〜久しぶりに活動のアシストをしました〜

助っ人アシスタントとして日赤医療センターへ。

真鍋麻里さんのオリジナル塗り絵はどこへ行っても大人気!コンセプトは「ありえない世界」。不思議な世界観へ引き込まれます。

「どの色にしようかな〜」子どもも大人もここからすでに夢中、そして塗りながら知らず知らずにおとぎの国へ。空想の世界に浸りながらも、「塗る」ことがこんなに癒されるのはきっと、枠があることで安心するからだ・・と冷静に!分析。この集中力は藤井4段に負けないかも!。

子どもたちの満足げな笑顔はいつでも最高!!助っ人要請、次はいつかな?

Mari Manabe Official Website   http://www.only-toomari.com

Smiling Hospital Japan Official Website

入院中の子どもたちの気持ち

ほんらい外で走り回って遊んだり、学校に行ったりお稽古へ通ったりなど、経験をたくさん積んで成長していくべきこどもたちが極端な制限の中で痛みと我慢、不安、孤独の毎日を強いられています。

自分が長期入院を余儀なくされるような病気に罹ってしまったことで、自分を責めます。痛みなどの辛さ、孤立への不安と恐怖に加え、自分のせいで周りに迷惑をかけているという自責までも彼らを苦しめます。

主に長期治療するこどもの病気としては白血病や脳腫瘍、糖尿病、心臓疾患などの難病で、長期入院を余儀なくされるこどもが全国に20万人、そして命を脅かされる状態のこどもが2万人いる、と言われています。

~Happiness Helps Healing~

楽しいと感じることや成長に必要な情操活動が極端に不足する日常を支える力になりたい、そしてそれが単なる気分転換の楽しい時間という枠を超えたものでなければならないと考えました。この理念のもと、「凄いアーティスト、本格的な芸術活動」を繰り返し届けているのが私たちSHJです。

入院してたから経験できた、普通に生活しててもこんな経験できないよね、という声をたくさんいただきます。入院を「−」と捉え補うのではなく「➕」に変える。そして「ワクワク陽気な気分は活力の増進につながり、治癒力を高める」ことが活動のもたらす効果と信じます。

闘病生活を辛かった思い出として封印してしまうのではなく、困難の中にあっても主体的に生活を楽しむことができたことにより乗り越えられた自信を糧に、新たな試練に出会った時、立ち向かう勇気につなげてほしいと願います。

Official Website  http://www.smilinghpj.org/index.html

藤井4段〜モンテッソーリ教育〜

今をときめく藤井4段。残念ながら30連勝はなりませんでしたが、その才能の開花ぶりには目を見張るものがあります。誕生日が同じ、というところに勝手に親近感を抱いていますが、それより何より、彼が幼少期に通った幼稚園がモンテッソーリ子供の家だということ。モンテッソーリの教育法やそれを確立させたストーリーに深く感動し、息子(現在26歳)を子供の家に通わせたという経緯もあります。

モンテッソーリ教育は、20世紀にイタリアの医師、マリア・モンテッソーリによって考案された教育法で、その基本には、「子どもは、自らを成長・ 発達させる力をもって生まれてくる。 大人(親や教師)は、その要求を汲み取り、自由を 保障し、子どもたちの自発的な活動を援助する存在に徹しなければならない(マリア・モンテッソーリ著「子どもの発見」 より)」という方針があります。ここに藤井4段の並外れた集中力と成功の秘密があるようです。

日本でも全国に広がる子供の家ですが、0~6歳までが対象です。これに対して、欧米では中学校まであり、米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ、オバマ前アメリカ大統領など多くの世界的著名人がモンテの教育を受けました。

この方針は日本の教育課程に取り入れることは難しく、6歳までの教育現場でしか採用されていません。幼児期の教育が後々の基礎を作ることを考えれば十分という捉え方もありますが、「子どもの持つ『自分を成長させる力』を信じて自発的な活動を援助する環境」が与えられれば、子どもたちは目先の点数に縛られず、無駄な競争もなくなり、自立した幸せな人生を選択できるよう成長するのではないでしょうか。

これからもモンテッソーリ教育について時々触れていきたいと思います。

本物を大切にするというSHJの理念と重なるところも多く、子どもの教育を超えた、生涯教育、生き方・・などにも大きな示唆があります。

スマイリングホスピタルジャパンについて

闘病中の子どもたちに本物のアートを!Happiness Helps Healing~

スマイリングホスピタルジャパンは、病院や施設、また在宅にて難病や障がいと闘う子どもたちとご家族に、プロによる本格的な芸術〜音楽、美術、マジック、バルーンアート、語りなどあらゆるジャンルのアート〜を届けています。ワクワクする創造的な時間を繰り返し持つことで闘病への意欲や活力、生きる喜びが得られると信じます。

大切にする4つの活動方針

✔︎定期活動  見通しを持って楽しみに 生活にリズムを

✔︎参加型活動 受け身でなく主体的に

✔︎個別活動 一人ひとりを大切に

✔︎本物のアート 質の高いクリエイティブな活動を

SHJはなぜ本物にこだわる?子どもたちにこそ、本物が必要だから。

子どもはほんらい、いろんなところへ行っていろんな経験をしてたくさんの価値観に触れて成長していきます。しかし、闘病生活とはなんと制限ばかりで変化のない毎日でしょうか。医療はもちろん、教育もほぼ保障され、とりあえず必要なものは揃っているかのように見えます。が、成長に欠かせない「遊び」や「情操活動」はどうでしょう。最近では患者のアメニティに力を入れる医療施設が増えましたが、当たり前にある、とまでは至っていません。制限された環境だからこそ本物に接する必要があります。プロフェッショナルによるダイナミズムが「創造力を駆り立てる陽気な高揚感」を作り、治癒への活力増進剤となるのです。

アーティストの立場で考えてみましょう。彼らは長い時間をかけて磨いてきた極めて専門的かつ独自の技を惜しみなく子どもたちと共有します。本物の芸術を目の前にした子どもたちの瞳が輝くとき、アーティストたちの心が震える一瞬です。こみ上げる喜びがあるといいます。彼らはそのためにいつでも真剣勝負です。なぜなら子どもの感性の高さをSHJのアーテイストは皆知っているからです。相手が子どもだからといういい加減な気持ちで活動するアーティストがいたとしたら、SHJの理念への共感を捨てて活動を辞めていきます。

少し話は飛びますが、大人は子どもから危険を回避するため、また実物を見せに行く時間を節約するため、本物の代わりに玩具を与えます。しかし、陶器やガラスは割れるもの、ナイフは切れるものという物事の本質を学ぶ機会を奪っています。本質がわかれば危険を回避する手立てがその先にあることを体験から学ぶものです。本質を知り味わう豊かさや心の余裕を培うことで、名前やブランドで価値を判断するのではなく、自分がいい!と思うものに出会う審美眼が養われます。飛躍かもしれませんが、芸術も学習も遊びも、本物であるべき理由がここにもあるのではないでしょうか。

自分のテイストや生き方に自信を持てるようになれば「本当の幸せ」をつかめるようになる気がします。本質に迫る体験や教育が実現するよう、まずは大人たちが子どもをゆったり見守る物理的、心理的余裕を持てる社会を作ることが、子どもたちの成長を支える我々の使命と考えます。とりわけ、困難を抱える子どもたちに、「本物」を浴びるほどプレゼントしたい・・SHJの願いです。緊張の連続を強いられる医療現場に、医療者も子どもたちと一緒にアートを味わうゆとりが当たり前にある社会となりますように。

Official website   http://www.smilinghpj.org/index.html

このブログについて

2012年、難病の子どもをアートで支援する団体「スマイリングホスピタルジャパン」を設立しました。病院内学級に勤務していた時に抱いた、幼い子どもが命を脅かされるような病にかかってしまうという不条理への怒りと、彼らの勇気に対する尊敬の念が原動力となりました。 彼らから学び続けたいという思いは今もこれからも変わりません。子どもたちからのメッセージを通し、病気や障がいを持つ子供達を含めた現代の若者を取り巻く課題について、心に思うままブログにて発信できたらと思います。

一人ひとりが子どもの素晴らしさを敬い人間の本質や可能性に寄り添うことが、平和な社会を築くための心の持ちようにつながると信じます。生かされていることへの感謝の気持ち、自分を導いてくれる大きな力に抱かれて一日いちにちを大切に・・そんな風に考えていると自然に病や障がい、様々な困難に立ち向かう若きヒーローたちの顔が浮かんできます。

誰もがかつては子どもだった・・。
このブログを読みながら、時にはその頃の原風景に思いをはせてみては?
今の自分の中に子ども(らしさ)を見つけてほっこりしたり、時には苦笑いなんていうのも!