重度障害者・生涯学習ネットワーク
文部科学省委託事業
「令和4年度学校卒業後における障害者の学びの支援に関する実践研究事業」
が、
11/25~27の３日間、
パシフィコ横浜（横浜市西区みなとみらい1-1-1）で
行われました。
重度障害者・生涯学習ネットワークとは、
特別支援学校などを卒業後、
障がいや病気のために通所施設等の
毎日の利用が難しい18歳以上の方のご自宅等を
学習支援員が訪問して、生涯学習に取り組む団体により
平成29年12月25日に発足しました（令和4年6月1日現在12団体）。
参加団体
ネットワークに加入する各在宅訪問学習支援団体はもちろん、
ICT支援機器を研究開発普及を行なっている企業や団体*
スイッチを活用してアクセシビリティを追求し啓発を目指す個人や団体*が
一同に会しました。
参加企業・団体*
ユープラス
ライフハック
バーチャルウォークやOriHimeも！
展示部門では
学生の作品や学びの様子を紹介し、
支援機器体験部門では
障がい児者の遊びや学びを支援する機器を体験してもらいました。
また、
医療的ケア児者の生涯学習を推進するフォーラムでは
学生の発表、エプソン「ファンタスカー体験会」、
シンポジウムが行われました。
シンポジウムには残念ながら参加できませんでしたが
訪問型生涯学習支援事業の制度創設に向け
当事者家族や専門家からの発表を受け
持続可能な訪問型生涯学習支援にするための提案や
講演、協議が行われたそうです。
ストレッチャーや車椅子で続々と来場くださった方たちは
様々な支援機器や教材、教具、玩具などを体験され
大変賑やかな３日間でした。
外出が困難や遠方のために会場への参加が難しい障がい児者の方は
オンラインで会場とつながって会場を見て回ることのできる
バーチャルウォークによるオンライン参加や
分身ロボット「OriHime」を使って遠隔で受付や案内の業務体験をされる方もいて
多様性に基づいたインクルージブなイベントでした。
テクノロジーの中にキラッと光る自然素材
SHJは展示を行いながら
支援機器体験部門では
在宅訪問学習支援学びサポートで使用している
手作りの感覚教材を陳列し、
来場くださった方々に
手にとりじっくりと体験していただきました。
きょうだいさんたちも一緒になって遊んで行ってくれ
オリジナル教材の汎用性をここでも改めて実感しました。
分身ロボットも仕事の手を休め、体験してくれました^ – ^。
ICTを使った支援機器が大多数を占める中
自然素材をふんだんに使った木製の教具は
ひときわ目をひいたようで
実際にその感触や重さ、使い心地などを試される方が
あとを絶ちませんでした。
”思わず触りたくなる教材”
というコンセプトがここでも証明されたような
「自然素材」の底力を感じ、嬉しくなりました。
・重さ
・明確なフィードバック
・ハッキリとしたコントラスト
・固定
このような教材の持つべき要素を備えた
SHJバリアフリーみんなの教材の趣旨が
このイベントで多くの方に実感していただけた
手応えを感じました。
また、寝返りを打てない方も部屋の中や周りの様子が見られるよう回転するカメラ
「きょろきょろシステム」
もとても興味を持っていただき、活用したい！の声殺到でした。
この手応えは
さっそく週明けから
問い合わせや教材購入が続くことで
普及の可能性へと形になりました。
多くの特別支援現場や生涯学習の推進において
SHJの教材が力になれること、
そしてそれがずっと続くことを願ってやみません。
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今回のイベントでの出会いや発見はこれからの宝物です。
支援や活動の場で
コラボレーションできたら素晴らしいな、と考えています。
運営に携わった方々に、心よりお礼申しあげます。
アートで人は元気になれる
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