学生ボランティア
昨日事務所に学生さんたちが
ボランティアに来てくれました。
高校2年生女子総勢11名と顧問の先生。
そして米国留学から一時帰国している高校生男子1名。
まず女子高生たちとの出会いは
4月のアースディ東京でした。
アースデイでは
ボランティアサークルメンバー8名(当時)
のうち6名がブースに立ち寄ってくれ
活動についてインタビューをしてくれました。
全員が拙著「夢中になれる小児病棟」を読んでくれている上
事務所で実際に話を聞きたい、
とは心強く大きな励みです。
その後、熱心なサークル活動が波及するように
2名、そして2名と部員が増え
今では12名のグループとなり
そのうち11名が足を運んでくれました。
狭いながらも・・・
狭い事務所です。
自分も入れて14名、身動きが取れない気がして、
最初は2つのグループに分かれて
2日間にわたって活動をする、
という案に落ち着きました。
しかし、夏休みとはいえ
部活もあって
都合を合わせられるのは
全員が7月19日、午後の授業がない日
でした。
それと
そもそも生徒たちはとても気が合っていて
全員一緒というのが希望でした。
それもそう。
最初は全員でSHJの活動とは?
を共有した上で
2回目からはグループに分かれて
活動をしてもらうのがいい、
ということになりました。
全員一緒に、
という強い希望を受け、
なんとかなるだろう
という思いで当日会場設営を
黒一点の一時帰国留学生と一緒に行いました。
彼は声優として活動しているアーティストのお子さんで
少し早めに来てくれていました。
まず事務机を縦に置き
その周りを
コロナも落ち着いたらイベントやワークショップを
行おうと買い足した丸椅子を
ぐるりと囲むように置きました。
足りない分は事務椅子や応接用の小さなソファ2つ。
これほど大勢が事務所に入るのは初めてですが
「こんにちは!」
とやってきた彼女たちの
キラキラの笑顔を見て不安も忘れました。
その瞬間、何だか幸せ気分さえ湧いてくるのを感じました。
若い人たちっていいなあ!
どんな話が飛び出すかなあ!
と期待感が溢れました。
なんとか席につき、
最初はモジモジしながら自己紹介していた彼らも
だんだんと打ち解けてくれ
改めて
「こんにちは!今日は来てくれてありがとう!」
という歓迎の挨拶でスタートしました。
考えるワークショップ
作業に入る前にまず、
「支援の現場を知り考えるワークショップ」
を行いました。
社会にはいろんな課題があって
支援を必要とする人がたくさんいる。
そんな中で
どんな課題に気づき
ボランティアサークルとして
これまでどんな活動をしてきたかを
まず話してもらいました。
そして
なぜSHJに興味を持ったの?
入院経験のある人はいる?
から始まって
入院生活を想像してみて!
どんな気持ち?
どんなことが不自由?
ベッドを囲む狭い空間に
どんなものがあったらより快適に過ごせるかな?
・・・・・
実践タイム
そんな流れに乗って
事務所にある布などの素材を使って
気持ちが少しでも明るくなるような点滴台飾り
をみんなで作ってみました。
裁縫の得意な子が数人いて
周りに教えたり
アイデアを出し合ったり・・
その賑やかさに
院内学級勤務時の放課後に行った
病棟での手芸クラブ(アンオフィシャル!)
を思い出しました。
手を動かしながらだと
いろいろ考えが浮かんでおしゃべりも盛んになります。
そんな中で今回来てくれた高校生が
知らない世界に思いを巡らせ
具体的なことへと想像力を使うことは
他人事ではなく
自分ごととして考える練習になる気がします。
アメリカのボランティア事情
続いて待ってました、
留学生から海外事情を聞くコーナーに移り
アメリカのボランティアや寄付事情を
聞きながら文化の違いを知りました。
現場からの報告!
とも言える臨場感溢れるレポートにより、
日本ではなぜボランティア活動の機会が埋もれているのか
寄付に抵抗があるのはなぜか
他人事として捉えがちなのはどうして?
など疑問が次々と引き出され、盛り上がりました。
この考えるワークショップはまた機会を作って
続けたいと思っています。
若い力に期待すること
SHJの活動を通して小児病棟に思いを巡らせたこと、
ボランティアとは?寄付とは?を
海外の事例をもとに考えたこと、
これら今日の活動を忘れずに
いろんな人の立場に立って想像しながら
できることをどんどん実行することで
ボランティアがもっと日常に溶け込むような社会になるように
取り組んでいってほしい!と感じました。
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