退院して3日ほど経ちました。
やっぱり我が家はいいなあ!
というのがいちばんの感想。
骨折直後・・
骨折直後、すぐさま我が家に変化が。
まずは転落現場の自宅階段に
滑り止めシートという特別な支援が施されました。
足を踏み外したのはこの辺りかな・・・
と冷静を装って振り返り
現場検証するものの、ちょっと怖い。
そりゃそうだ。
これがトラウマというのか。
払拭せねば、生活が1階か2階かのどちらか半分になっちゃう。
昨年引っ越したお気に入りの家なんだから
この階段とも仲良くしなくちゃ、
これ以上悪者にしちゃいけない、
と階段にごめんなさいを言う私。ぺこり。

さらに風呂場手前の洗面室には椅子が置かれ
着脱衣や洗面の助けになるような支援も。
入浴時に患部を保護するグッズは洗面台横にセットされました。
さすが、特別支援学校教員である夫による
ニーズに合わせた迅速丁寧な配慮です。
老後に向けた注意喚起⁈
この家はもと老夫婦が住んでいた中古で
要所要所に手すりが設置されているので
今回本当に助かりました。
母の介護保険を利用して
実家に手すりやら風呂場の椅子やらを
レンタルした時のことを思い出します。
そうです。今回の怪我は、
もういい年なんだからスローダウンせよ!
という老後のための注意喚起です。
団体のスタッフには迷惑をかけちゃったけど
代表もそろそろ・・・
と思ってくれる人がいたらこれまた助かる~。
怪我直後だから気弱になっているのか
はたまた、現実を直視している私です。
ご近所からの支え
さてそんなバタバタの中、
「ピンポーン!」
お隣の奥さんから
手作りのほかほかたけのこご飯と
おばあちゃんからの奈良漬が届きました。
「何があったの⁈ 大事にしてね。
少し休めってことだよ」
と励まされ、嬉し涙。
だよね、だよね、若いつもりで動くからこうなるんだと
今回自覚を新たにした次第。
退院後・・・
さて1週間の予定を繰り上げて4日で退院。
ほらほら、早くも悪い癖が!
でもゴールデンウィークは診察もリハビリも休みだから
我が家でゆっくり治す、という選択は当たりです。
「駅前の整形外科でリハビリが始まるけど、
どうやって通院しようか・・」
痛めた右足はシーネ固定。
かかとを使って歩くことを許され
自宅ではお手の物となりましたが、
外を、しかも坂の多い駅までの道をどうやって~?
22年来の後遺症で右の肩と肘に力が入らないので
松葉杖は使えません。
そのための策としてのかかと歩きです。
「初日は車で送ってね・・・。
3日からまた連休だから
病院からのお土産リハビリメニューをこなして鍛えよう。
GW明け9日からは・・・」
と相変わらず夫とバタバタやっていると
「ピンポーン!」
お隣の奥さん(さっちゃんといいます)。
「退院おめでとう!でも無理しちゃダメよ。
休めってことなんだからね!」
とじっとしていられない私をたしなめ
(引っ越してきてまだ9ヶ月というのに互いのキャラを
把握する仲です^^;)
レースフラワーとガーベラの愛らしいブーケ、そして
ダロワイヨのマカロンを届けてくれました。嬉し涙。
「何か手伝えることがあったら遠慮なく言ってよ!」
と言いながら気を使って足早に帰られました。
ご近所の愛。そして・・・
こんな時は特に、ご近隣との関わりいっていいな~
と改めて思うのです。
引越し前に住んでいたのは集合住宅で
お隣どうし挨拶程度で
何をしている人なのかもお互い関知せず
しぜん、会話もなくさっぱりしたものでした。
今は裏が地主さんの広大な農家で
養鶏場のニワトリの声も風に乗ってきます。
都会を忘れ、随分遠くに引っ越した錯覚になる場所です。
実際は前居所の隣の市ですが、
23区を離れると途端に農園や植木屋さんが目立つようになりますね。
この農家から
ちょくちょく、野菜が届きます。
さつまいも、大根、ブロッコリー、長ねぎ
じゃがいも・・・
それから季節のお花。
日中留守が多いので直接受け取れないことが多く、
玄関にちょこんとお野菜が置いてあることがしょっちゅう。
疲れて帰ってきたときにお野菜やお花を見つけたときは
ほっこり気持ちが和らぐ瞬間です。
入院中にもたくさんのお野菜やお花が届いていました。
今回のお花は白い大輪のカトレア。
退院して階段を用心しながら
リビングに上がると
真っ先に
仏様に供えられたカトレアを見つけ
本当に嬉しく思いました。
仏様に「無事退院しました」、とご挨拶。
とは言っても一番嬉しかったのは
診察、入退院時の付き添い、留守中の家のこと、
退院後のための買い物や食事など
まめに動いてくれた夫の愛⁈。
草木花が大好きな私を
レースフラワーとアリウムの花をリビングにひっそり生けて
迎えてくれました。嬉し泣き。

傷も早く治りそうです。
さて、そろそろまたさっちゃんが
「ピンポーン!」
してくれるかな・・・


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