〜病棟のシンボルツリー〜

入院中の子どもと叶えるプロジェクト

病棟の白い壁を明るくポップに変えよう!

クラウドファンディングで共感と支援を集めて実施したウォールステッカーは、SHJの理念全てを実現するものでした。

・この活動に興味を持ち参加したい、と思って自分からプレルームにやって来ること。

・塗り絵を選ぶこと、色を選ぶこと。

・自分なりのデザインを加えること。

これらは主体的な活動に繋がります。→→参加型活動

・ベッドサイドで制作する子はアーティストを独り占めできる

自分だけのための個別の時間です。→→個別活動

・プロのアーティストというファシリテーターのもと、

・ダイナミックなアートに没頭し、

・オリジナルのアイデアを駆使すること。

これらによって、創造力や感性を呼び覚まします。→→本物のアート

・ステッカー作りと貼る作業含めて3回連続の積み上げる活動

(さらに翌月は別のアーテイストがやってくる!)であること。

単発のイベントとは違う継続性がある→→定期活動

さらに完成した作品を並べてみんなで見合ったり

感想を話したりすることは

コミュニケーションの機会を作ります。

子供達が笑顔になり、お母さん、お父さんも子供の笑顔にホッとして・・

そんな家族の表情に子供も安心する・・。

このサイクルをみた保育士さんもこの活動の意義を実感し

プレイルームやベッドサイドは子どもたち主体の空間となります。

ここまではいつもの活動で毎回みられるスマイリング効果です。

しかしそこに、

「患者・家族」と「医療者」との

隔たりが生じてしまうのは否めない事実でした。

やむを得ないことです。

多忙な医療者に参加を呼びかける訳にもいかないからです。

治療優先だけど楽しい時間も必要。終わったら安静にね。

と言って業務に戻っていく看護師さん、お医者さん。

この雰囲気は子どもたちに自由と安心をプレゼントします。

治療の合間に夢中になれるアート時間があれば

闘病への力になるという観点で言えば、

これでも十分なのかもしれません。

しかしそこへ病棟のみんなが参加し、その結果(作品)がいつもの生活の中に溶け込む今回の試みは

さらに良質なスマイリング効果を生み、

病棟の理想像をイメージさせてくれました。

✔︎子どもが自分を誇らしく思い、孤独感を払拭する

自分が取り組み完成したものが集団生活の場を飾っているというのは、自信を失いがちな入院生活に自分自身を誇らしく思う気持ちを芽生えさせます。

たくさんの人が見てくれる得意な気持ちは達成感を生むでしょう。

並んだ作品の中に自分のものが一緒にあれば、仲間意識のようなものが芽生え、寂しさが払拭されます。

✔︎医療者と患者という分断がなくなる

病棟を明るくしようという1つの目的に向かってみんなで取り組むから一体感が生まれます。

同じ空間に身を置く仲間として、互いを知りいい関係でいられるようになります。

✔︎意図していなくても生まれてしまう上下関係を取り払う

子どもたちの作品がいつでも目にとまる環境では、医療者が子どもたちの一番大切な側面、豊かな感性やクリエイティビティに気づき意識し、これまで以上に患者を敬うことにつながります。

✔︎医療者の癒しや励みになる

子どもたちやお母さんたちが楽しむだけでなく、病棟の医療スタッフは、緊張の連続の中、廊下を歩けば子どもたちの作品に癒されます。

✔︎より豊かなコミュニケーションが生まれる

みんなで参加し完成させたアートが作るみんなの生活空間で、共通の話題が生まれ希薄になりがちな人間関係が深まっていきます。

✔︎病棟の中心的な癒しの空間ができる

みんなが自然に足を止め集まるシンボルツリー出現

子ども対象の取り組みですので、当然、子どもにスポットを当てた活動です。

しかし、医療者の心理を意識して空間づくりをすることは、患者である子どもたちに大きな影響を及ぼすのです。

まずお医者さんが笑っていると子どもたちは安心します。

楽しい!と感じる文化的な活動が定期的にあることで、

医療者が治療する立場で子どもたちを支えることに専念できるのが

SHJの意義の1つでもありますが、

実際の作品を、活動中たまたま通りかかって目にするというのとは違って

業務の最中にいつでも見られる、というのは医師にとって大きな喜びです。

医療へのモチベーションも高まるかもしれません。

🌳 🌳 🌳 🌳 🌳

小児病棟にいる医療者は例外なく子どもが大好きです。

大好きな子どもに元気になってほしくて頑張っているのに、

かえって子どもたちを泣かせてしまうことになるお医者さんですが、

このような活動があるから笑顔もたくさん見られる、

だから医師としても医療を頑張れる、

子どもたちが頑張っているのだから。

実際お医者さんたちの笑顔が増えているように思います。

”SHJの活動はなくてはならないもの”

と思っていただいている手応えを感じます。

今回のもう一つの派生効果は、

✔︎現場スタッフとSHJスタッフの関係が深まる

ということ。

一緒になってああでもない、こうでもないと

子どものよりより生活空間作りに夢中になった事前打ち合わせで感じたことです。

関わる人が一丸となって治療中の子どもの生きる喜びとトータルな成長を一番に願って

取り組んだ、言わば

「病棟リノベーション」

いろんな意味で大成功でした。

担当のアーティストMariさんに感謝

病棟スタッフに感謝

支援してくださった方たちに感謝

そして

子どもたちに感謝!!

他の病院で「うちでも!」という声があれば飛んでいきます!

Smiling Hospital Japan Official Website

“小児病棟の白い壁を明るくポップに”!Before & After

クラウドファンディング達成につき実施した

子どもたちと叶えるプロジェクト

「病棟の白い壁をステッカーアートで明るくポップに!」

Before & Afterをレポートします。

色を選んで塗る楽しみ・・

自分だけのデザインを施す喜び、

仕上げにイニシャルを入れる達成感。

ステッカーに加工されるのを待つワクワク、

そしていよいよ自分のアートを病棟の壁に貼るドキドキ!

子どもたち、SHJスタッフ、アシスタントボランティア、病棟保育士さんやお医者さんも一緒に賑やかに、

“これはここ”

“それはもう少し上”

“これは少し右ね・・”

“それはもうちょっと左のほうがいい”

などとワイワイ言いながら貼っていきました。

仕上がるほどに患者さん家族も病棟スタッフも集まり歓声をあげました。

1 病棟の入り口扉は海中をイメージ

これは保育士さんによるアイデアです。

この病棟の入り口はガラス扉なので

外からも内側からも見ることができます。

ここに子どもたちやお母さんたち、

そして保育士さんたちが自由に塗りデザインした

たくさんの魚を貼ります。

開くたびにガラスが重なるから、海藻の間を魚が泳ぎ回るかのように見える仕組みです。

ここなら病棟の外からも見えるので、退院して外来の時に見に来ることもできます。

2 プレイルームの外廊下は愉快な街

色とりどりの不思議な建物の隙間に何か隠れている・・

この絵はアーティストが壁画にしたもの。

アートを鑑賞するだけでなく、

その作品に参加するワクワクが加わります。

3 無菌室へ向かう廊下の天井を明るく楽しく

病棟スタッフのたっての希望です。

小児がんで入院する子どもが少なくないこの病棟。

治療を受けながら病室で過ごし、骨髄移植が決まったら無菌室へ移動します。ストレッチャーに乗って無菌室へ運ばれる、そんなときに、目に入るのは白くて所々しみついたような天井だけでした。

あ、あそこに何か隠れている・・。

あ、ここに未確認飛行物体が!

貼るのは病棟スタッフにお任せしました。

4 無菌室外に大きな木!

子どもたちに最大限に寄り添う医長さんの強い希望です。

無菌室では、いつも以上に身体的自由を制限され長く孤独

に感じる時間です。そんな場所で辛い移植を頑張った

自分を讃える言葉や、これから移植を受ける子へのエールを

果物形ステッカーに書いて木に貼り足していきます。

5 大きな壁には太陽降り注ぐ草原の絵!

病棟が一気に明るくなりました。

そのほか、

術後ゆっくりじっくりと回復を待つための部屋には、

パステル調の色で優しい動物の絵をモチーフにしたステッカーを貼ります。

これら全て、SHJアーティストプロデュースによる

子どもたち、お母さん、

病棟スタッフのコラボレーション。

全国の病院に広げていきたいプロジェクトです。

12/26投稿「クラウドファンディング成功、ありがとうございます」

2/2投稿「病棟の白い壁をポップに変えようプロジェクト進行中!」

4/6投稿「小児病棟の壁を明るくポップに!貼るワークショップ」

Art by SHJ イラストレーターMari manabe

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「笑顔の花」

大好きな安曇野

癒しを求めて大自然に身を委ねる場所

だけどここにだって

医療的ケアの子、そして家族の苦労はあり、

難病と闘いながら長期入院をする子どもはいます。

ここ大好きな安曇野でも活動を広げたいと

常々思っていたところ

素晴らしい活動をしているお母さんと繋がりました。

「笑顔の花」代表 茅房栄美さんです。

お嬢さんは先天性心疾患で安曇野の子ども病院で治療を続けています。

医療的ケア児を含め

病気と共に生きる子どもと家族への支援活動をされています。

現在長く付き添うお母さん、ご家族のサポート活動をさらに進めるため

安曇野市を拠点にNPO法人化し

患者家族滞在施設 

お母さんの休める場所「もう一つの家」

設立を目指しています。

この目標達成のため

初クラウドファンディングにチャレンジ中です。

プロジェクト名は、

長野県安曇野市でこどもの治療に付添う家族の「もう一つの家」 実現を目指します”

私も少額ながら支援させていただきました。

これまで医療的ケア児を取り巻く課題をなんども取り上げてきました。

・24時間体制の介護による家族の疲弊

・登下校時にスクールバスに乗れない

・その場合は訪問籍となり、授業数が登校籍の子の約1/5

・学校でできる医療行為以外の対応が必要な子どもの親は、登校時から下校まで学校の控え室で待機

・いつ何どき学校から連絡があるかわからないので学校にすぐに駆けつけられるように遠出は控える

・未就学児が集団で活動する場が極端に少ない

など。

以下は医療的ケア児をテーマにした投稿です。

2017/9/15投稿「~医療的ケア児にもっと目を向けて!~

2017/12/11投稿「医療的ケア児や重い障がいの子にお家で学習サポート!

2018/5/15投稿「医療的ケア児と特別支援学校

2018/10/30投稿「医療的ケア スクールバス

2018/10/12 投稿「保育園に医療的ケア児クラス」 etc.

👦 👧 👶 👦 👧 👶 👦 👧 👶

このような課題を解決するために

お母さんたちは行政へ働きかけたり

自ら未就学児の通所施設や放課後デイを立ち上げたり

親子の会を作って当事者同士の情報交換の場を作ったり

・・・・

それでもまだまだ家族の苦労、疎外感、不平等感、健康への影響など未解決のままです。

人が生まれながらに持っている人間としての権利

「かけがえのない個人として尊重され、平等にあつかわれ、自らの意思に従って自由に生きる」

はどこへ行ったのでしょう。

我が子に対する愛情に寄りかかっているかのような行政の不甲斐なさ、対応の鈍さ、

お母さんたちの苦労へ真から寄り添おうとしない人権意識の低さには

常々怒りを感じています。

さらにこの市では

医療的ケア児に対する支援について

やっと議論が始まったところ。

市では養護学校に通えない子どもの数すら把握できてない状態といいます。

安曇野の豊かな大自然の中で

茅房さんの取り組みが育ち、

「笑顔の花」があちこちで開きますように。

実を結んだらそのタネが

他の地域にまで飛んでいき芽吹きますように。

子どもたちの豊かな成長を願って。

クラウドファンディング3/30まで。

長野県安曇野市でこどもの治療に付添う家族の「もう一つの家」 実現を目指します”

茅房さんFacebook

ブログ「笑顔の花」

病棟の白い壁をポップに変えようプロジェクト開始!

2013年からスポンサー契約を結んでいる

Fiat Chrysler Japan

が取り組むCSVプロジェクト

Share With FIAT*

のプラットフォームで展開したクラウドファンディング

子どもたちと一緒に病棟の白い壁をポップに変えよう!

おかげさまで予想以上のたくさんの方からの共感と

目標よりも大幅に上回る支援をいただき、

”子どもたちと一緒に

ウォールステッカー作りワークショップ”

を開始しました。

Share With FIAT*とは・・

          FIATが2011年1月より

        『Share with FIAT』を合言葉に取り組むCSV活動です。

         人も自然も豊かになれるクルマづくりとともに、

         社会全体で共有できる価値を創ることを目指したCSV*

         世界中のNPOやNGOとコラボレーションをしながら

         人と人の想いをつなぎ、

          社会に笑顔をひろげていこうという理念です。

CSV=「社会と共有できる価値を創造する」こと。

          社会にとっての価値と企業にとっての価値を両立させ、

          企業の事業活動を通じて社会的な課題を解決することを目指す考え方。

ウォールステッカー作り・・・

SHJ登録アーティストのイラストレータMari manabeさんによる

塗り絵モチーフを

入院中の子どもたちが夢中で塗り絵していきます。

中にはアーティストの絵に独自のデザインを加えたアート(これぞ本物のアート!)

を爆発させる子もたくさんいて、

子どもの感性の素晴らしさや可能性に

感動すること頻り。

作品は一旦持ち帰り、ステッカー加工します。

病棟の壁ばかりでなく、入り口の扉までをも飾ります。

自分がデザインしたステッカーが

今、そしてこれから自分を含めて入院する仲間のために

白いだけの壁を楽しく明るくすることができるなんて!

作る楽しみに、貼る楽しみ、そして今まさに完成した壁を思い描いてウキウキワクワク!

手を動かすことに加えて

どんな病棟になるのか想像するみんなの顔は

真剣な中に期待感と得意感とで

本当に楽しそうでもあり忙しそうでもあり。

 

ステッカー作り第一回は魚がモチーフ。

柄も色も大きさも、そして表情も形も違う個性的なfishたちを

病棟の入り口扉に貼ります。

こんなにたくさんできました!

この病棟の入り口はガラス扉なので外からも内側からも見ることができます。

おまけに、開くたびにガラスが重なるから

海藻の間を泳ぎ回るかのように見える仕組みです。

このアイデアは病棟保育士さんによるもの。

子ども目線が光ります。

退院しても外来受診の時に

病棟の入り口まで行けば、

入院して治療を頑張った時の自分の作品を見ることができます。

ピンポーン!

保育士さんや看護師さん、お医者さんを呼んで

退院した姿を見せながら、

これが私の魚!

これが僕の!

と盛り上がること請け合い!

さて次週は

移植室へ向かう廊下の天井に貼る鳥やらUFOやらに取り掛かります。

GREEN FUNDINGサイトでの報告

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クラウドファンディング成功!ありがとうございます。

クラウドファンディング「小児病院の白い壁をポップに!」

が昨夜23:59に達成のもと、終了いたしました。

みなさんのSHJへの共感とご支援のおかげと、心より感謝いたします。

SHJアーティストMari manabeによる病棟の壁画イメージ

ご報告とお礼→

「子どもたちと一緒に病院の白い壁をポップなデザインに変えたい!」

思えば、2014年に1度、やはりFIATのプラットフォームで

「星空の宅急便を送ろう!」

というプロジェクトタイトルで挑戦しました。

外へ出られない子どもたちをいっそのこと、広い宇宙に招待しよう。

という案でした。

まず病棟のプレイルームでドームを広げることができるか、安全面で問題ないかなど病院で許可をもらい、それが叶うと、

移動式のプラネタリウムを行う会社に病棟での実施をお願いするために何度か打ち合わせをし、

アーティストにリターンの提供を頼み、

いよいよ実施。

しかし支援者は数名しか集まらず・・。

理由は、団体がまだまだ未熟で、

説得力のあるマメな広報をするマンパワーもノウハウもなかったこと。

苦い敗北の経験から、しばらくはクラウドファンディングを敬遠していたのです。

しかし、今年に入って新しい事務局メンバーが加わり、是非やってみたい!

と初回のミーティングでクラウドファンディングを希望したくれたこともあり、

この熱意があれば!

との期待を込めて任せることに。

達成した今、感謝を込めて、みなさんの期待に沿うべく、子どもたちと一緒にプロジェクトを遂行していく決意を新たにしています。

今後の実施内容として、

普段の活動時に子どもたちと一緒にステッカーの原画づくりをします。

それを持ち帰り、業者にステッカー加工してもらい、

次の活動の時に一緒に貼っていきます。

貼りきれないものは保育士さんに預けて、

子どもたちの好きな場所、適当なところに子どもと一緒に貼ってもらうようにします。

完成後の壁の写真は支援くださった方々にプレゼント。

さらに、子どもたちが活動している様子もこちらで紹介したいと思います。

🌀そもそもクラウドファンディングとは・・・

インターネットを通じて、特定のプロジェクト達成のために不特定多数のクラウド(群衆)にファンディング(資金調達)を募り、必要額が集まったところでプロジェクトを実施するというもの。

プロジェクトそのものに意義があり、共感を得られなければ支援者は集まりません。

気になる成功率ですが、ネットサーフの結果、26%という数字が出てきました。

しかしこの数字は、プロジェクトを立ちあげる前に審査を行うCF業者の数字。

審査を通過したとしてもプロジェクトの成功率は1/4ということになります。

さらに100万円の目標額に対して100人の支援者というのが平均だそうです。

今回80万円に対して111人が応援してくれたことを考えると、

SHJの取り組み、今回のプロジェクトに限らず普段の活動内容が多くの人に支持されていると考えられます。

これは大きな励みになります。

この活動を始めて良かったんだ、このまま広げて行っていいんだという安心感につながる、

団体趣旨の確認作業としてもとてもいい機会となりました。

クラウドファンディングそのものは成功しても現場でのプロジェクトはこれから。

支援者のみなさんの子どもたちを応援する気持ちを携えて病棟へ。

SHJアーティスト、スタッフが心を込めて、

小児病院の白い壁をポップに!します。

報告を楽しみに待っていてください。

アーティストMari manabe HP   Only Too Mari – Mari

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