たっきゅうさんと「笑いと治癒力」

研修会での講義2つ目は、大道芸人&笑いの研究家でSHJアーティストのたっきゅうさん。

英語のことわざに、

“Laughter is the best medicine”「笑いは何よりの薬である」

とあるように、

そしてSHJの理念に、

“Happiness Helps Healing”「愉快な気持ちは治癒を助ける」

とあるように、

幸福感がもたらす笑いが闘病への活力剤になることを信じてSHJは日々、質の高いアートプログラムを病いや障がいと向き合う子どもたちと家族に届けています。

この理念をスタッフ全員にさらに確信してもらうために、笑いの効果について専門家のたっきゅうさんにん講義をお願いした、というわけです。

京大学生時代、統計学的手法を応用して、幸福感や信頼感など、人の心理がどのように形成されるか研究し、その成果を学会でも発表。また、「日本笑い学会」で「笑いの講師団」としても活躍し、自らもパーフォーマーであるだけあって、説得力と躍動感ある講義とパーフォマンスは会場を抱腹絶倒の渦に巻き込みました。

この講義の中で、私の愛読書である「笑いと治癒力」が引用されていて、思わず我が意を得たり!とニンマリ。

これはUCLA医学部大脳研究所所長・ジャーナリスト、ノーマン・カズンズ氏が1981年に「死の淵からの生還」という題で著し、それを改題したものが2001年に発行されたものです。

彼は不治に近い難病を笑いによって克服した自らの体験に基づき、笑いとユーモアが生への意欲を生み出し奇跡を起こすことを紹介しています。

大好きなくだりを引用します。

~生への意欲は単に理論的抽象ではなくて、治療的な特徴を持つ生理学的実在だ~

~医師の最大の任務とは、患者の生への意欲を最大限まで励まし力づけ、病気に対する心身両面の自然の抵抗力を総動員させることだ~

「人間そのものに治ろうとする力が備わっている」という主治医の患者への信頼と、それに応えようとする患者の意欲が、病克服へのキーだということでしょう。

さらに、

~楽しい心は医師と同じ働きをする~

~陽気な楽しさは神経の緊張に対抗するための非常に有用な方法である~

~創造力、生への意欲、希望、愛情などが生化学的な意味を持っており、病気の治癒と心身の健康とに大いに寄与するものだ~

~積極的情緒は活力増進剤だ~

もう、ここまでくると、あたかもノーマン・カズンズ氏がここにいて、SHJの活動を高く評価し、医療現場で推薦してくれているかのようです。

前回モンテッソーリの理念を、

「子どもは自ら成長する力を持っている」

という言葉で紹介しました。

今回のノーマン・カズンズの

「人には自ら治ろうとする力が備わっている」

という哲学。

つい重ねあわせます。

人間て何て素晴らしいんだろう。

たっきゅうさんtwitter

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