〜これがやりたかったんだ!- 2-〜

〈学びサポート通信〉

練馬区 Hさん宅にて音楽の授業がありました。

お母さんの妹夫妻がバージニアから訪問されていて参加。

ちょうどワシントンの桜が満開で・・、

という話題になり、

和子さん弾き語り”Country Road”

の後には

歌詞にある

West Verginia

Blue Ridge Mountains

Shenandoah River

などの地名が

かつて文芸翻訳をしていたころ下訳した 

Bill Brayson “Walk in the Woods”

“究極のアウトドア体験~北米アパラチア自然歩道を行く

に出てきた地名と重なって

会話が弾みました。

さてガレージバンドのアプリとi+padタッチャーで

音楽学び担当 石橋和子さんのピアノ演奏とアコースティックドラムでセッションを完成させたHさん(→2/6投稿「これがやりたかったんだ!」)。

今回はさらに応用させ

CとGの2つのコードで演奏できる曲

Twinkle Twinkle Little Star

What a Wonderful World

などを和子さんが提案。

 Hさんは今回、

ガレージバンドのエレキギターを選びました。

特にカッコ良かったのは

“Love Me Tender”

ハードロック調に変身した

ジャズのスタンダードナンバー。

エレキギター!これがやりたかったんだ!

とHさん。

テンポを掴んで

ピアノをしっかりリードしていました。

気持ちいい!

思わず和子さんも大興奮!

楽器アプリを使うようになってから

俄然、やりたかったことが次々に実現していること。

Hさんの頬がいつもに増して

高揚感にあふれていました。

リビングルームに集合した

家族や叔母さん夫妻、そしてSHJスタッフが

Hさんがエレキギターでリードする曲を

気持ち良く歌う全員参加型ライブ。

Sweet!

という言葉を何度も発していたバージニアからのお客さん。

支援機器を使ったセッションに感動し、

ワシントンにも沢山のライブハウスがあり

日本人のアーティストも出演しているが、

This is the most wonderful concert I’ve ever been to!

との嬉しいコメントをいただきました。

しかも夫妻はバージニアで学校の教員、そして知的部門の特別支援学校のスクールカウンセラーをされています。

支援機器を使った場面は初めて見たとのこと。

支援機器の発祥の地であるアメリカで、

同じ業界でさえその普及と認知度に

地域格差があると知り、驚きました。

職場では、子どもと向き合う時間が事務仕事に奪われているといった話にもなり、

日本の教育現場と同じことが起きていることも知りました。

同業であるために話が発展し場が盛り上がった今回のセッション。

Hさんが設定してくれた新しい出会いです。

SHJってそもそもどんなことをしているのか、の話に及ぶと

Hさんは

「〇〇社が支援してるよね」

などなど、説明に参加してくれて嬉しくなりました。

いつもと同じ学びサポートの展開に

ひと味違った場面が加わり

賑やかで有意義な時間となりました。

学びサポートレポート

石橋和子Official Website ~空と海の間に~

Smiling Hospital Japan Official Website

 

〜支援機器講習会〜

〜学びサポート通信「支援機器講習会1」〜

杉並区のある施設の親の会より依頼を受け、支援機器の講習会を行いました。

私が特別支援学校の教員をしていた頃に比べ、急速にITが進み、障がいのある方がテクノロジーを使って自発的に活動できたり、情報にアクセスできたりするようになりました。

ITは障がいのある人のためのもの、という持論からすると、願ってもない催しです。

学びサポート学習支援員2名による講習会には、8組の親子が集まってくれました。説明に続き、支援機器を体験してもらいました。

我が子のために奮闘するお母さんたちが、機器の使い方を知り、できるものから使い始めれば、子どもとの日常が豊かになるでしょう。

やってもらう、のではなく自らの意思でやりたいことをする。

これが実現できたら、本人の生活の質や生きる喜びが高まり、さらに自分の世界を広げていくことができます。

それは近くにいるご家族にとってもこの上ない喜びとなり、さらに工夫していく楽しさも出てくるかもしれません。

家庭で兄弟と一緒に使えば、コミュニケーションも増え、プラスの良い影響がたくさんありそうです。

スイッチについては、その方の動く部位にあったものを工夫します。顎だったり、指先だったり、頭だったり。反応しやすい位置に固定すればあとは自分から行動するのみです。

スイッチにつなぐのは、

・家電(スイッチでオン・オフ コントロール、スマート家電のお陰でスマートホンを使えば簡単に)

i+padタッチャースイッチコントロールでiPadの好きな音楽を選ぶ。

など。ワクワクします。

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また、必ずしも機器を使わずに身近なものを使ってできることもたくさんあります。

ヘアバンドを親指と人差し指に通し、その間にペンを入れると指が離れてもペンが落ちないなどの工夫は簡単で、他にも応用できそうです。

やったことの結果が見えない場合は、振動でフィードバックさせるなどの工夫をすれば、ハンドサッカーやボーリング、ボッチャなどの運動でも活用できそうです。

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外では馴染みの店などを幾つか作っておけば、一人で買い物を楽しめるかもしれません。

VOCA(ヴォカ)(Voice Output Communication Aid)という音声を出力するコミュニケーション機器がありますが、このうちビッグマックなど声を録音してスイッチで再生できる機械を使えば、買い物の際にレジで伝言などに使えます。

ちなみにVOCAには、トーキングエイドなど発話機能がある機器もあります。

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講演の中で、まずは支援する側が、

・どこに困難があるのかご本人と対話しながら、気づくこと。

・そして困難さをはがしとる環境作りが鍵であること。

・教える、ではなく興味関心を支えるというスタンス。

・本人が自分を表現し、使命に気づくこと。

が第一。

支援機器とはそのためのものだという講師による話を通して、支援する側される側が互いに学び合い、気づき合う関係でいることが大事だと思いました。

続く・・。

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