〜参加者がたった一人でもおなじこと〜

病院というのは同じ病棟でもその時その時で状況が違います。

体調の変化はもちろんのこと、院内学級の時間割が変わった、急な検査が入った、体調がいいので一時退院することになった、など。

また、入院生活は単調なようで、処置や入浴、診察、院内学級へ登校、ベッドサイド授業、宿題・・と、結構忙しいもの。

しかし、いったん安静が必要になると途端に退屈な時間となります。

そんな時は痛みや不安ばかりと付き合うことになりますから、そんな子にとってはSHJの訪問が何よりの楽しみになります。

早く来ないかな、と楽しみにしてくれ、活動が始まると体調の悪さも忘れて夢中になれるから、本人はもちろん、まわりの大人もホッとします。

活動の導入説明の時には、

「当日にならないと状況がつかめませんので準備くださった活動が全くできない、ということもありますがいいですか」

「参加できる子どもが極端に少なくなり、一人になることもあるかもしれません。それでもいいですか?」

「感染症流行期には突然のキャンセルもあります」

と言われることが多いもの。

訪問が開始されても、

「せっかく来ていただいたのに、一人しかプレイルームに来られません。すみません!」

とも。

参加人数は一応数えているけど、ある程度の人数が確保されないとがっかり、ということは全くありません。イベントではないのですから。

多いときはワイワイ賑やかなのがメリット、多いからできる活動を、そして少ないときは個別にうんと関われるメリットがあります。

さすがに一人では申し訳ない、と現場は思ってくださるけど、とんでもない。

その子は同じように待っていてくれ、それが一人だろうが、50人だろうが、本人には何の違いもありません。

参加人数が多かった、というのは入院児が多いということ、病気の子が多いということ。参加が多くて嬉しいとしたら矛盾しています。

現場の方はもちろん、同じ考えなのだけど、せっかく来てくださってるから、と気を遣ってくれます。たくさんの子どもに参加させようと声をかけてくれますが、たった一人でも私たちはおなじ思いで活動させていただいています。

ボランティアって、自発的な行為だけど、だからと言ってせっかくしてあげてるのに・・という気持ちを少しでも持ってしまったらおしまいです。

させていただいている、ありがとうございます、という気持ちを忘れずにいたいものです。

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