昨年6月に開始したオンライン訪問は、
現在、茨城、東京、神奈川、愛知の
4つの病院と施設で行なっています。
準備段階のところもあり、今年の展開が楽しみです。
コロナ前は・・・
コロナ前は
病棟や施設のプレイルームに集まれる子どもは集まって集団で、
安静が必要な子どもは病室のベッド上で個別に、
音楽や創作活動、マジックやお話など
子どもたち、保育士さん、看護師さん、ご家族、そしてアーティストが
生のやりとりを通した参加型アート活動をしていました。
そしてコロナが始まり・・・
2020年2月下旬から一斉に訪問ができなくなり
それでも数ヶ月で落ち着くだろうとたかを括っていたけれど
学校は一斉休校に、仕事はリモート形態が広がり、そうしているうちに感染がますます拡大し
第2波・・第3波・・
と情勢が厳しくなるうち
できることはなんだろうと考えたのが
アーティスト動画のプラットフォーム、「スマイリングちゃんねる」の立ち上げ、
そして季節に合わせた塗り絵や手作りキットのプレゼントなどでした。
もちろん今も変わらず続けていて、
アーティストから動画がコンスタントに届き
その都度、ちゃんねるを更新しています。
現在その数、110ほど。
(→月に1度のメルマガで最新の動画を紹介しています。メルマガ希望の方はinfo@smilinghpj.orgまで)
アクティビティやバルーンのプレゼントも大好評です。
コロナ禍の子どもたちと新しい活動のかたち
さてコロナ禍の病棟や施設からは
✔︎退屈を持て余している。なんとか楽しみを提供したい
✔︎ゲームが一番の楽しみになっていて心配
✔︎不安を募らせ不安定になっている
という声がスタッフから聞こえてきます。
子どもたちのそうした姿を思い浮かべ、
そう簡単にコロナが落ち着きそうになく現地訪問の再開は見通せない現状を重ね、
オンラインでの訪問を開始したのでした。
開始当時の試行錯誤についてはその頃綴りました↓。
あの時の苦労が実ったな、とやっと余裕を持って配信できるようになりました。
病棟や施設では・・・
プレルームでの集団活動が可能な場所では一人ひとり間隔をあけて
大画面を一緒に見て参加します。
病院によっては、感染症対策のためにそれぞれベッド上での活動に制限されていることも多く
その場合は一人ひとりタブレットを使用します。
小さな子どもは操作を保育士さんにやってもらっているようです。
一人ひとりへの対応に向けて、
保育士不足の課題を強く感じ綴っています↓。
変化と工夫を楽しむアーティストたち
画面を通しての豊かなコミュニケーションの実現は
対面での活動に対して
機材の整備や進行にかなりの工夫を要しますが
その先には子供達の笑顔が待っているということを励みに
スタッフやアーティストたちは様々な挑戦を楽しんでいるかのようです。
お話会や音楽の活動から一歩進めて
ものづくりも画面越しに一緒にできるようにと
カメラを2台設置し、
正面と手元を切り替えながら
作業工程が子どもたちに見えやすいようにと、工夫を始めました。
戻るはリアル
リアルからオンラインへ。
感染拡大がなかったら決して取り組むはずもなかった未知の世界を
今、旅しているような気持ち。
どっちの方向へ向かえばいいかわからなくなった時、
これでいいのかな、と立ち止まる度に
新しい発想と工夫を見方につけて
アーティストたちとともに歩んでいく。
いつ戻るか誰も知らず
しばらくは続けるさ、と覚悟を決めたこの旅も
いずれ戻る場所はオフライン。
温もりのあるリアルへ、いつか帰ると希望を抱きながら
今日も「今」を歩いていく。
アートで人は元気になれる
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