全身麻酔と局所麻酔
去年4月に右足の甲を骨折した時に
金属プレートを骨折部位にあて
スクリューで骨に止めて固定する、
骨接合術という手術を受けました。
今回、骨内異物除去術という
スクリューを抜く手術のために入院しています。
接合術と比べれば
スクリューを抜くだけの簡単な手術
とたかをくくっていたけれど
全身麻酔と局所麻酔の併用、と聞いて
簡単に考えていた自分の呑気さに呆れます。
局所麻酔のみって・・・
というのも、23年前の交通事故で負った
肩甲骨複雑骨折の接合術は
長い釘とワイヤーを使って固定するという
8時間もかかかる大きな手術でした。
ところが6ヶ月後に受けた
釘とワイヤーの除去術は
局所麻酔のみ。
終始覚醒しているから手術室の様子や
看護師、医師の動きを全て見ることができ
社会勉強!になりました。
しかし無事終わったものの
シンプルに過ぎ去った出来事ではなく
この除去術は
今も深く印象に残るエピソードとして刻まれています。
手術室で医師は・・・
胸に刻まれたエピソードとは・・・
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ストレッチャーを押されて手術室に入ると
「今日はどの音楽にしようかな」
などと言いながら
BGMを選んでいる執刀医を見つけました。
「医師、患者双方の緊張を和らげるための素敵な計らいだな」
と感じたのもつかの間、
もう一人付き添ってくれた
呼吸器外科の担当医と
手術が終わるまで
世間話をし続けるではありませんか!
和らげるべき緊張感なんて、最初からなかっんじゃないの⁈
と呆れてしまったほど和やかな雰囲気を醸し出していました。
手術室で患者の私は・・・
2人の医師たち、呑気と言っては失礼ですが
8時間かかった接合術の時は
真面目に⁉︎集中してくれていたんだろうね・・・、
とそんな不安を感じつつ
私はベッドに横たわるばかり。
2人のおじさんが至近距離(肩と耳!)でおしゃべりしながら
電動工具を使って日曜大工でもしているかのような錯覚を覚えました。
私の肩に何をするの!
と叫んでしまいそうでした。
痛みさえなかったものの、
工具⁉︎の振動を全身で感じていた私はまるで
「俎板の鯉」そのもの!
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そして今回の骨内異物除去術!
しかし今回は折れた細い骨を固定している短い
スクリューを抜く
という、前述の手術とは比べようもないほど
軽いイメージしかなかったので
全身麻酔と局所麻酔の併用とは
自分の呑気さはさておき、意外に感じたのです。
患部にもよるだろうし、医師の考え方、医療の変化など
日々変わっているのですね。
23年も経てば無理もありません。
手術の流れを一部始終見学することはできないけれど(そこ⁈)
おかげで
「真面目にやってくれてる?」
という不安を感じずに済むし
眠っている間に全て終わるから
ストレスは比較できないほど軽くてすみます。
ここで耐える術前絶食
手術まであと4時間。
術前のストレスと言えば昨夜からの絶食です。
局所麻酔なら絶食時間はもっと短いのかな、
とふと思い
空腹に耐えながらも術前絶食時間について
調べてみたくなりました。
によれば、
全身も局所も誤嚥のリスクは変わらないそうで、
麻酔の方法によらず、
水やお茶、スポーツドリンクで2時間前まで
固形物については示されていませんが
今いる病院では午後の手術で朝食昼食はNGとされています。
今日15時からの手術に向けて
昨夜9時からの禁食は辛い!
ああ、
侮れない骨内異物除去術!


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