円!
というところも少なくありません。
廃止か存続か
このうち
今回、存続か廃止か、
をめぐって揉めたのは
秋田県の、とある市。
廃止して
子育て予算に振り向ける、という案に
猛反対の意見が出て結局却下となったそう。
賛成4、反対11 !!
なんでも、この市の高齢化は44%、
一方生まれる子どもの数は減り続け、
10年前の半分近くにまで落ち込んでいることを受け
子育て予算を増やす案が浮上したというわけだ。
(以上NHKWEB特集参考)
子育て活性化?それともお年寄りの楽しみ?
とても良い案ではないでしょうか。
しかし多勢に無勢。
”お年寄りの楽しみを無くすな!”という圧倒的意見の前に
子育て世代支援への振り替え案が消えてしまいました。
高齢者を敬い大切にするべきことに異論はありませんが
今回のことでがっかりしてしまうのは私だけでしょうか。
超高齢化社会において少子化対策を行わなくてはならない中で
これほどの矛盾はないと思うからです。
この期に及んで祝い金条例が闊歩していること自体に
一瞬思考が停止してしまうほどの衝撃です。
若い子育て世代を顧みず
楽しみを奪うな、
とは
今だけ、自分だけのことしか考えない
弱者への思いやりなど微塵もない自己中・・・
とは言い過ぎたかな。
子育て支援予算、
まずはここから捻出することは
ごく自然な発想に思えます。
5000円?10000円の楽しみのために
これからの世代や未来への展望を蔑ろにするとしたら
祝い金を受け取る資格などないような気がするが
どうでしょうか。
ある言葉が浮かびます。
「老害」
私もあと数年で高齢者だけれど
こんな年寄りにはなりたくない。
若者のために下支えできるのであれば
一歩も二歩も下がっていたいと思う。
人生の先輩が若い人や子どもを応援するのは
ごく自然なこと。
愛情と包容力と利他の心を培いながら
年を重ねたいもの。
高齢者と若い世代に分断が生まれないことを祈るばかりです。
*****
提案者は情報や意見の共有が
十分でなかった、
と理解を得られなかった理由を話していますが、
だとしても
止まらない少子化に対策を!
地域の存続、活性化のために!
という説得に対し、
楽しみを奪うのか!
には
何をか言わんや。
とても寂しい気持ちになります。
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