つれづれにっき〜スマイリングな日々〜

UDタクシー 誰のため、何のため⁉️🚕

 障害者の利用を前提に作られた

ユニバーサルデザインタクシー。

ボディは濃紺

文字は白反転

パラリンピックのエンブレムが

浮き出ていて

とても目立ちます。

障害のある方が容易に見つけられるように

とのためにこのデザインなのだな、

と納得したものです。

しかし壁となるものが

これほどたくさんあるとは

思いつきませんでした。

その1 歩道と車道の間の障壁

    =段差 植え込み ガードレール

    結果、タクシーを呼び止める場所がない

その2 腕の高さ

    =車椅子に乗っている

    =障害で腕が上がらない

    結果、手をあげてタクシーを捕まえようとしても

    手の高さが低くなり気づいてもらえない。

その3 運転手の意識

    =乗せ方がわからない

    =電動は重量オーバー

    結果、運転手の意識の低さ露呈&

    余裕がなく、乗せたくない。

体重含めて規定の200キロ以内だと主張して渋々⁉︎ 乗車が認められた、

タクシーを探し始めて1時間20分経ち、やっと乗れた

という話が新聞記事に載っていました。

UD型は国と自治体から補助金が出るため

買い替え時期に合わせて一気に導入が進んだそうです。

政府は2020に合わせて作った行動計画で

「共生社会に踏み出す一歩にしたい」と打ち出し、

1台350万円のうち1台につき補助100万というケースもあり

これから44000台の普及を目指すといいます。

これほどの税金を使っておいて

障害者が恩恵を受けられない実態・・・。

電話で予約しても3割が拒否され

停留所で待っても逃げられるケース続出!

という実態(障害者団体DPI日本会議調べ)・・・。

国交省によれば

車椅子利用者を正当な理由なく断ることは道路運送法違反とし、

DPIの調査をもとに事業者に改善を促したといいますが、

その後の実態は定かではありません。

疲れている時

体調が悪く職場を早退するとき

荷物が多すぎて途方にくれる時

そんな時タクシーはありがたいもの。

でも運転手さん、

もっともっと困難な人がいます。

どうか寄り添ってはもらえないでしょうか。

障害者に無関心な市民の実像を反映、

とはDPI事務局長の感想。

そんな言われ方されたくないですよね。

タクシーの運転手さんには

誰もがいつだって

自分もその立場になり得るということを

日頃の業務での障害者対応を通して

身を以て代弁する立場になってほしいと思います。

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