〜昨日の活動〜

イラストレーターmari manabe さんの塗り絵と貼り絵のワーク。

最近粘土アートも活動に取り入れたmariさん。

もっとも得意とするのは立体オブジェの制作だそうですが、病棟での活動として一番手軽に取り組めて、絵を描くことに苦手意識のある子でも塗り絵ならと飛びついてくれます。

そのモチーフと言ったら・・

男の子の人気は

🌀カブトムシの塗り絵

世界中のカブトムシが図鑑のようにズラ~りと並んでいますが、リアルでもありどこかポップなタッチ。mariさんならではです。

女の子の人気は

「全部!」

🌀個人的にはハンドバッグの図鑑(勝手に命名)

・・・これはハンドバッグのデザイナーになったような気分が味わえます。

🌀お茶目な格好をした動物たち塗り絵

・・・塗っているうちに思いがけない仕掛けを見つけてワクワクします。

🌀お姫様の塗り絵

・・・こちらもとってもオシャレで女子には一番人気。

🌀お弁当の塗り絵

・・・ルンルンお弁当を作っているような気分になります。

🌀カエルが思い思いのファッション!?でいろんな格好をして並んでいる塗り絵。

・・・お母さんたちに意外と人気。

などなど・・

思い浮かべてみてもキリがないほどのバリエーションです。

とにかく、mariさんの塗り絵は手が込んでいてとてもユニーク。

見た瞬間に誰でも笑顔になります。

塗るほどに子どもたちは自分の世界観を作っていきます。

塗っているうちに、何かがかくれんぼしているのを見つけてにっこり!なんてときも。

リクエストをすればどんな塗り絵も作成してくれるのもmariさんの得意技。

活動を始めた頃のmariさんのコンセプトは、

羽やヒレをつけて自由に動き回れる楽しい気分を、

と、鳥や魚の貼り絵が主でした。

オリジナルのポストカードをプレゼントするうち、モチーフの塗り絵が人気となり、mariさんの活動は塗り絵が定番となりました。

昨日は粘土でドーナツをいろいろにデザインしながらああでもない、こうでもないとおしゃべりもかしましい風景。

5さいの女の子とのにぎやかな活動が印象に残ります。

作っては見てみて・・と。

できたら見せてあげるね、と。

別の場所でリクエストの塗り絵を描いているmariさんを捕まえては話しかける。

まるでずっと仲良しだったみたいに。

「もう、そろそろおしまいなんだ」

という言葉に顔が少し曇ってしまったけれど、

またね!

の言葉に嬉しそうに

「ありがとう」

と返していました。

大好きなんだな、mariさんが。

そんな場面を見ると、アートを通してプラスαのプレゼントが、

アーティストそれぞれ違った形でできているんだなぁ、

と芸術家の奥深さに感動する日々です。

「私は私」

どちらの出身?

ハーフなの?

外人か?

日本人に「日本人?」とか「何人?」とか聞かないはず。

幼い頃はこの質問に何度傷ついただろう。

かの大坂なおみ選手もそんな質問に何度も閉口してきただろう。

だから彼女の

「私は私」

の言葉に涙が出るくらい共感しました。

優勝の時のインタビューでも、

アイデンティティについての質問が多かった印象です。

テニスに優勝して記者会見をしているのだから、あの場でアイデンティティについて質問を受けるとはまず思っていなかったでしょう。

そもそも私たちも、自分のアイデンティティについて考えることはめったにないと思います。

よっぽど日本人には理解しがたい出来事があったときにはアイデンティティを意識するかもしれない、と思うくらい。

あなたは何人か? と聞かれたら、「日本人です」と答えるしかない。

見た目判断で気にする(興味を持つ?)のは、日本人の特徴?

大坂選手のことを日本人ぽいと思う人、日本人ぽくないと思う人、いろんな感覚があるかもしれない。

しかし、彼女の

「私は私」

=それ以上でもなけれそれ以下でもない。

もはや、アイデンティティの議論なんて必要ない。

それより、授賞式で、

「あのような試合になってしまって、観てくれていた人に申し訳ない」

と語ったり、

セリーヌ・ウィリアムズ選手に、

「試合をしてくれてありがとう」

と感謝の気持ちを述べたこと。

これこそ、日本人が大切にしてきた礼節や謙虚さ。

ここに、敬意を感じてなりません。

そして、

「私は私」と言った心に秘めたもの。

幼い頃はどんな子だったんだろう。

ふと孤独に感じることもあっただろうな、そんな時間が彼女を強くしたんだろうな、と感じます。

何にも属さない私・・・

「私は私」。

と言い切る潔さが素敵でした。

気分にムラがあって展開が危うくなる時、「メンタル弱い」自分をさらけ出しつつ、試合を重ねるにつれ「メンタル強く」なっていく、そんな自分に気づいたから、

「私は私」

と言い切ったのかもしれない。

なんだか勇気をもらった気分です。

〜信玄餅の乱〜

最近、大好きな信玄餅がなぜか井の頭線渋谷駅改札外のK-Shopで売っている。

通路からつい目を引くようなレジ横にひっかっかっている。

「買って~」とばかりに”甘え”ているのが、やけに可愛いらしい。

なぜ信玄餅だけ?きびだんごは?ひよこは?鳩サブレは?

はたまた、ままどおるは?

などとワクワクする各地のご当地名菓が頭のなかを回転ずしみたいにぐるぐる回る。

しかし、これまで現地や近隣のサービスエリアに行かないと買えなかった美味しいものがい近くで売っていると、なんとなく安心する。

そのうち、きびだんご週間、ひよこキャンペーン、ままどおるの季節、と変化していくのか、それもまた楽しみだ。

さて、目下選ばれし銘菓、信玄餅。

無添加、というところも嬉しい。

しかし、きなこひと粒もこぼさずに食べる人を未だかつて見たことがない。

と言っている自分は一番始末に負えないが。

物作りや料理などは器用なほうだと自負する私も、信玄餅を前に、緊張が走る。

モチモチの食感が好きな私は、

やった!信玄餅大好き。

と思わず口にするが、次の瞬間、反射的に息を深く吸う。

そうして心の準備をしてから勇気を出して透明の蓋をそっと開ける。

この段階でこの蓋はきなこに埋もれている場合が多く、まず最初のきなここぼし。

不器用だね~なんて言われるのは不名誉甚だしい。

つぎに真ん中の窪みに黒蜜を。

周りのきなこを少しずつ崩しながら蜜にからめる。

それは美味しく食べるためというより、いかにこぼさないようにするか!の勝負。蜜にしっかりきなこを吸わせるという技の見せ所。

しかし、いざ下に沈められたもちに辿りつくためには相当の用心をせねば、ここで失敗、ということになる。

なるべく息をしない。ここは最後の難関。

くしゃみなどしようものなら大惨事だ。

おまけに、息をとめながら口に入れることの難しいことと言ったら。

しかし、結果いつでも散らかるのだから、派手にきなこをぶちまけようが、この美味しさに辿りついたらもう、どうでもよかったではないか、こぼそうがきれいに食べようが、という言い訳が後に続く。

いつも通り大騒ぎした挙句、「信玄餅の正しい食べ方」というのをサイトで見つけ、これまでの苦労はなんだったのか!と悔しくもあり、安堵あり。

ビニールの包みを開けたら躊躇することなく、そこに餅、きな粉、黒蜜を全部出し、

巾着様に再度包んでからよく揉み、すべての要素を絡め味をなじませてから食べるのだそう。

詳しくはこちら・・・

信玄餅の正しい食べ方「桔梗屋をもっと楽しむ

ちなみに戦国武将の武田信玄が餅を好んで食べたという歴史的な事実は一切存在せず全く関係ないそうだ。開発者によれば、「山梨県を代表するお土産になって欲しいという願いを込めて、山梨を代表する武将・武田信玄の名前をお借りした」ということらしい。

信玄餅をめぐるすったもんだの”戦い”の日々は終わった。

保育園に医療的ケア児クラス!

医療的ケア(以下医ケア)が必要な19歳以下は全国に約18000人いると言われます(厚生労働省2016年調べ)。

医療的ケア児とは・・・医学の進歩を背景として、NICU等に長期入院した後、引き続き人工呼吸器や胃ろう等を使用し、 たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な障害児のこと(厚生労働省「医療的ケアが必要な障害児への 支援の充実に向けて 平成29年10月発行」より)。 

医ケアを要する未就学の子どもにとって、週に一度ほど通所できる施設はあっても、主な居場所は自宅で、活動範囲も極端に限られているのが現状です。

そんな中、画期的な取り組みを新聞記事で知りました。

2020年に開設する港区の保育園が医療的ケア児のための専用クラスも設けると。

医ケア児のクラスを設けるのは、公立の保育園では全国でもこの園が初めての取り組みと聞きます。

医ケア対応のために、点滴などのチューブをかけられるよう天井にレールが取り付けら、吸引器やその他医療機器用にコンセントが多く設置されます。

送迎用の駐車場を複数設けたり、福祉車両での送迎支援も行うとのこと。

特別支援学校のスクールバスにおけるシステムの問題点について話題にしたことがありました(→2017/9/15投稿「医療的ケア児にもっと目を向けて!」)。

しかし、今回のケースでは福祉車両での送迎が可能。

保護者または看護師が子どもの隣に乗れば体調が急変した時にすぐに対応できます。

これも少ない人数ならでは。定員の20名に達するまでには保護者も看護師も同乗できるスクールバスのシステムを作っていってほしいな、と思います。

保育園で成功例を作り、それが特別支援学校にも波及すれば、子どもの学習保障につながり、保護者の負担も減ります。

また、この保育園、

「集団生活が可能な医療的ケア児・障害児で、主治医の指示によって看護師が単独でケアできる子ども」

という基準があり、入所判定審査会で入園の可不可が決まるそうです。

グループ分け、というのはある程度仕方ないにしても、基準を段階的に設けてより個別対応のクラスを作り、多様な障がいに応えるようになったらいい。

せっかくの新しい取り組み、モデルケースとして同様の課題を抱える現場に画期的な変化をもたらすようになればいいなあ。

医療的ケアのある子に、集団生活が当たり前に送れるような保育園生活を!

〜不思議と思う心〜

「好奇心を持ち、簡単に信じないこと」

これまでブログで度々綴ってきた大切なこと。

好奇心を持ち=“Sense of Wonder

・・・なぜだろうと不思議に思うこと

簡単に信じないこと=“Critical Thinking

・・・批判的思考

まさにこのことをノーベル賞を受賞した本庶佑氏が大切なこととして述べています。

氏が述べた珠玉の言葉はまだまだあります。

「教科書といえども信じず、自分の目で確認し、自分の頭で考えなければいけない」

・・・批判的思考の原点。しかし自分に置き換えてみると、そもそも教科書を理解していたのか!というところが甚だ疑問だが。

「不思議と思う心が大切」

・・・Sense of Wonder これがなくては生きている喜びは半分だと思う。

「生命科学について私たちはほとんど分かっていない」

・・・わからない。から始まることの謙虚さや潔さがあれば、突き詰めていくことに行き詰まりを感じたことがあったとしても、ただひたすらに・・という姿勢に揺るぎはない。それがこの結果になったのでしょう。

「何が重要か分からないのに大きな山だけを攻めるのはナンセンス」

・・・「物事の本質」であるそもそもから始めなくては、と常に感じています。派手さや目立つことについ目が行き、自分を見失ったり、本来の目的からぶれてしまっては必ず後悔を招くと思います。

私が普段大切に思っていることを見事にダイナミックに裏書きしてくれました。

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人の命をテーマに、生命を脅かす最大の敵をやっつけることを目的に、研究に専念してきた本庶氏。

最初は製薬会社は一切研究費を出してくれなかったといいます。

長年の仲間から免疫細胞の共同研究を断られたこともあったといいます。

しかし、

「注目されていないところで、新しい価値を見出すことが大切」という地道さは、勇気を与えてくれます。

本庶氏のモットーとは6つのC。

   好奇心=CURIOSITY

   勇気=COURAGE

   挑戦=CHALLENGE

   確信=CONFIDENCE

   集中=CONCENTRATION

   継続=CONTINUATION

研究に専念できたのは家族の支えがあってこそ。

「こういう人生を二度やりたい」と。

奥様も学生時代は本庶氏と同じ生命科学の研究をしていたそうです。

内助の功とはいえ、ふたりのノーベル賞と言っていいと思います。

これからは若い人たちにたくさんのチャンスを与えて欲しい。

本当に重要な山を調べられるように、研究費を惜しまないで欲しいと訴えます。

自らの成功は後進への架け橋。

未来のために妥協しない研究姿勢に、人類への愛を感じます。