将来はぜひスマイリングへ!🎨🎺

小児病棟での活動にはいろんな年齢の子どもが参加します。

ある日の活動。

ある高校生がアーティストに

音楽家になる夢を語ってくれたそうです。

それもそのはず

アーティストの歌に

いつも楽しそうに参加しています。

本当に楽しみにしていてくれるのです。

活動が終わる頃、

退院したらまた音楽の勉強を始める、

そして音楽の道へ進むのだと。

そこで

すかさずアーティストが口にした言葉が嬉しくて

ブログに書いている次第です。

「それなら将来はスマイリングのアーティストになって!」

アーティスト自身が活動にやりがいと喜びを

感じていなければ出てこない言葉。

このエピソードを知ったのは

アーティストの子どもたちへの関わりに

いつも感動しているという

アシスタントからのメールでした。

子どもたちの素晴らしさとアーティストの活動を

毎回見ることで

この活動を知ってよかった

参加できて嬉しい

アシスタントをずっと続けるのだと

伝えてくれるアシスタントです。

アーティストの言葉を

いち早く私に伝えたい!

そんなアシスタントの思いも強く伝わってきて

まずそこが嬉しい。

それぞれがそれぞれの立場で

団体のこと、活動のことを

心から大切に思っていることに感動し感謝し

この活動がずっと続くことを

ますます確信しました。

👫 👬 👫 👬 👫 👬 👫 👬

ボランティア活動とは

状況を的確に把握し

相手の気持ちに寄り添い

程よい立ち位置で行動しなければならないと考えます。

さらにSHJのような

スキルを活かした活動においては

自分の独自の技術が活きる充実感

そして社会に貢献する実感を強く感じることにより

ボランティア活動を一過性のものに終わらせず

ライフワークにすることができるのです。

活動する側も受け入れる側も豊かな気持ちになる

win winのかたち。

さらに

相手の気持ちを動かすきっかけ

生き方へのヒントになれば

真から質の高いボランティア活動になり得るのではないでしょうか。

いえ、

ボランティアに限らず

経済活動においても

同じことが言えると考えます。

持続可能な社会への

意識のあり方の一つかなと思うのです。

将来はスマイリングへ!

まずアートを学ぶ

経験を積む

その先には病院での芸術活動という目標がある。

ビッグピクチャーで描く

一つの人生。

少し大げさでしょうか。

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〜🌀場違いの効用〜

🌀病棟で大道芸

🌀病棟で着物

🌀病棟で科学実験

🌀病棟でラップ

🌀病棟で悪ふざけ

🌀病棟で天井まで届くはしごでジャグリング

🌀病棟でコール&レスポンス

・・・・・

・・・・・

挙げればきりがない

これがSHJの活動がウケるわけ。

もちろん、

安静が必要な子どものところでは

テンションを下げなくてはならないことは

百も承知のアーテイストです。

だから

「アーティストたち、

羽目を外したらどうしよう・・」

などという心配は無用です。

制作系の活動だったら

作品の中でアーティストたちは

子どもたちに負けないくらい発想豊かに

羽目を外しています。

⚗ 🔬 ⚖ 🧪 🥼 🗜

高度医療現場とは、普通に暮らしていたら

関わる機会のない、

敷板の高い遠い場所というイメージでしょうか。

小児病棟といったらその中でも最も遠い場所かもしれません。

緊張の連続にある医者や看護師たちは

1ミリのミスも許されないピンと張りつめたような知性の塊。

いっぽう、

リズムやウィットという

いっさいのマニュアルやトリセツのない

クリエイティビティ溢れるアーティストたちは

周りの感性をくすぐるユーモアの塊。

🤡 🤹‍♂️ 🃏 🤹‍♀️ 🤡

失礼とは承知の上で、その落差が時に滑稽でさえあります。

時にアシスタントとして

アシスタント研修のために同行すると

それぞれがそれぞれの立場で懸命に子どもと向き合います。

全く真っ当な立場と

常識で言えば場違いな立場。

スマイリングホスピタルジャパンの活動は

「突飛な発想から出発したありえない活動」

「思い切りの良い大胆な着眼」

とよく言われます。

”面会時の注意”として病院が掲げる注意点に、

「入院している人は病気を治すことが一番の仕事です。

患者が疲れないように、

面会時の会話は必要なことに限り、

長時間居座ることがないように気をつけましょう」

というのをよく見かけます。

とても一般的で患者さんに寄り添った極めて当たり前のことです。

でも、これを小児が入院中の立場で読んだら

がっかりするだろうな・・。

という反抗心がこの活動の原点でもあります。

医療現場の常識を覆した!

とは大げさですが

場違い、外しの効用は

全国の小児病棟で認められてきた!

そんな風に感じています。

スタッフの間でもクスッと笑える共感を生み

医療者間の

そして医療者&患者間の

コミュニケーションを深める

きっかけになったらもっと嬉しい。

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🎼入院してても音楽が広い世界に連れて行ってくれる!

“今日は世界の音楽を地図で場所を知ってもらいながら

演奏しました。

子供たちの笑顔は私たちの励みにもなり、

色々と工夫してプログラムを考えています。

自分たちの良い勉強になります”

“いつも狭い空間の中で過ごしている子供たちに

想像上ですが

音楽を通して日本以外の国の雰囲気を感じてもらえたなら・・

絵を描いてみたり、メキシカンハットを

かぶってみたりしながら楽しみました”

活動が終わったアーティストから

嬉しいメールをもらいました。

今回は広島から。

活動報告書に書いてもらう以外に

メールでその日の様子をその日のうちに

教えてくれるアーティストは多く

その度に

楽しいやり取りがしばらく続きます。

物理的に普段触れ合うことができない遠い地区から

メールで直接報告してくれると

生のやり取りをしているようで

臨場感やアーティストの高揚感、達成感が

伝わってきます。

ニコニコのアーティストの笑顔が目の前に浮かんで

ああ、この活動最高!

と意義深さに酔いしれるひとときです。

今回は世界の音楽が活動に奥行きを持たせた

というメッセージにワクワクしました。

というのも、

院内学級にいた時に行った

「国際理解教育」

の趣旨と重なったからです。

中高生の日々の学習の成果を

学習発表会で

「海外特派員報告」

という出し物にして披露した時の

子どもたちの生き生きとした学習風景は

忘れられません。

担当の英語の授業と総合的な学習の時間に、

横断的に行っていた国際理解教育の総まとめを、

テレビ番組仕立てに!

環境問題や人権問題などの中から

それぞれ1つテーマを決め調べたことを、

「特派員」として現地からリポートするという設定です。

英語教員だからというのももちろんありましたが、

遠い世界に思いを馳せ広い視野に立ってほしい、

と強く願ったのが国際理解教育を積極的に進めていた理由です。

病院という閉鎖的な空間にいると、

とかく近視眼的になってしまうもの。

”病気になって友達と引き裂かれた可哀想な自分”と決めつけ、

そこにとどまってしまう。

うつむいた顔を上げて少し遠くを見る、

海の向こうに気持ちを向けることで

固まっていた心が解き放たれることを期待しました。

世界遺産のこと、

地雷撲滅のためのアーティストによるキャンペーン活動、

飢餓や戦争で明日もわからない地域、

紛争で国を追われる難民、

温暖化など自然条件の変化の中、

絶滅の危機にいる動物たち、

言論の弾圧や女性差別、

人種差別で計り知れない苦しみを抱える人たちのこと・・・。

特に少年兵の話、

女の子が教育を受けられない国があることなどがテーマに上がると、

自分だったら・・

と気持ちを置き換えて話し合う機会にもなりました。

身体は病院にいながらも

心は自由に世界を飛び回れる。

知ることで

問題意識を持ち

自分にも何かできるんじゃないかと考える。

学びあい、気づきあい、共感する。

躍動感あふれる時間でした。

自分は遠い世界より

身の回りの問題に目を向けたい、

と病院の中のユニバーサルデザインについて

調査した生徒もいましたが

そのうち、

世界ではどうなっているのかな、

と追究は深まったものです。

・・・地図で場所を示しながら

世界の音楽を演奏すること通し

狭い空間にいながら世界に想いを馳せる機会を作った・・・

アーティストの工夫は

愛情たっぷりです。

参加した子どもたちとの

やり取りが生き生きと伝わってきました。

遠くで何が起こっているんだろう

と敢えて心を遠くに飛ばしてみるというのは

辛い病と闘っている間、

それは気分転換以上のものだと思います。

SHJ広島地区活動レポート

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賑やかプレイルームの傍ら そっと咲く小さな花🌷

プレイルームになかなか入らない子がいます。

入り口廊下の椅子に 

ちょこん

と腰掛けて

点滴台につかまり

窓越しに

歌やお話を見ています。

お母さんも一緒です。

今日の活動は

西村直人さんとcooさんの

えほんうた・あそびうたライブ。

絵本と歌、遊びと歌、即興ソングを組み合わせたパフォーマンス

一緒に歌ったり、

バードコール、レインスティック、ウィンドチャイムなどの

打楽器類を配って共に演奏したり。

クイズ絵本「うしろにいるのだあれ」は

歌に乗せつつページをめくる、対話で作るお話。

紙芝居「ハロウィンのうた」は

リズム感あるストーリーに乗せてtrick or treatを合唱。

クライマックスは

「ねこのピート だいすきなよっつのボタン」

のお話をDJラッパー風”コール&レスポンス”で!

どんな時も前向きなねこのメッセージはとびきり明るい!

全員参加(もちろんお母さんも保育士さんも)の

ラップ掛け合いは面白すぎて

涙を吹き出す人(主に大人)続出。

プレイルームは笑いの渦でした。

ラップの掛け声「イエイ!」

の時の手首と指の角度を

高校生が教えてくれたりという一コマも。

🌷 🌷 🌷 🌷 🌷

さて冒頭の女の子。

はしゃぎ盛り上がるみんなの様子を

少し距離をおきながらだけど、

食い入るように見ていました。

面白さが廊下の外にまで伝わるころ、

にこにこ笑顔を浮かべ始めました。

少しずつリラックスしてきたのでしょう。

そんな柔らかい表情に促され

声掛けしてみようかな…

と一瞬そばへ足が向きました。

しかし、

待てよ

そばにいる保育士さんは

特に気にかけていない様子・・。

まず保育士さんに聞いてみます。

「あの場所が落ち着くんでしょうか」

「そうなんです。でもじわりじわりと入り口に近づいているんですよ。10cmくらいずつ・・。さっきはもっと奥のほうにいたんです」

なるほど、

保育士さんは

この子の

気持ちの変化に

寄り添いながら見守っているところでした。

楽しみ方はそれぞれ。

たくさんの病棟で活動していますが

廊下から・・、入り口の近くで・・

集団に入らず

一人で見る、というのを選ぶ子どもをよく見かけます。

その子の選んだ場所

その子の心地よいやり方で活動に参加します。

そのうちプレイルームの並んだ椅子に腰掛けて参加する姿もよく見かけ、嬉しくなるものです。

今日のこの子は奥の方から少しずつ移動しながら

最後は入り口まで来てくれました。

最初からプレイルームにいてずっと見ている参加の仕方あり、

積極的にクイズに答えたり楽器を奏でたりする参加の仕方あり。

しかし、

この女の子は

参加する場所の段階から自分で決めて

自分から少しずつみんなのそばへ。

これ、とっても主体的な方法で自分だけの世界を広げているってこと。

この女の子の存在が

SHJの活動に、

じわりじわりと

・・参加してみようかな・・、

と身も心も惹きつける力があること、

気持ちの変化をもたらすことを

改めて教えてくれました。

賑やかなプレイルームの傍らに咲く

小さな花を見つけて

そっと笑い合った瞬間は

大切な宝物。

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病棟のシンボルツリーに実る果実🎄

病棟の壁をポップに!

クラウドファンディングて叶えた

SHJアーティストプロデュース ウォールステッカーアート。

真っ白な壁だらけだった病棟の

あちらこちらを

子どもたち

保育士さん

アーティストが

一緒に作った

鳥や動物、愉快な街

草原と太陽・・・

そんなモチーフが

彩りを添えています。

その中でも

移植室外の廊下に施した

ひときわ明るい緑の木は

病棟のシンボルツリーとして

病棟の中心的な空間を作っています。

この木に

子どもたちの”思い”という果実を

どんどん実らせたい・・

そんな医長さんの願いを形にするべく

アーティストがとびきり楽しいツリーをデザインしました。

子どもたちが

移植を頑張った自分へのメッセージ

そして

これからしばらくの間この部屋で過ごし

移植を頑張る仲間たちへのエールを

フルーツ型のステッカーに綴り

シンボルツリーに

どんどん貼っていく。

開始してから4ヶ月。

今ではたくさんの果実が実りました。

🍓 🍊 🍎 🍏 🍒 🍇

・この部屋に入った時には怖かったけど今は好きなことをしています。

・がんばれ!

・先生や看護師さんもとても優しかったよ。みんなも頑張ってね。

・私は2回も移植をしましたが、あの時頑張ったから今、大学4年生です。好きなことを勉強して山登りもしています。

・たくさんの方にお世話になりました。きっと大丈夫!絶対に元気になります!

・諦めないで頑張ってね。

・Good luck everyone. You can do it!

🍓 🍊 🍎 🍏 🍒 🍇

このようなメッセージは

子ども同士はもちろん

親同士

医療者間の励みにもなっていることでしょう。

あくまでも私の想像の世界ですが、

退院していった子どもたちの”勇気”という置き土産に、

医療スタッフこそが勇気をもらい

身の引き締まる思いを新たにするかもしれません。

一人一人の笑顔がよぎり

初心を思い出させ、

掛け替えのない命を預かり護るというミッションへの誓いを新たにすることも。

一つ一つのメッセージにそんな力があるのかもしれません。

🍓 🍊 🍎 🍏 🍒 🍇

命に真正面に向き合い

痛みや恐怖、我慢や寂しさを乗り越え

身を以て生きることの素晴らしさを学んだ子どもたち。

その頑張りを自他への愛と力に変え、

そして

周りに計り知れないパワーをくれる

そんな子どもたちがいます。

そして、活動に行くたび

このツリーに自然と足が向き

しばらく立ちつくす自分がいます。

子どもたちの素晴らしさに

心が清められる時間です。

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