つれづれにっき〜スマイリングな日々〜

駅ホームエレベーターの怪・・;

最近はほとんどの駅ホームに

改札階行きのエレベータが設置されたように思います。

ベビーカーを抱えて階段を上り下りするお母さんの姿を

以前ほどは見かけなくなりました。

駅ホームエレベーター設置状況を知りたくなり

検索しましたが、実態を知ることのできるサイトがみつからなかったので

自分の行動範囲に限った見解にすぎませんが。

我が!京王井の頭線の人気駅「吉祥寺」は

エレベーターが使いやすいと評判です。

それもそのはず、ここはターミナル駅ということもあって

構内はゆったりとしたスペースが確保されているから。

しかし駅によっては既存のホームに設置したことで

両脇の通路が狭くなって

かえって危険を感じることもあります。

それはまさしく我が!事務所のある浜田山駅。

井の頭線は、東京のど真ん中を走っているとは思えないローカルな雰囲気。

愛おしくもあり、切なくもあり。

けい太くんというキャラクターもあって

「なかよし!いのからしら7きょうだい」

という絵本まで出ています。

ちなみにこの絵本は、

レインボーカラーの井の頭線1000系を7人の兄弟姉妹として、井の頭線沿線の風景や主な駅、車内を紹介したお子様の想像性を育む内容の物語絵本(Amazonサイトより)

というコンセプトで作られています。

地域の子ども目線を大切に運営するローカル度数かなり高い!

とは言っても、井の頭線はどの駅もかつてとは比べものにならないくらいおしゃれになり

駅ナカなんかもできたりしてバージョンアップ!

した駅がほとんど。

そんな中、

浜田山は代々住み続ける人の多い愛着を呼ぶ町で、商店街もなかなか賑やか。

線路ギリギリに商店が立ち並ぶ風景がローカルさを際立たせています。

そのギリギリ感が駅拡大工事を難しくさせているのか

やっと地下が作られ

かつて地上の改札を通るために上り降りの線路の間で遮断機が上がるのを待ったものでしたが

その必要がなくなった程度。

ホームを広くできない事情から設置されたエレベータは

通路を確保するためにやっと数人が乗れるサイズになっています。

そうなるとベビーカーや車椅子利用者は

なんども見送り

やっと乗れるということも。

ホームエレベータに長蛇の列ができているのを何度も見ました。

人だかりができるほど入り口を塞いでしまっているような状況も。

「誰から乗る?」

と遠慮しあったり

一期一会の出会いの中で瞬時に優先順位をつけなくてはならなかったりの焦り

一人ひとりの顔に現れています。

このような妙な雰囲気を目にするたび

ホームを広げることができないローカル線の悲しいサガを思い知らされます。

駅が作られた昔々は

ホームからスロープを下り、渡ったところに改札があったから

ある意味バリアフリーだった。

合理性とか利便性とか、誰のためかな、なんて思います。

今のホームエレベータ事情を思えば

マジョリティの利便性(踏切待ちフリー)を優先させたゆえの

無理くりノーマライゼーション。

なんとも言えない矛盾を感じます。

怪シリーズ第2弾は

ホームエレベータの巻でした。

次回第3弾は

「ホームドアの怪(~_~;)」

を予定しています。

1/28投稿:怪シリーズ第1弾「優先席の怪・・;)