SHJヒストリー26~よし、処置は後まわしだ!~

こうして痛い視線のなか平気を装って活動開始。

本来入ってはいけないところに入れていただく、そんな気持ちを抱え、

内心ドキドキなんだけど、そんな表情は待っててくれる子どもたちをがっかりさせるだけ。

そろっと入って廊下はおとなしく。プレイルームに着いたらエンターテイメント爆発だ。

とアーティストと目配せ。

ナースステーションにご挨拶。

「こんにちは!スマイリングホスピタルジャパンです。お邪魔します!」

「・・・」

一瞥もなし。  

スミマセン、ホント邪魔だよね。

なんとも卑屈な気持ちと居心地の悪さ。

でも負けない。

アーティストはそれ以上に「がっかりさせたくない」、と必死なのに松本がこれでどうする。

子どもたちの反応で必要性を証明しなくては・・。

盛り上げて盛り上げて・・。

活動2回目。ユニフォームはまだなかったから、病院ボランティアのエプロンをつけて参加。緊張を一生懸命隠す顔は固い固い。

力が入りすぎると鋭い子どもたちはその必死さを見抜く。

見透かされているような気持ちになるのはなぜだ!?

子どもたち・・・なにがはじまるの~? 面白くなければ部屋に帰るよ。

保育士さん・・・ほらほらせっかく来てくれてるんだから・・・。

ナースたち・・・甘い現場じゃないわよ。

医師たち・・・・・・・・・・・・・・。

子どもたちからたくさんの笑顔を引き出すんじゃなかったのか。

押し付けのボランティアなんて絶対に嫌だ!

寄り添おうとすればするほど空回り。

でも今思えば勝手に空回っていたのは松本だけ。

アーティストたちは、準備したプログラムや予期せぬリクエストに、たじろぎもせずにのびのびと応えている。すうっと溶け込んでいるではないか!

気がつけば、

子どもたち・・・ゲラゲラ大笑い。

保育士さん・・・△号室の〇〇ちゃんが楽しみに待ってます。

ナースたち・・・○○くん、よかったね~。

医師たち・・・おお、笑ってる、笑ってる。処置は後回しだ!

どれもこれも、子どもたちと家族が楽しみに待っていてくれるから。

アーティストのプロの技と、病院アシスタントボランティアの温かなフォローがあってこそ。

そして現場の理解と。

何より身体と心で大切なことを教えてくれ、背中を押し続けてくれた院内学級の生徒たちのおかげ。ずっと見守ってくれている。

続く・・。

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