👧子どもの共感性に救われるとき👦

コロナウイルス感染拡大を受け、

活動病院から4月も引き続き活動中止という連絡が相次いで入ってきています。

2ヶ月連続の休止となります。

こんなに休みが続くと子どもたちはどんな風に過ごしているんだろう、

とそればかりが頭をぐるぐるしています。

治療と極めて限定的な活動で日々を過ごしている様子が想像され

駆り立てられたのは「塗り絵のプレゼント」。

アーティストに協力をもらい、

病棟へオリジナル塗り絵のプレゼントをという申し出をすると、

リクエストが相次ぎ、

順次印刷、郵送を行なっているところです。

子どもたちへのメッセージを添えて。

🌷 🌷 🌷 🌷 🌷

ふと、活動を開始して少し経った頃に起こったハプニング

~病棟立ち入り禁止命令~

を思い出しました。

ある病院で、月4回の活動が2ヶ月全く不可能になったのです。

その日のアーティストが活動中に立ちくらみを起こして倒れてしまい、

少しの間意識がなくなってしまった、

ということがありました。

もちろん、抗体検査、健康診断の結果を提出し、

病棟での活動許可は得ていました。

たまたまだったのです。

貧血気味、という程度の持病があるだけで

その日は当然体調に問題はなく

躊躇するような少しの兆しもありませんでした。

この頃はまだスタッフが少なく

全活動に私がアシストしていました。

現場をしっかりと理解するということは立場上不可欠なので

しばらくは当然のように通っていたのです。

ところがこの日に限って外せない用事ができ

やむなくアーティスト一人での訪問となりました。

こういう時にトラブルは起こるものです。

よりによって・・

ということはよくあること。

私がアシストしていれば

アーティストの事前の異変に気づいたかもしれないし

すぐに活動を中止しアーテイストに休んでもらうこともできたはず。

しかし意識のない本人を現場はどうすることもできず・・。

「子どもたちを怖がらせた」

「ボランティアの健康管理に問題がある」

ということになり

”スマイリングホスピタルジャパンは

当分無期限立ち入り禁止!”

の宣告を受けました。

病棟へは団体からの詫び文を送りました。

しかしここからが大事なこと。

スマイリングのアーティストたちはどうしたの?

来なくなっちゃったの?

〇〇さん、その後大丈夫?

また来て欲しいのに・・。

活動は復活する?

・・・・・

そんな声が子どもたちからあがっている

と同じ病棟を訪問する他の活動ボランティアが教えてくれたのです。

そんな声は当然現場のスタッフの耳に入りました。

その月が終わらないうちに、子どもたちの声を受けて

「再開をお願いします!」

という知らせが入りました。

すぐに手配ができず翌月から活動は再開となりました。

怖がらせた、というのは大人の忖度に過ぎず、

子どもたちはSHJはもう来ないのか、

と活動ができなくなることを心配するばかりか

大好きなアーティストの体調を心配してくれたのです。

さすが、自分の体調と折り合いをつけながら生活する

子どもたちは

エンパシー(共感、感情移入)に溢れる愛の人たちです。

彼らの反応に大人たちはどんな気持ちを抱いたでしょう。

私は子どもの素直な優しさ

人の気持ちになってみる共感性に感動し、

その健気さを愛おしく思うのです。

このエピソードを通して

子どもという存在そのものへの敬意を

改めて深くしたものです。

こんなに美しい心を持った子どもたちが

ますます閉塞状態に置かれていることに

心が痛みます。

関連ブログ→2020/3/19投稿こんな時こそ、新しい発想を!

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〜こんな時こそ、新しい発想を!💡〜

コロナウイルス感染拡大の懸念から

2月末に

各病院、施設より

「3月いっぱいはとりあえず活動を中止」

との連絡を受け、活動すべてお休み中です。

”念の為のひと月” のこころづもりで

3月は我慢

という認識でいたものの

いざ3月も中旬を過ぎると

この2週間がとても長く感じたし

これからさらに2週間と思うと気が遠くなります。

子どたちはどうしているだろう・・と。

4月以降については各病院から再開のめどを知らされることになっているけれど、その知らせを待つ時間すらとても長く感じます。

居ても立ってもいられなくなり

つい活動病院の医師に様子を聞いてみるも

「再開の見通しはまだ立っておらず

外泊も原則禁止となっており、

子どもたちは病棟でじっと過ごす時間が多くなり

退屈そう」

とのこと。

終息と活動再開を祈り待つ間にも

終息どころか

パンデミックの段階に入ったということが知らされ

4月どころか

5月も?

6月も?

それどころかオリンピックも延期という可能性が聞かれるようになり

夏までも・・・?

****

ただでさえ閉塞状態にある入院中の子どもたちに

追い討ちをかけるような我慢を強いることになっている現状。

先の読めない不安。

平時は感染予防に対する病院のガイドラインを通過し

アーティストと子どもたちがのびのびと活動できていたというのに

「入院中の子どもたちの日常を豊かにしたい」という私たちの思いは

今回ばかりは目に見えない怪物の前にひれ伏すしかないのか、と

やり場のない怒りと非力さを感じるしかありません。

そんな中、ネットを利用したパーフォマンスの配信

という画期的なアイデアを実現させている団体もあるようです。

しかし私たちの活動は

受け身になりがちな入院生活において

参加型活動によるふれあいを通し

子どもたちの主体性や創造力を引き出して

自ら湧き上がる高揚感と達成感を味わってもらい

うんと楽しんでほしい

というのが趣旨。

そうだ、アーティストが訪問できないのであれば

アーティストによるアクティビティをプレゼントして

病室で楽しんでもらったらどうか、

とひらめきました。

考えるのと同時に身体が動きました。

ウォールアートでも全面的に協力してくれた

イラストレーターの真鍋麻里さんに打診すると

それいいね!ということになり

二つ返事で快諾してくれました。

すぐに取り掛かってくれ

今塗り絵セットを待っているところです。

真鍋さんの塗り絵は市販のものとは全く違うワクワクするもの。

仕掛けがあったり絵にストーリーがあったり。

見ているだけでもおもわず笑ってしまうような

愉快なモチーフがあったり。

ああ、子どもたち、どんなに喜んでくれるかな、

と届けるのが待ち遠しいくらいです。

他にアーティストが訪問できなくても

主体的にできる活動を届けられたら・・・。

全国のアーティストたちにアイデアを募っているところです。

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一斉休校🎒~子どもの過ごし方~

一斉休校中、親が仕事に出ている間の

子どもの居場所を確保するために

児童が過ごせる場所を開く自治体が少なくない。

ある都内の施設を取材した記事が東京新聞に載っていた。

→<新型コロナ>児童、長机は1人ずつ利用 室内、1人で遊ぶよう指導 世田谷の居場所づくり (3/12朝刊)

午前9時半。

マスクをつけリュックサックを背負った子どもたちがやってくる。

会議等で使う長机がずらりと並んだ部屋はまるで試験会場みたい。

ここに座るのは一人ずつ。

前の席と距離を保つため座り方はきちんと互い違いに。

職員が見守る中持参したドリルを出して問題に取り掛かる後ろ姿が載っている。

幼い小さな背中が規則正しく並んでいる。

室内にはボードゲームや本があるけれど、

遊ぶときは向かい合うゲームは避け、一人で遊ぶことが決まり。

外では縄跳びや一輪車、相手と距離が保てるドッジボールなどを。

子どもたちが前を向くと教室のようにホワイトボードがあり、過ごし方の注意が書かれている。

写真からそのまま書き取ることにする。

1 自習中はしずかに、前をむいてべんきょうします。

2 休みじかんはひとりで座ってできることをします。

3 トイレに行く時はスタッフにつたえましょう。

4 せきエチケットをまもりましょう。

5 ぐあいのわるい人はすぐスタッフに言いましょう。

6 本をよむときは1冊ずつもってきましょう。

7 まわりの人にめいわくになることは・・・(この部分は子どもの頭で隠れています)

この様子を紹介する記事で

記者は何を伝えたかったか。

写真を見る限り、子どもたちのなんと従順なことかと感心⁉︎する。

ホワイトボードには注意点が箇条書きで書かれているが、

なぜそうしなければならないのか

彼らは飲み込めているのだろうか。

長机に一人ずつ座らなければならない理由は?

本はなぜ1冊ずつ?

*****

どんな時でも子どもは成長する。

こんな時だから仕方ない、

と大人以上の試練を子どもに与えていいはずはない。

大人たちは満員電車で通勤する中、

経済に直接影響のない教育現場をターゲットにした

今回の全国一斉休校措置。

子どもが大切にされている社会だと感じることが

どんどん少なくなっている中、やはり今回もまずは子どもが犠牲か、

と怒りは収まらない。

写真に写った彼らの後ろ姿が

なんとも健気で切ない。

この我慢の時間がこれからどれほど続くのか、

ストレスを溜めて免疫力が下がり逆効果になるのでは?とまで思ってしまう。

なんども言いたい。

いつでもやり直せる。

早く一斉休校を取りやめ

まめな換気、手洗い、うがいを忘れない

など学校での過ごし方をみんなで考え徹底することの方が

生産的で教育的だと思う。

有事の際の対応や工夫について考える

良い機会と捉え

課題について考え自分にできることを実行したり

友達と協力したりなど

考える時間と学びのチャンスにしたらどうだろう。

関連→3/4投稿 突然の臨時休校要請

  →3/5投稿 全国一斉休校・・子どもを守るために教育を受ける権利を奪っている矛盾

  →3/9投稿 プリント自習の無責任

コロナウィルス感染拡大につき一斉休校~孫とばあばの家庭学習にっき-2-

ちょっぴり背伸びして3年生の漢字を。

なんでも漢字で書きたくなる孫は

ちょっと博士タイプ。

○○って漢字でどう書くの?

などと容赦ない質問をしてくるので

止め、はらいはちゃんと伝えなきゃと

いちいち正確な漢字を調べ確認する必要あり。

ばあばに勉強の機会をたっぷりと与えてくれます。

ことわざや四字熟語が大好きな彼は

何気ない会話の中に

何気なく四字熟語や慣用句を使ったり

例え話にことわざを使ったりして

ヘェ~と

じいじばあばを驚かせます。

ダジャレ連発のじいじ

ことわざで返され

タジタジです。

言葉あそびは本当に楽しい時間。

さて、学校がない中、

退屈をあの手この手で紛らわせるような

面白いものはないかとネットサーフィンすると

ことわざのサイトを見つけました。

これ、面白いからプリントする?

と聞いてみると

うん、うん!

と嬉しそう。

ところが次の言葉に負けた~。

「前門の虎 後門の狼」

が載ってないよ。

恥ずかしながら

え?

もう一回言って。

「前門の虎 後門の狼」

災いが過ぎたというのにまた災いが降りかかることだよと、丁寧な説明付き。

あ、それ「泣きっ面に蜂」

ってこと?とすかさず私。

まあ、そんなとこかな。

と孫。

恐れ入りました。

こんな調子ではありますが

いざ3年生の漢字練習プリントに向かうと

え~、めんどくさい。

もうできる~。

1回書けばでいいでしょ~。

はい、ここまででもう終わり!

もう覚えた~!

と孫。

やっぱりプリント学習は嫌いなのね~。

〜プリント自習の無責任✏️〜

3/5づけ東京新聞朝刊のコラムを読んで大きくうなづいてしまった。

→編集局 南端日誌 「一斉休校要請で国の対応『完全自習の無責任』」(特防部デスク)

休校に伴う家庭学習課題をめぐる記者と小学4年生のため息交じりの会話が紹介されている。

息子:

「これを自分でやっといてね、っていうならそもそも学校いらなくない?」

記者:

「先生にどう指示されたの?」

息子:

「教科書を見ながら問題を解いて、わからなかったらインターネットでも見て補足してね、と言われた」

記者は非常に無責任な子どもへの丸投げだと。

そこで文科省の方針をHPで調べると

「学習に遅れが生じることが予想されることについては、可能な限り家庭学習を適切に課すなど配慮いただきたい」

とした上で工夫の例として

・教科書を再読して感想文を書く

・教科書の反復問題を解いたりする

が挙げられていたという。

未学習の内容を自分でというわけにはいかないから当然復習ばかり。

3週間の未修分どうする?

もしかして今年は夏休み返上か?

悲観的観測もちらほら・・らしい。

✏︎  ✏︎  ✏︎  ✏︎  ✏︎  ✏︎  ✏︎  ✏︎  ✏︎

とにかく今はプリントやっとけ!

とプリントの山を家庭に、子どもに丸投げの状態。

現場としては

授業をやっちゃダメ、と言われれば仕方ないのかもしれない。

しかし、ここで思うのです。

そもそも、学ぶということってどういうことだろう、と。

学校教育が

~年生はここまでやらないと

と知識を身につけることに追われ

「知識を覚えること」

「~年生でやるべき計算ができるようになること」

を学ぶことの価値や本質としているから

今回のような場合、

家庭学習をプリントにして丸投げせざるを得なくなるのではと。

家庭も否応なしに一つの価値観に追い立てられてしまう。

少なくとも

それらが今の学校教育だとして

環境が全く違うのに学校でやることをそのまま家庭で・・

というのは無理な押し付けに思えるのです。

そもそも突然の一斉休校という

備えのない要請に多くの自治体が従ったことを残念に思います。

が、それを選んだならば

大変だ!

プリント作らなければ!

と近視眼的になるのではなく

もっとおおらかに

こんな事態だからできること

例えば

ちょっと気になってことをとことん考えたり

興味関心から自分のテーマを決めて

じっくり調べたり

実験してみたり

そんな時間にしてください、

となればいいなあ

と思うのです。

”放っておけばゲームばかりしている”

と子どもを頭っから信用しない大人の態度が

子どもの創造性を否定し

心の世界を潰してしまうのではないかな。

目下の我が家、

2年生の孫とのんびり過ごしています。

なんとプリントは1枚も出さないという学校の方針に

拍子抜けするやら感心するやら。

1年生からの復習をしながら

どんな風に答えを出してるの?

へ~、そんな考え方があるんだね~。

と孫の考えを聞くのが楽しい

非日常になっています。

遠山啓先生の「わかるさんすう」シリーズがテキスト。考える力と概念の形成に力を入れ、イラストもモノクロ昭和な感じで楽しくて。数学教師でもある特別支援学校教員の夫(じいじ)の一押し。