SHJのこと

再開初回で英語絵本読み聞かせ😉なんちゃってアーティスト再来!😅

なんちゃってアーティスト再来の舞台

2012年5月に活動を始めた最初の病院は

神奈川県立こども医療センター。

全国に15ある小児がん拠点病院の一つ。

小児がんの子どもや家族等が安心して医療を受けられるよう、

質の高い医療と支援を提供している

厚生労働省により指定されたのが小児がん拠点病院です。

みっちり一年間、

ここ、神奈川県立こども医療センターで

小児病棟でのボランティア活動の何たるやを身に付けた

SHJの次なる活動場所は

東京広尾にある

日本赤十字社医療センター小児病棟。

当エッセーの舞台です。

日赤で再開!

こちらで先日1月15日、

4年ぶりの再開となりました。

このセンターでは

昨年5月にコロナが5類に移行したのを受け

ボランティア受け入れの準備を進めていました。

病棟に入って活動する場合、

・おたふく風邪

・風疹

・はしか

・みずぼうそう

の4種類の抗体検査をして

基準値に満たない場合は

当該感染症のワクチンを打ち

抗体検査の結果と

必要な場合に受けたワクチン接種証明、

そして健康診断の結果を提出して

初めて入棟できます。

もちろんSHJのアーティストは

この4種の抗体検査を受けていますが、

継続希望のボランティアに対して 

日赤では再度検査をすることになりました。

抗体検査は高額なので

全て無料で実施というのは大変助かりました。

患者の安全と活動者の感染予防対策を万全に講じた上で

ボランティアの訪問を心底待っていてくれたことがわかります。 

コロナ禍、新しいアーティストやアシスタントが応募してくれ

再開を心待ちにしてくれているなか、

当センターでは新規ボランティアの受け入れは当面しない、

というのは残念ですが、

事故や混乱を避けるために仕方がない策でしょう。

春以降にまた応募があるのでは?

と期待しているところです。

病院での感染対策を実感

師長がかわり、新しい保育士が2名増えた

と聞いていたので

4年の間に様子が全く変わっている

と想像し不安もありましたが、

しっかりとした体制で迎えてくださったのにまず安心しました。

感染対策のため、プレイルームに集まることはせず、

個室や病室のベッドサイドをまわりました。

マスク着用、マスクに装着する簡易ゴーグルは

各病室入口に設置してあるものを都度交換して使用します。

今後もマスクは持参、ゴーグルは病棟のものを使います。

現在、現場訪問が再開された他病院は

訪問者数を抑えるためにアーティスト単独で行っていますが

今回、人数制限なし!とのことで

新しい師長さんほかスタッフの皆さんにご挨拶もしたくて

アシストしたのですが

コロナを受けての現場での活動、

こんな感じで感染対策をするのか〜

と実感を持つことができました。

対面での参加型活動の躍動感!

さて再開初回の活動は

声優 友川まりさんの「お話会」でした。

拙著「夢中になれる小児病棟」で綴っているエピソードの中に

声優による朗読のダイナミックさと

それが子どもや親御さん、病棟スタッフの気持ちを

高める様子を描いた箇所があります。

(「夢中に〜」P.109第4章 子どもが変わる、家族が変わる、現場が変わる)

現場訪問の代替案として始めたオンライン訪問でも

スマホジちゃんの声でMCを務める友川さん。

友川さんのイキイキとした朗読は、

対面でいっそうの躍動感が空間に広がります。

小さな子には優しく語りかけるように、

年長のお子さんには臨場感をたっぷり込めて、

と場に合わせた工夫が溢れていました。

ケラケラ笑う子、お母さんと一緒に聞き入る子、

お話に参加する子、

さまざま楽しんでいました。

体調がすぐれず聞くことに集中するのが難しい15歳の男の子の部屋では、

我が子そっちのけ(⁉︎)で

夢中になって引き込まれている付き添いの親御さん(父母)がいました。

「私たちの方が楽しませてもらいました!」と。

これも大事なことでとても励みになりました。

なぜって、自分のせいで家族は大変だと

勘の良い子は気づいています。

そんな家族がそばで楽しそうに笑っている姿は

どれほど子どもにとって救われる気持ちになるでしょう。

一言で紙芝居と言っても

大人でも楽しめるものがあるのです。

友川さんの講談風、パンチの効いた朗読により

そこにいる全員の表情がパッと明るく変わることで

大人も子どもも気持ちが高まることを物語っています。

なんちゃってアーティスト松本

さてさて今回のテーマ「なんちゃってアーティスト再来!」

ってなんのこと?

失礼しました。

いつものように前置きが長くなりました。

活動を始めた頃にアーティストの数が足りない時

私、松本が得意なものづくりの活動をすることがありました。

私はプロではないので

「なんちゃってアーティスト」

として

「ごめんね、今日は私が代打です😅」

と言いながら病棟を訪問していました。

広尾にある日赤医療センターは土地柄でしょうか、

外国人の患者さんが多いので

簡単な通訳を頼まれたことはありましたが

まさか

4年ぶりという緊張の中で、

”英語絵本の初見読み聞かせ”

を保育士さんから命じ!られるとは!

「あの、松本さん、日本語がわからない方が入院されているのですが

今日は読み聞かせの日なので英語の絵本を読んであげてもらえませんか?」

この保育士さんは拙著にコラムを寄せてくださった方で、

私が断るはずがないという自信をたっぷり滲ませながら

プレイルームの本棚に私を引っ張っていきました。

「英語の絵本、この辺りにたくさんあるので適当なものを選んでいただいて・・」

いつもアーティストの傍で、すごいな〜

と尊敬と憧れの気持ち、そしてSHJとしての誇らしさを胸に

必要時のアシスト以外、”壁”に徹していた私に

アーティスト(なんちゃって)の役が回ってきた!

この無茶振り、実はとても嬉しかったのです。

頼りにされるって何か気持ちいい。

頼まれた瞬時からワクワクしてきたのですから

”小さな子に可愛らしい英語の本を読んであげたい”

という潜在意識に気づいた瞬間だったと言えます。

お話の中で時々対話しながら楽しく読むことができました。

友川さんのおかげで日赤再開初回を

4年ぶりとは思えないスムーズな再スタートを切ることができました。

そして知らなかった自分に出会うこともできた

そんな有意義な一日でした。

〜ふと振り返りたくなった今朝〜先日、久しぶりに活動のアシストをして、すっかり病院に受け入れられてきたな、と実感。それどころか、とても気持ち良く活動ができる居心地の良さ...
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