つれづれにっき〜スマイリングな日々〜

お母さんたちとの繋がりは私の宝物。

コロナが落ち着いたらね・・・

コロナ前

定期的に集まる仲間がいた。

いた、というより

そんな仲間とは

「コロナが落ち着いたらね」

という約束のもと、

いつまでも繋がっている安心感がある。

今は、そろそろ、集まろうか・・・

という段階だ。

やっと再開が叶うと思うとワクワクする。

大切な仲間

定期的に集まる仲間とは、

月に一度

同じ思いを共有したり

同じ経験を通したそれぞれの思いを

涙がでるほどに吐露し合う

院内学級で出会った

病気と闘った幼い子どものたちのお母さんたち。

全員が治療の甲斐なく

病院で我が子を失った。

子どもたちはもちろん、

お母さんたちとの病棟でのあれこれは 

今でも脳裏に焼きついている。

重い病にかかり閉鎖的な空間で毎日を過ごし

弱音一つ吐かずに治療や手術を頑張った子どもたたち。

そんな我が子に

何かできないかと苦しみながら

できることなら変わってやりたい思いを胸に

病気について、治療について

勉強したり情報を集めたりしていたお母さんたちに

私は尊敬の念を抱いていた。

病棟を明るくするお母さん

そんな中

科学療法の影響で頭髪を失った我が子に

三つ編み付きのニット帽を作って被らせたお母さんがいた。

それが他の子どもやお母さんたちに

明るい希望を抱かせ、

可愛らしい三つ編みの女の子が少しずつ増えた。

それに伴い笑顔の花がたくさん咲いて

病棟の空気そのものが明るくなったことは

その場にいずとも

容易に想像できるだろう。

お母さんたちと私

そのようなお母さんたちと

教員を辞めて今の活動を始めてからのほうが

親密な関係になったのは不思議だ。

学校という接点がなくなったのに。

しかしむしろ、

教員と保護者、

という立場を超えた関係になれたからなのかもしれない。

思えば教員の立場で

受け持ちでもない生徒の親と

親しくするのは

残念にも気が引けて

遠慮がちに会話をする程度だった。

だから立ち話をするのは学校でではなく

いつも病棟の廊下だった。

それでも職員室でのスケジュールが頭の隅で

「早く戻れ!」と指令するものだから

後ろ髪を引かれる思いで

病棟を後にするのが常だった。

その後私の退職と

ほぼ同時に病院を去ることになった者がまず集まり、

一人またひとり入院が終わり

家に帰った我が子の頑張りを胸に

喪失感を持ち寄るように仲間が増えていった。

当事者でない私

その中で

私ひとり、我が子を亡くした当事者ではない。

仲の良かったお母さんたちだから

仲間に入れてくれたけど、

同じ経験をしていない私が

同じ立場としての喪失感を語ることはできない。

それでも毎回連絡をくれて

参加させてくれたことに感謝しかない。

 ”綺麗ごとを言っていないかな”

 ”わかったようなことを言っていないかな”

そんな引け目が胸によぎるが

彼女たちと一緒にいる間

私が疎外感を感じることは一切ない。

同じ空間で同じ経験をした者同士

という意識こそあれ、

私が異質な存在だという感情は

彼女たちから全く感じない。

私の宝物

私はいつも聞かせてもらい

学ばせてもらう立場。

子どもたちにとっては

私は曲がりなりにも

先生、

だったけど

今は子どもたちのお母さんが、

私にとって

先生、だ。

そんな彼女たちが私を

学校で命いっぱいに生きた我が子の姿を知る存在として

大切にしてくれているのだと思えば、

当事者でない引け目は不要なのだと

自分に言い聞かせては

仲間意識を再確認する。

👦 👧 👶

私は、命と向き合った子どもたちから

たくさんの気づきをもらい

それを糧に前に進みたくて

敢えて教員を辞めて

今の活動を始めた。

その行為が

お母さんたちからの共感を生んだのだと思う。

  活動を応援してくれる

  SNSをフォローし続けてくれる

  事務所を尋ねてくれる

  どうしている?と連絡をくれる

そんなみんなと

早く集まりたいな。 

命を真ん中に生きたあの頃を共有し

仲間に入れてくれるお母さんたちは私の宝物。

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