GCU(回復治療室)での5年間👶

念願の長野地区を設立し

準備を進めてきたのは

信州大学病院での活動。

長野地区コーディネータ小倉輝久さんは

ドラムサークルファシリテーターで

初日は病棟プレイルームで総勢23名で賑やかに

ドラムサークルを。

この様子はまた改めて書きたいと思います。

さてこの病院にはもう一つ活動場所があります。

GCUというところ。

Growing Care Unitの略です。

NICU(新生児集中治療室)

が早産児や低出生体重児、治療が必要な赤ちゃんなどが入院する集中治療室。

それに対してGCU(回復治療室)は

NICUで治療を受けてきた赤ちゃんが退院する準備をしながら入院する部屋です。

とは言ってもこの日一緒に活動するのは

生まれてから5年もGCUのベッド上で過ごしているAちゃん。

さぞストレスが溜まっているだろうと察していましたが

人見知りもなくとても礼儀正しいのです。

愛想の良い優しい笑顔で迎えてくれたその様子に

かえって拍子抜けするほどでした。

何か救われたような気持ちになると同時に

その大人びた雰囲気に

この極めて限られた空間での

Aちゃんの5年間を思いました。

自分を守るため

家族を悲しませないため

本当の心に蓋をしてきたその毎日が

すっかり染み付いてAちゃんという一人の少女を作っているのかな、と。

愛想よく賢いAちゃんは

ユニット中のみんなのアイドルであり癒しの存在だと

活動を見学してくれた医師が教えてくれました。

そんなAちゃんに小倉さんは個別の活動を。

持ってきたシェイカーや

小さなドラムパン、Hapiという幻想的な音がする打楽器などの

いろんな音を出してAちゃんにも触ってもらおうと

マレットを手渡してみたり楽器を近づけてみたるするけれど

興味を示してくれません。

「小倉さん、マレットをもっと届くところに近づけたら?」

とか、

「看護師さん、ベッドの柵はもう少しおろせませんか」

などど、

なんとかAちゃんの楽器へのリーチを容易にする環境を作りたい私でしたが、

しかし小倉さん、そっとAちゃんの様子を見て

絵本を読む活動に切り替えました。

最初はニコニコ耳を傾けていましたが

そのうち飽きてしまったのか

あちこちへ視線を移し

ふたたび気もそぞろになりました。

ベッド上においてある医療機器の空袋はお気に入りのおもちゃなのか

それをいじり始めました。

このとき、

この子は人に気を使うのをやめて

本当の気持ちをさらけ出せているような気がしました。

つまらないものはつまらない

自分の興味を優先させていただきます、

と(このとき、小倉さんも同じように感じたと振り返りの時間に話していました)。

そこで小倉さん

用意した折り紙を取り出し

何気なく工作を始めました。

手を動かすことに今は夢中なんだな、

ということに気づいた小倉さんの機転でした。

外でもない

NPO絵本で子育てセンター絵本講師であり、また

NPO芸術と遊び創造協会おもちゃインストラクターでもある小倉さんです。

絶妙な切り替えとたくさんの引き出しを持つことで

子どもの気持ちを読み取り

子どもが自分から楽しもうとする意欲を引き出す専門家。

小倉さんが楽しそうに折り紙工作をする様子が気になり

じわりじわりと体を寄せ

ベッド柵の間から手を伸ばし

折り紙を触り始めました。

ちぎるような手の動きをしながらも

力弱い為に指先に力が入らずにいると

すかさず小倉さんはほんの少しちぎり目を入れそっと置きました。

それに手を伸ばしたAちゃんはちぎる、ちぎる。

まだまだもっともっとやりたい、というふうです。

動きが活発になりちぎるほどに

そばにあったビニール袋に破片を入れていくことを

二人で笑い合いながら楽しんでいます。

袋を振って遊んだり

ポンポンと手のひらで叩いて中の色とりどりの折り紙のかけらの動きを

うっとりと見つめていたり。

そこへ用意してきたサンタクロースの折り紙を

そっと忍ばせた小倉さん。

袋の口をしっかり結ぶとカラフルな風船になりました。

その中でいろんな色の雪にまみれてサンタさんが遊んでいるようです。

存分楽しんだAちゃんの笑顔は本当にキラキラとしていました。

最初は時間がかかったけれど

「時間はいくらかけてもいい。子どもをよく見て

今の気持ちを教えてもらうこと」

そんなことをAちゃんと小倉さんから学びました。

せっかちになること、焦ること

ああしたらこうしたらと気が急くことの

弊害は子育て中に学んだはずなのに・・と

自分の短気な性分に苦笑を隠せませんでした。

活動の終わりを告げ、ゆっくりと片付けを始めた小倉さんに

「え、もう帰っちゃうの?」

というような表情などひとかけらも見せずに

気持ちをピタッと切り替えたAちゃん。

最初の愛想たっぷりの優しい笑顔に戻り

手を振ってくれました。

名残惜しんでくれていたら

身勝手だけど、かえって余韻も爽やかだったかもしれない。

Aちゃんの礼儀正しさ、感じの良さが

なんとも気になるのは数日経った今も変わりません。

これから関係を深めていく

小倉さんのゆったり寄り添う柔らかい佇まいで

Aちゃんが伸び伸び自分を解放していってくれたらなあ

と人知れず祈る私です。

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オリ・パラ児童生徒観戦招待の怪(~_~;)

幼稚園、小中高、特別支援学校の子どもたちがオリ・パラに招待される!

対象は競技会場周辺の自治体、東日本大震災の被災地など。

都教育庁によれば

「オリパラ教育の集大成として

学校の教育活動の一環」

だそうだ。

まず

オリパラ教育って何?

と思い調べてみた。

なんと2016年から東京都の公立学校全てで実施されているそうだ。

年間35時間を5年間かけて・・・。

その内容は

✔︎オリンピックやパラリンピックについて知る

✔︎アスリートを招聘する

✔︎スポーツに対する興味・関心を喚起する

✔︎参加国について調べ学習する

これらを通して

・ボランティアマインド

・障害者理解

・スポーツ志向

・日本人としての誇り

・豊かな国際感覚

の5つの資質を育むとともに

共生・共助社会の実現を目指し、

「平和でより良い世界の構築に貢献する」

のが究極の目的だそうだ(→東京都教育委員会サイトより)。

シンプルにスポーツを楽しんだり

芸術や文学同様、文化的活動を世界レベルで競ったり

それらを通して交流したりすること

と思っていた。

それを教育に生かすのがオリパラ教育なのですね・・・

IOC によるオリンピック憲章に

肉体と意志と知性の資質を高めて融合させた、均衡のとれた総体としての人間を目指すもの。

人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することにある。

とある(→日本体育大学オリンピックスポーツ文化研究所サイト

より)。

教育基本法、学校教育法における教育目標の一つ

「伝統と文化を尊重し、それらを育んできたわが国と郷土を愛するとともに

他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」

という目標に高い親和性がある、

と東京都。

なるほど、人々の目下最大の?関心ごとである国際的な祭典を

教育に活用するのは親しみがあり

子どもにとっては取り掛かりやすいだろう。

しかし競技会場にまで出向いたオリパラ教育には

疑問しかない。

真夏にぞろぞろと大移動する手間とリスクに見合う以上の意味があるのかと。

💢マラソン会場が変更になったほどの酷暑の中、

熱中症は?食中毒は?

💢ただでさえ交通機関の大混雑が予想され

企業によっては期間中は在宅勤務が検討される中、

大勢の移動は安全?引率は目が届く?

(え?引率教員のチケットは20人に1枚だって⁉︎)

💢弁当の持ち込み禁止、飲料はペットボトル1本だけ?

教育関係者の間では

「強制ではないが、都や自治体の教育委員会に言われたら仕方ない。

国↓都↓市区町村に降りてきた!事業。断れない」

もはや実質の「動員」???と疑念が専門家の間でも。

もっとも都教育庁指導部では

「希望制で参加しない学校もあり強制ではない」

というが、

💢全校や学年単位の観戦は授業日として実施するので

夏休みだが観戦に参加しない、つまり大会組織委の招待を辞退すると

欠席扱いとなる。

💢観戦できる競技や日程は

チケット代を負担する東京都が学校ごとに割り振るので

自由に選べない。

とても強制的で窮屈な”お達し”に思える。

現場では

「仕方ないから10分ほど見て帰ろう」

の声も。

意味がない。

滞在時間を大幅に短くしたところで

移動や熱中症のリスクは減らないだろう。

あっちをたてて、こっちに寄り添い・・・。

現場に声を上げる権利はないのか!

子どもたちの無事を祈る。

ここまで現場の事情を汲まずに

危険さえ容易に察することができるにも関わらず

一方的に押し付ける。

強制的な現場への介入はいい加減にしてもらいたい。

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現場無視!教員の「働き方改革」🙅‍♀️

改正教職員給与特別措置法(給特法)が12/4に成立した。

これは

公立学校にの教員の勤務時間を年単位で調整するもの。

繁忙期に長く働き、その分夏休み中にまとめて休みをとる

変形労働時間制度だ。

  夏休みは暇なんでしょ

  休みがたくさん取れていいね~

教員時代によく言われたものだ。

しかし、

普段授業があるとできないこと

例えば

講習会や研修での自己研鑽

研究会

各種書類作り

秋の行事準備

などを

今だ!

とばかりに取り掛かるむしろ多忙な時期だ。

子供たちとの時間をできる限り多く確保し充実させるために

可能な事務仕事は子どものいない間にやっておこう・・・

そんな思いで

教員たちは夏休みであっても普段と変わらず

学校に向かう。

そんな実情を把握せず

さらに年間を通した教員の勤務時間も調査しない文科省が

この制度を導入する理由は

数字だけを追ったもの。

残業時間を減らす・・・

ただの数字あわせ。

長時間勤務にむけて残業代を払うことになった時の

予算を計上したくないのが国の思惑だからだ。

新聞の見出しには

~見せかけの残業時間減へ見切り発車~

「現場無視」教員怒り

東京新聞 12/5朝刊

とある。

ただでさえ過労や病休増加による人員不足が問題視されているところ

さらなる長時間労働につながることが懸念される。

事務仕事が増え子どもと向き合う時間が足りず

特に全教科を教える小学校の教員などは授業準備さえままならず

いじめ問題にも対応できないという。

学校の役割は子どもたちに行き届いた教育をする場所ではないのか。

なぜ実態に寄り添わずに逆効果のことをあえて実行するのか

理解に苦しむ。

さらにこの制度は人間の生理的バイオリズムにも悪影響をうみ

健康をさらに害するだろうと

容易に察することができる。

まずやるべきは

教員の定数改善による人手不足の解消や

業務削減を進めることを

真っ先にやるべきことではないか。

このことは

 10/16 投稿「教員にこそ働き改革を!

にも綴っている。

現状の教員の勤務環境の劣化に加え

今回の国の現場無視の方針。

それらによりますます現場が疲弊するだろうと

教員たちは当然怒りと不安を抱く。

さらに

この実態に敏感に反応するのは

教員志望者だ。

教員志望者の推移を調べてみた。

まず全体的に志願者数減少傾向にある。

今年度の東京都の例では

小学校の競争倍率が2.7倍となり、

前年度(3.6倍)より0.9ポイント下がった。

中学・高校に至っては前年度の9.7倍から

半分近い5.0倍にまで低下するなど

大幅な低下となった。

大阪府でも、

中学校で5.9倍(前年度7.7倍)

高校で11.7倍と(前年度13.1倍)

その他の自治体も、中学校と高校を中心に、志望者減が目立つ。

11/14教育新聞より

この数字の背景には

教員の過重労働をめぐる報道により

「学校=ブラック」というイメージが広がり、

教職課程の履修を取りやめる大学生が多いという実態がある。

当然だ。

教育者として生きていくのだという希望を持って

勉学する大学生の使命感や社会貢献への夢を

打ち砕く破壊的行為だ。

このままでは教育現場が

教員たちが

子どもたちが

よりよく生きるための土壌を失う。

学校はどこへ向かうのか。

全ての自治体がこの制度を導入しないことを願うばかりだ。

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いいぞ!新出生前診断 認定作業中断!

新出生前診断の申請をしている国内の21病院に対し

認定作業が中断していると

先日新聞に小さく載っていました。

認定機関の日本医学会は申請受付も停止しています。

お!やった。

というのが正直な気持ち。

だってこの検査、

命の選別につながる優生思想が根底にあるとしか思えないから。

反対する人がとても多いのになぜ?

という疑問が払拭できずにいたから。

美容外科など無認可のクリニックで

検査を受ける妊婦が急増しているというのは

兼ねてから問題視されていました。

安易な命の選別を当然のこととするような

医療機関があることがまず許せない。

その広告をネットサーフィンして見つけました。

 年齢制限なし。

 一度の採血で完了。

 陽性の場合は当院にて無料で羊水検査可能。

 来院1回で検査可能。

 1度の来院、30分で採血。

などなど。

まるでプチ整形並みの気軽さではないか!

(したことないけど)

優生思想が無意識に若い母親に浸透してしまうのではないか・・・

多様性を尊重しない視野の狭い人格の増殖にならないか・・・

差別的な価値観の植え付けの危険・・・

いかにも寄り添っているかのようで

実は弊害だらけの

検査機関の宣伝文句。

怒りしかありません💢。

認定作業中断の背景にある

専門家の間での対立実態を

調べてみました。

日本産科婦人科学会の立場

🌀認可の早期再開を目指す!

妊娠の管理の目標は、妊娠が安全に経過し分娩に至ることであるが、同時に児の健康の向上や適切な養育環境を提供することでもある。基本的な理念として出生前に行われる検査および診断はこのような目的をもって実施される。

実施施設にアクセスしにくい地域があったり、希望する妊婦が検査を受けられる期間は限られているという実態から早期再開を目指す。

💢💢💢💢💢

参考:日本産科婦人科学会HP

日本小児神経学会の立場

🌀安易な導入について反対!

重度脳障害児から「発達障害」児までの治療、療育指導に深くかかわっている立場から、病因が何であっても、症状がどんなに重症であっても、子どもたちの「多様性あるいのち」「尊厳あるいのち」「より快適で広がりのある生活」を支えるための医療と支援をするスタンス。
子どもたちが生まれる前も生まれてからも、生きる権利を擁護する立場にあり、

障害の可能性ゆえの選択的中絶が大きな選択肢として前提とされる出生前診断は、極めて限定的に慎重に行われる必要がある。
また現在何らかの障害をもちながらも、医療や医療的ケア、教育、福祉支援によって前向きで広がりのある生活をしている子どもたちの存在を将来否定することになりかねない。

決して「間違わない検査」ではないことも承知しなければならない。

⭕️⭕️⭕️⭕️⭕️

参考:日本小児神経学会HP

日本小児科学会の立場

🌀検査の普及は深刻な事態!

小児医療の向上のために研鑽を積む小児科医を中心とした学術団体としてさまざまな病気や多様性をもって出生した子どもたちの命と生活を守る、いわば子どもたちの代弁者の立場。

NIPTにより染色体の病気の子どもたちの存在を否定しかねないと認識する。

NIPTを希望する妊婦とご家族の意思、判断は尊重されるものだが、染色体の病気の子どもとご家族の実情を知り考える機会をまず持ってほしい。

検査の実施は、染色体の病気のある方とともに生きる社会の実現を遠ざける結果になると危惧する。

⭕️⭕️⭕️⭕️⭕️

参考:日本小児科学会HP

日本臨床倫理学会の立場

🌀胎児の権利を侵害する可能性があり,優生思想にもつながる恐れ!

母親が高年齢の場合や、染色体異常症の児を出産した既往のある妊婦で、胎児の異常の有無を深刻に考えている場合は、検査の要請があれば、これにこたえることは臨床医の義務でもある。

しかし、人は多様性のある生物であり、障害があったり、遺伝子異常があることは生物の常である。これを大多数の人が容認するような社会であれば、胎児異常を心配する妊婦の負担が相当軽減される。

胎児の異常に関する検査をマススクリーニングとして行うことは、胎児の権利を侵害する可能性があり、優生思想にもつながる恐れもあるので慎重であるべきだ。

⭕️⭕️⭕️⭕️⭕️

参考:日本臨床倫理学会HP

躍起になっているのは日本産婦人科学会だけ。

妊娠が安全に経過し分娩に至ること

児の健康の向上や適切な養育環境を提供すること

がその理由だが、

説得力に欠ける気がしてならないのです。

新出生前診断は中絶につながる可能性もあるため専門家が遺伝カウンセリングを行う体制が整った病院で行うことが求められています。

しかし、日本臨床倫理学会によれば、高齢出産等、検査が必要な場合においても遺伝カウンセリングが徹底していないそうです。

妊娠が安全に経過し分娩に至るという趣旨から外れているようにも思える・・・。

👶 👶 👶 👶 👶

専門的すぎるがゆえ、

情報の取捨選択が難しいところがあるが

幼い頃から命や健康、身体をテーマにした教育が行われることが

共に生きる価値観を共有する自然な流れを作っていくと考える。

参考までにこれまでの「からだ科」の提案。

→2018/8/9投稿「小学校の科目に『からだ科』なんてどう?

→2018/10/10投稿「やっぱり『からだ科』作ろうよ。

命と向き合うこの問題は大いに議論されるべきであり、

多様性の中で生きる社会の実現は

医療界こそが啓蒙していかなくてはならない

大きなテーマだと思います。

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物事の本質はいつも子どもから学ぶ👦

”いつでも、どこでも

子どもたちは正直で

物怖じせずに貴重な知識を授けてくれた”

「国をつくるという仕事」

西水美恵子氏著 英治出版 より

出版10周年記念イベントでお会いしてから

西水さんの人生観や物事の捉え方に

深い頷きと共感

インスピレーションをいただいた

衝撃の夜!から3週間が経とうとしています。

→11/18投稿「国をつくるという仕事」著者 西水美恵子さんと語り合う会

→11/20投稿「「国をつくるという仕事」著者 西水美恵子さんの想いに触れて

元世界銀行副総裁という肩書きを見ただけで

”物怖じ”してしまった私。

それもそのはず

私が米国の銀行(現チェース・モルガン銀行)

に入行し

Treasury Back Officeで

主に外為事務をちまちまと行なっていた時に

西水さんは世銀に入行して

途上国の貧困対策のために

世界中を飛び回っていたのだから。

さて、冒頭のくだりは

西水さんが

トルコやバングラディッシュ、スリランカに出張中に感じたこと。

早朝の子どもたちの登校に頻繁に参加し、

時にはなかなか先生が来ないクラスで

臨時英語授業をすることもあったと。

地域を知る、また

子どもたちとの雑談の中から

その国の教育事情

政治の歪み

女子教育に対する軽視・・・

様々な課題をキャッチしたそうだ。

途上国内の格差是正へのヒントを得る事に大いに役立った

ということが書かれている。

こんなところに西水さんの現場主義が如実に表れているなあと感じる。

📕 📗 📘

子どもは本当に屈託無く

正直に心の中を伝えてくれる。

もっとも、小学校高学年にもなると

テレが邪魔をしてそうもいかないところもある。

”子どもは正直で物怖じせずに意見を言う”

西水さんが現地にいた40数年近く前の日本でも

同じように子どもは伸び伸びしていたような気がする。

なんだか自由で泥臭くて

太陽の香りがするような

そんな存在だった。

さて今。

子ども特有の素直さや正直さ、怖いものなさが

失われつつある、というより子どもたちもまでが

大人たちにそんたくする事で

貴重な意見を心の中にしまってはいないか、

と気になる時がある。

そうしているうちに

言葉にすることの大切さや重みを感じるチャンスを失い

ものを言うことへの

気恥ずかしさや

責任が先に立って

ものを言う機会そのものや

自分を表現する場を逸し

その力が失われていくような怖さを感じる。

ものを言うことへの圧迫感が

低年齢化しているとしたら

それは

「国をつくる」

と正反対の作用となりそうで怖くなる。

もしかしたら

西水さんは

途上国で伸びやかに話す子どもたちを見て

この国は大丈夫。よくなれる。

と確信したのかもしれない。

📕 📗 📘

ここで話は少々飛ぶが、

少し前に紹介した

「教えない授業」氏著 英治出版

で綴られている

対話型授業。

→9/13投稿「教えない授業」

対話を通して子どもの発話を促し

思考停止を食い止め

話すこと伝え合うことで

自ら学び課題意識を持ち

発信し合う。

知識偏重ではなく

考える隙間の時間を大切にする

という基本理念は、教育現場でなくてはならない本質的なものと感じる。

子どもに自由に話せる時間を!

意見を言い合うことの喜びを!

なぜって、

本当に大切なこと

本当に本当のことは子どもが教えてくれるから。

そして

物事の草の根は全て子どもにあるのだから。

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