日本財団ブログで『ファンドレイジング・スーパースター列伝』というのを見つけ、団体を運営する上で大変勉強になり夢中で読みました。
文字通り、社会課題を解決するためのファンドレイジング成功事例を紹介している連載から、
ねむの木学園で有名な女優の宮城まり子さんの記事に釘付けになりました。
ねむの木学園のWebサイトに掲載されている、学園の歴史から引用します。
1957年(昭和32年)
「婦人公論」の「まり子の社会見学」の取材で知的障がいのこどもを知る。
1959年(昭和34年)
女優シャーリー・マクレーンの紹介でアメリカに行き、アメリカの積極的な身体障害者に対する理解を知り、自分の消極性を恥じる。
1960年(昭和35年)
脳性麻痺のこどもの役を宝塚劇場でやり、脳性麻痺の子を知り、どのような子どもにも、学ぶ権利があり、義務があると思う。厚生省の調べでは、まだ身体障が児の家庭にめぐまれないこどもの学校教育と生活の場が与えられていず、法律も制度もないことを知り、建てることを決心する。女優の時間外、脳性麻痺、自閉症について少しずつ学びはじめる。母親が習うマリア・モンテッソリーの感覚教育を勉強しはじめる。
この辺りが学園創設の原点ですが、宮城さんも私の大好きなモンテッソリー教育を学んでいたのですね。
施設建設のための土地探しに始まり、「風とともに去りぬ」舞台公演、その他舞台、テレビの合間に厚生省通いとチャリティー公演を繰り返し、
1968年に施設開所。
その後の宮城さんの活動はサイトで。
ねむの木学園ウェブサイト
http://www.nemunoki.or.jp/history.html
愛と情熱の人。
活動の基礎には、出会う人への敬いと共感、物事に対する深い洞察力があったと察します。
ファンドレージングのみならず、子どもたちにとってのスーパースター。
この限りないパッションを形にし続けるパワーに深い敬意を表します。
ファンドレージングスーパースター 続く。