連日のうだるような暑さの中
暑いから出かけずに今日は在宅で仕事しよう
などという気楽な身の上に申し訳なさを感じるこの頃。
しかし加齢に比例(反比例?)して
徐々に暑さに対する抵抗力がなくなっていくのを感じます。
熱中症は高齢者が自宅で罹ることがもっとも多いと聞くから
室内で安心できるものではないようですが、
この炎天は残酷とさえ感じてしまいます。
連日東京の最高気温は35度前後。
朝のテレビ番組では
熱中症に注意して下さい!
不要不急の外出は避けてください!
と視聴者に警告しています。
炎天下、屋外での仕事はさぞきついだろうと
ショッピングセンターの駐車場で交通整理している方などを見ると
車内にいることさえ申し訳なくなってくるのです。
先日事務所のあるマンション庭の除草作業がありました。
午後までの予定を
午前で切り上げていたのを知り
心ある対応にホッとしたものです。
さて、ここからが本題。
来年の夏が今から心配で仕方ないのです。
気になってネットサーフしながら調べると、
オリンピック32回目の東京は
過去のオリンピック開催地の中で
気温も湿度も高く、
気温は1番の高さだそうです。
日本は温暖湿潤気候ですが、
「熱い熱帯の空気で覆われている日本の夏は、
季節的な変動のなかではすでに『亜熱帯』といっても良い状態にある」
という気象庁の見解も、大いに気になります。
こうした状況のもとで開催されれば、
アスリートや観客、関係者が無事に大会を乗り切ることができるのか!
と今から心配でたまらないのです。
少なくともアスリートたちは開催地の気候を十分研究して
体力作りに励んでいるとは思いますが、
記録が気候に左右されてしまうことになれば
その負担とストレスは計り知れません。
観客の中に体調を崩す人が多く出ることになれば
医療機関等にも大変な影響が出ます。
しかし、先のことより「今」です。
開幕まであと1年を切った
会場工事現場で働く方たちの労働環境は
過酷を極めるものだと容易に想像がつきます。
熱中症対策の涼風ベストが開発され
屋外で働く方にとって必需品のようですが
それも限界があるのでは?
と思ったりします。
環境省熱中症予防情報サイトによると
31度以上は日常生活レベルで危険
運動は原則中止
とされています。
本来意義あるオリンピック。
楽しむべき地球あげてのイベント。
しかしもはや
命がけの開催だと思ってしまうのは私だけでしょうか。