子どもが大切にされる平和な社会へ

大人のコンデイションは子どもにとって天気🌞

今話題の漫画

「リエゾン こどものこころ診療所」(竹村優作原作、ヨンチャン漫画)(講談社モーニング連載中)

が先日東京新聞で紹介されていました。

監修医のインタビューへの回答に共感し、

ここに綴りたくなりました。

「子どもにとっては大人のコンディションが天気。

毎日雨なら影響は甚大」

と。

子どもの診療とはいえ、大人が心を穏やかに保つことが大事だと。

子どもの考えていることはわからない、

とよく大人は言います。しかし

わからないことを認め受け入れることが第一歩。

わからないことに説明がつき、子どもを理解する枠組みは手に入れられる。

それが子どもに対する大人の心の持ちようを穏やかにすると。

さて、コロナ禍において

心が不安定になりがちな大人。

そんな大人たちの陰でさらに顔色を伺うように

不安や寂しさに耐えている子どもはたくさんいるように思います。

子どもを守り育てなければならない大人が

先の見えない現実のなかで

心を穏やかに保てずにいたら

親子の間にも溝のようなものが現れ

不安が増すほどにその溝も深くなっていくように思います。

まさに

「子どもにとっては大人のコンディションが天気。

毎日雨なら影響は甚大」です。

はて?

特に今のコロナ禍に置いて

大人は子どもにとって信頼できる

守ってもらえる、という安全基地になっているのだろうか

と不安になります。

感染拡大防止のために実施された

昨年3月から6月にかけての一斉休校。

無茶だ!

とっさにそう思いました。

子どもにとっても大人にとっても

突然の事故のような感覚だったでしょう。

ウイルスを真剣に封じ込めるために

政府は思い切った方策に出たのだなと

期待しかけるも

実際は見通しも計画性もないものでした。

多種の専門家の意見や

科学的な根拠をもとにしたものでもない。

現場に寄り添い

多様な個々への心配りもない。

実行可能な施策を考え抜いた、

というのには程遠いものでした。

さらに休校中の家庭での学習を成績評価の対象に

などという通知を文科省が出したものだから

その子らしさを大切にするどころか、

他に遅れを取らないようにと成績というものが価値観の中心になる。

そのために親子関係がおかしくなり

家庭という密室の中で閉塞感が募り虐待も増えました。

家庭環境の格差により教育の不平等が深刻化しました。

一斉休校という鶴の一声に振り回され

家庭学習も成績の対象という通知にあたふた・・・

そんな大人たちの様子にこそ

子どもたちは不安を募らせているのだと思います。

その挙句に信頼関係までも失うことになったら

本当に悲しいことです。

子どもたちのためにもいつも笑っていたいな、と思います#。

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