正解というハードル
算数や国語には答えがあって
正解が求められます。
間違ってもいいから発言を!
と言われても
最初から正解があるものに対して
なかなか間違いを覚悟で思っていることを
発言するというのには
見えないハードルがある気がします。
正解のないもの
しかしアートを囲む時、正解はありません。
そこにあるのは
そこにいる一人ひとり
おのおのの感性だけ。
だから子どもたちは
観たこと、聴いたこと
作ってみたこと、挑戦してみたことに対して
思ったことを伝えてくれます。
そして、同じものに取り組んでいても
違った考えや意見がある
というのを自然に感じ取ることができます。
アートを介した共感と、本質への思考力
たとえば「絵画鑑賞」。
答えのないアートに向き合うと
「なんと言っていいのかな・・
すごく~~な感じ」
「そうそう・・」
「でも~~な感じもする・・」
目の前の作品にいろんな意見が出ます。
そこには他者との豊かなコミュニケーションや
共感が存在します。
つい、院内学級の美術「絵画鑑賞」の授業を
見学したときのことが思い出されます。
アートを介して自分の意見を
他の人に聞いてもらったり
他の人から違った意見を聞く経験は
誰かが言葉でうまく説明できないような場面で
気持ちを汲み取ろうとしたり
じっくり耳を傾けようとする心が育つのではないでしょうか。
子どもには
知らなかった世界やものごと、人
に対する興味を出発点に、
未知のものに向き合い
本質に素直に切り込んでいくような思考力がある
そんな気がします。
正解が一つとないアート
答えを求める教育
効率的に目標を達成しようとする教育
の中では
異質なものに出会いにくいと感じます。
しかしアートには答えがありません。
答えがないからこそ
アートを介した時間の中で
違いを発見したり出会ったり
受け入れたりすることで
心を磨いたり
多様なものの存在にワクワクしたり
時間をかけて自分の感性と向き合ったりできるのでないでしょうか。
正解のないアートが教えてくれること
予測不可能な世の中だからこそ
柔軟で多様な考え方が求められます。
アートには
ものごとの本質に迫る思考力や
よりよく生きるためのエッセンス
そして
多様性を受け入れる土壌を作る力が込められていると感じます。
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算数や国語には答えがあります。
だけど世の中、
実は答えのないことばかり。
アートはそれを教えてくれているようでもあります。
正解は1つじゃない。
みんな違ってみんないい
みんな違うから素晴らしい!
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