なぜきょうだいは兄弟と書くの?
きょうだいって
わたしから見て
お姉さん
お兄さん
妹
弟
なのにきょうだいは
兄弟と表記するのが一般的です。
「兄弟」「兄妹」「姉妹」「姉弟」は
すべて「きょうだい」と読むけれど
その中でも「兄弟」が代表的な書き方です。
辞書(Oxford Languages)でも
【兄弟】とは
同じ親から生まれた間柄の者。
と「きょうだい」を当然のように
「兄弟」と表記しています。
やっぱり男性優位の考え方からでしょうか。
ちなみに英語では・・・
男の兄弟は
brother
女の姉妹は
sister
必要に応じて
younger brother
とか
older sister
とか言いますが
そもそも年長年少はあまり拘らないから
単語が存在しないのかな?
その点は和語よりフラットな気がします。
きょうだいはきょうだい!
しかし
「きょうだい」を当然のように
「兄弟」と表記するのははひと昔前のこと。
どんな形のきょうだいも
「きょうだい」とひらがなで書くのが
とても自然になってきました。
英語で言えば
”Siblings”
SHJの活動でも!
私が代表を務める
は病気や障がいのある子どもが入院入所している病院や施設へ
プロのアーティストによる
アートワークショップを届けていますが、
親御さんが参加することも多いです。
しかし
一般的に小児病棟は15歳以下は入れないので
お母さんやお父さんが
入院しているきょうだいと面会するときは
同伴していても
病棟の外で待っていなくてはなりません。
そのようなきょうだいさんたちを
親御さんが面会中に預かる
「きょうだい預かりコーナー」
をもうける病院もあります。
私たちが活動の時に
この「きょうだい預かりコーナー」で
活動することもあります。
小児病院では
入院していない方のきょうだいさんのことも
とても大切にしています。
きょうだいの日
「きょうだいの日」というのがあります。
4月10日。今月です。
これは全米50州のうち49州が公式に
“National Siblings Day”として認めた祝日だそうです。
発祥は幼い頃に病気で亡くしたきょうだいの思い出を称えるために
クラウディアという方が考案しました。
詳しくは
病気のある子どもの「きょうだい」を支援している
NPO法人しぶたねさんが制作した
をご覧ください。
しぶたねさんの呼びかけで
日本でも記念日となりました。
#きょうだいの日は4月10日
病気や障がいのある子どものきょうだい
というわけで
きょうだい
と言えば
特に病気や障がいのある子どものきょうだい
を指すことが多いです。
というのも
病気や障がいのきょうだいたちの抱える特有の困難さがあるからです。
例えば入院しているきょうだいに
親はかかりきりにならざるをえないことが多く
親としても気がかりなことです。
そのようなきょうだいへの支援の輪も広がっていて
先に述べた病院のようなケースも徐々に増えています。
きょうだいさんに楽しみを!
遠方より子どもが入院する家族が
滞在する施設は全国に広がっていますが
その中でも
は全国に12施設あり、ハウスに滞在するきょうだいさんたちに
さまざまな楽しみの機会を作っています。
(京都ハウス開設予定!)。
スマイリングホスピタルジャパンでも
全国の病院で取り組んでいる大人気の
キミだけのオリジナルステッカーを作ろう!
を東大ハウスで行うことになり
「ステッカー原画展」をハウス利用の方達向けに
開催することになりました(4/5~5/5)。
ステッカーを受け取った子どもやお母様の笑顔はとても嬉しく
これからの大きな励みになります。


きょうだいの気持ち
きょうだいについては
拙著「夢中になれる小児病棟」(英治出版)
にも綴っていますので是非読んでみてください。
→第2章 院内学級という原点「きょうだいの気持ち」
寂しさや疎外感と闘っているきょうだいさんたちに
もっと注意が向けられる社会に!
そんな思いが
「きょうだい」そのものを大切にする記念日に
発展したのが4月10日の
「きょうだいの日」です。
普段何気ない間柄なのがきょうだい。
仲良しきょうだいも
当たり前の存在として普段顧みることのない存在であっても
改めてきょうだいのありがたさを思う
4月にしたいですね。
#きょうだいの日は4月10日

著書「夢中になれる小児病棟〜子どもとアーティストが出会ったら〜」
子どもの療養生活をより良いものにするためには?
立場を越え、共に成長し、支えあうためには?
命の全体性とは?
病と闘う子どものこと、医療の現場にアートがある、ということ
そして命のこと。
本書を通して考えてみませんか?
「夢中になれる小児病棟」松本恵里著 英治出版
SHJ X(Twitter)フォローいただけたら嬉しいです!
しばらくおやすみしていましたが4年ぶりに再開しました。お知らせしたいこと、募集していること、イベントの告知や活動の予告・報告を通して「今」をこまめに呟いています。アーティスト紹介や関連のニュース、他団体の取り組みなどもリポストしながら紹介しています。フォローいただければ幸いです。
SHJを応援しませんか?
病いや障がいと闘う子どもたちアートと学びを通して支援するスマイリングホスピタルジャパンの活動はみなさんの温かいご寄付により運営しています。
例えば月1〜2杯のコーヒーを子どもの笑顔に変えませんか?月500円からのマンスリーサポーターを募集しています。いただいたご支援は、アーティスト謝金、交通費、抗体検査、そしてアート&学びサポートセンター運営費に有効に活用させていただきます!マンスリーサポーター申し込み
単発のご寄付も大変助かります。寄付サイトSHJを支援

Smiling Hospital Japan Official Website
松本恵里著書「夢中になれる小児病棟」
Smiling Hospital Japan X(旧Twitter)
Smiling Hospital Japan Facebook
事務所/SHJアート&学びサポートセンターへ、
ぜひ足をお運びください!
東京都杉並区永福4-1-9 1-B (京王井の頭線「永福町駅」下車徒歩1分!)
オープン 月 火 木 金 10:30~17:00 土日 不定期
