SHJ設立に導いてくれた子どもたちとのエピソードをブログに綴ってきました。改めて振り返ることで彼らからのメッセージを今一度、心に留めてみたくなりました。
1ヶ月弱の担任となった初めて受け持ったTくんは、ハンマーで頭を殴られるほどの衝撃と共に、無知さ、非力さ、そして大切なことに気づかせてくれました。
時間が過ぎ、Tくんに何もできなかったことの埋め合わせをするかのように、何か面白そうなことを探し求めた日々。Tくん、君だったら何がしたい?
3歳で発病し闘病し続けたRくんは年齢よりもはるかに成熟していて、私の未熟さが見透かされているような感覚を何度も味わいました。それでも彼との対話は心地よくて豊かなひと時でした。「命ある限り、精一杯自分を生きる」そんな決意を秘めた気高さが彼にありました。
■SHJヒストリー8 心臓移植を待つFくんに教えてもらったこと
いたずら好きなところが気の合う理由。巨大な人工心臓に繋がれ、容易に病室から出られない。それでも辛いなんて文句の一つも言わない。そんな明るいFくんはみんなの人気者。何度慰められたことだろう。
生まれてからほとんどを病院で過ごすMくん。
彼に与えられた特別な使命を、そしてその意味を見い出して、きっと世の中のために行動してくれるような気がする。入院しながら就職と言っていた。会いに行こう。
続く。
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