コミュニケーションの道具でもある音楽を通して
シンプルに
「同調する」「共鳴する」
という方法で
互いに理解が深まる
そんなことを綴った前回。
このことを改めて意識した「学びサポート」音楽の時間では
さらに発展したことがありました。
アーティスト石橋和子さんの発案 ”指ダンス!”
アーティストピアノ弾き語りと
Cちゃんと家族によるパーカッションでセッション。
この音楽に合わせて
両手の人差し指と小指を脚に見立てて
踊りを披露するのはアーティスト。
両手両指がぶつからないように
リズムに合わせて軽快に・・
やってみたけどどうしても指と指がもつれてしまう。
何度か練習しないと無理。
これは指先の柔軟なピアニストだからできること?
曲は
5匹のこぶたとチャールストン
1961年に発表された原曲は
“Shimmy Shake”
シミーとは、肩・腰を激しく振るダンスの一つだそう。
64年には
みんなのうた
や
お母さんといっしょ
でも歌われるようになったノリの良い
いつかどこかで聞いたことのありそうな曲です。
まず、ピアノ、歌、パーカッションのセッションを録音。
映像にはCちゃんの家の犬2匹もちょろちょろと出演します。
そして録音した
”5匹のこぶたとチャールストン”
に合わせて
アーティストの4本の指を2匹の子ぶたの脚にして
指ダンス。
より華やかに爪には色をつけて。
ティッシュとマスキングテープででささっとチュチュを作って
手の甲に貼ればスカートを履いたこぶたの出来上がり!
バックにはもちろん3匹の子ぶたの脚が。
2匹+3匹=5匹!
まるで一列に並んで一斉に足を振り上げる
フレンチカンカンのよう。
そしてダンスの舞台は
真っ赤なカーテンとキラキラの看板がついて豪華絢爛。
Cちゃんご家族の手作りです。
ここまでの録画素材を
学びサポートコーディネーターが編集して
1つの作品に仕上げました。
その名も
「フィンガーダンス
5匹の子ぶたとチャールストン
by Kazuko & Cちゃんファミリー楽団」
実はこれ、Cちゃんの音楽の時間に
ノリの良い家族が温めていたアイデアでした。
「いっそ
YouTubeスマイリングちゃんねるにアップして
病室でも子どもたちに楽しんでもらおう。
病室でのアクティビティとして提案してみよう」
と。
医療用手袋を看護師さんに分けてもらって豚の足を作り
チュチュはベッド脇に必ずあるティッシュを破って形作り、
貼り付けるためのマスキングテープも
看護師さんにもらって。。
手が思うように動かせない子は
保育士さんに手伝ってもらって・・・」
そんな風に
Cちゃん宅では医療スタッフの忙しさをよそに
子どもたちが楽しめるようなアイデアが
尽きることがありません。
さて今回アップした動画には
退院してお家で闘病するCちゃんも参加しています。
打楽器を叩きながら
入院しているみんなに応援を送っているかのよう。
離れていても伝えられる
オンラインの活動。
病院という環境で
スタッフの手を煩わせない範囲でできることを
可能な限り行なっていきたいと思います。
感染が収まり活動が再開しても
アーティストによる動画の配信は
活動の一つとして続けていくつもりです。
コロナが産んだ
新しい活動。
今回はさらに子どもも参加する
という画期的なものです。
入院していても自分のベッド上から広く発信できるようになったらいいな、
そんなきっかけづくりになれたら嬉しいです。
Smiling Hospital Japan Official Website
Smiling Hospital Japan Facebook