子どもが大切にされる平和な社会へ

👦マインドフルネスと子ども👧

3ヶ月にも及んだ休校により、

  だらだら過ごすようになった・・・

  運動不足のため体力が落ちた・・・

  ゲームの時間が長くなった・・・

  生活習慣が不規則になってしまった・・・

そんな親の心配があちこちから聞こえてきそうです。

しかし

子どもは大人が思うよりずっと

適応力

回復力

があるんじゃなかな、と思っています。

成長への伸びしろがうんとある子どもは

成長が終わった⁉︎大人とは違います。

比べ物にならないほど。

大人は

  ああしなきゃ

  こうしなきゃ

  ダレた分これから取り戻さなきゃ、

と焦るだけで空回り。

反対に

子どもは

その日いちにちを精一杯過ごして

色々思い悩む暇があったら回復どころか

成長していくのです。

過度な心配は無用なのではないかな、と思っています。

🌻 🌻 🌻 🌻 🌻

マインドフルネスという言葉があります。

心を今に向けた状態のこと。

今現在において起こっている経験に注意を向ける

心理的な過程です。

大人は済んでしまったことを後悔したり

あれこれ邪念が仕事の邪魔をしたり

疑心暗鬼になってあれこれ心配したり・・。

心配事や不安や

マイナスのこともプラスのことも含めて

”今”から気持ちが外れていることが多かったりします。

そんな心理状態がストレスを生み、

集中力を削ぎます。

仕事の効率をあげようと、

ストレス軽減や集中力の強化に役立つ

マインドフルネス瞑想を

社員研修の一環として導入する企業も多いと聞きます。

大人にとって

研修とかイベントで講義を受け、練習しないと

なかなか習慣づけることが難しいマインドフルネス。

これを子どもたちは難なく

あらゆる瞬間行なっているのです。

なんと効率的⁉︎な。

いえ、なんと素直なのでしょうか。

今、この時を夢中で生きています。

だから私は子どもを見ていると

心が洗われる気持ちになるのだと思います。

いわばマインドフルネス瞑想は

大人が子どもに戻る練習だと言えそう。

だから

子どもの回復力、適応力

伸びる力を敬い

もっと信じていいんじゃないかなと。

🌻 🌻 🌻 🌻 🌻

さて

3ヶ月もの休校に伴い大人が心配しているのは

休校が長引いてしまい大幅に学習が遅れてしまったこと

失われた授業日数45日をなんとかして取り戻さなければならないこと

カリキュラムをキャッチアップさせること

そのためにどうしたらいいかということ。

しかし心配はそこではありません。

3ヶ月も非日常を逞しく生きた子ども

相当のストレスを溜めているはずだということ。

まずは”今”の彼らの心理をちゃんと理解して

学習の遅れは横において

→2020/5/28投稿〜学校再開・学習の遅れは横に置いて

→2020/5/30投稿〜続・学校再開・学習の遅れは横に置いて

ゆったりと回復させてあげることが大事です。

ゲームだって少しぐらい時間が伸びたって大目に見てあげて。

家でのだらだら中に

もしかしたら新しい発見があったかもしれません。

学校が始まれば生活習慣も

衰えたかもしれない体力も

元に戻ります。

日常生活が何よりのリハビリ。

これは自分が交通事故による負傷で身体が動かなくなったとき

生活そのものが身体のリハビリに役立っただったことで実感しています。

40にして

回復したのですもの

子どもの力を信じましょうよ。

決して取り戻そうと

ぎゅうぎゅうづめにしないで欲しい。

夏休みを短縮するのであれば

本来は子どたちが休むべき長期休暇なのだということを

常に念頭において

無理なカリキュラムはやめて欲しい。

「こなす」ことばかりに気を取られないで欲しい。

さらに願うことは、

大人の心配と行動が

かえって子どもたちを

勉強嫌い

学校嫌いに

してしまわないように。

家庭で取り組む課題が増えることで

お母さんの負担を増やし

親子関係が悪くならないように。

主体的であるべき「学び」が

単なる押し付けられた作業にならないように。

学習の遅ればかりに近視眼的にならず

広い視野で子どもを

子どもを取り巻く状況を

見つめて

大人もゆったりした心でいて欲しい。

そのために

大人は子どもから

マインドフルネスを

教えてもらおう。

3ヶ月も休校なんて初めてのこと。

それが実際にどう影響するのかはまだ誰も知りません。

確実でないことや未知のことに気を配られて

今を無駄にしないように。

今のこの状況に注意を向ければ

これから起こるだろうと言われている大災害に備える練習という視点もありかと。

もちろんここで言う「今のこの状況」というのは

学習が遅れていること

ではなく

コロナで子どもも大人も疲れている、ということ。

そしてその原因が、いつでも起こりうる災害や感染などの禍であるということ。

今こそ

私たち大人にとって

マインドフルネスが大切な時です。

一度疲れた心をリセットし

本当に大切なことを見つめるために。

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