つれづれにっき〜スマイリングな日々〜

院内学級時代の同僚と

何より嬉しい事務所へのふらり訪問

ふらりと事務所を訪れてくれたのは

東大病院にある院内学級で一緒だった小学部教諭Sさん。

話が合っていつも病院の食堂でお昼を食べていた仲。

「それにしてもよく食べるわね」

という言葉がつい口から出てしまうほど

食べることが大好きな彼女。

ついでに飲むのも大好きだけど

私よりも10歳ほど年下だから、

子どもが巣立ち独身貴族だった私とは大違いの多忙さ。

仕事が引けて飲みに行っても

ビール1杯で解散となったものです。

いつも話し足りないちょっとした欲求不満を持ち帰っていたっけ。

そんな彼女が2~3時間もいてくれたかな。

久しぶりにゆっくりおしゃべりに花を咲かせました。

話題は一つ!

もちろん、話題は院内学級のころのこと。

中心は子どもたち。

以前ブログに

入院しながら就職を目指している生徒Mくんのことを書きましたが、

彼は小学3年生の時にSさんが担任をしていた生徒でした。

彼は、私が学級で教え始めた年に小学1年生に上がったので、私にとっては同級生みたいな感覚です。

そしてその後12年の月日が流れ、

東大病院小児病棟でSHJの活動が決まり

初めての活動の日に彼に会ってびっくりしたものです。

「Mくん、久しぶり!すっかり大人になったね!」

「あ、〇〇先生、久しぶり」

判別してくれたことに戸惑いを感じるほど月日が経っていました。

小学校に上がる数年前から入院していた彼は

12年なんてものじゃない、それ以上の長期に渡り

外の世界を知りません。

自宅に帰ることができたのは年に1度程度。

私はといえば、

その間、異動も含めて数年院内学級に勤め、

教員を辞めて

スマイリングホスピタルジャパンを立ち上げ

活動病院を開拓するのに一生懸命だった数年間は

本当に目まぐるしい毎日でした。

そろそろ・・・と

古巣の病院へ活動を紹介に上がったのが

彼がちょうど高等部3年で就職活動をしている時期でした。

入院しながら就職

退院はできないから病院でPCを使ってリモートワークをするのだと。

2017年9月19日の投稿では、

「生まれてからほとんどを病院で過ごすMくんだけど、

彼に与えられた特別な使命を、そしてその意味を見い出して、

きっと世の中のために行動してくれるような気がする」

と綴りました。

「入院しながら就職するパイオニアとして実績を積み、

病院に居ながら当たり前に就職できる社会を作っていって欲しい」

とも。

その後、どうしているかな。

たくさんの障壁があるのだと思います。

第一志望の企業へは叶わなかったと聞いていたけれど

きっと今頃病室で

リモートワーク

を決め込んでいることでしょう。

病院に居ながら当たり前に就職できる社会を作っていって欲しい

気持ちは今でも変わりません。

改めて、彼らとの出会いは宝物

Sさんと久しぶりにおしゃべりした余韻に浸りながら

試練の先にどんな毎日を過ごしているのか

院内学級で共に過ごした子どもたち一人一人に想いを馳せ、

彼らの顔を浮かべています。

〜SHJヒストリー9 Mくんとの再会〜私が院内学級に配属になったと同時に小学校に上がったMくん。 とても賢い男の子で屁理屈ばかり言って教員たちを困らせていた頼もしい子。 ...
年賀状は生徒たちの近況報告📫教員を辞めて8年。 あの頃のことが今の自分を作っているなぁと、 院内学級で出会ったたくさんの子どもたちが 私の生きるテーマを差し出...

ところで、Sさんは今も特別支援学校の教員。

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