つれづれにっき〜スマイリングな日々〜

グリーフ

同じ思いをした人と繋がる・・・

長い間在宅で過ごし濃厚な医療的ケアを受けるも

症状や障害が進行した我が子を亡くされた方から

「同じ思いをした方と繋がって話がしたい

そのような取り組みを知らないか」

という相談を受けた。

グリーフ(喪失)ケア

グリーフケアという取り組みがある。

グリーフケア=

大切な人との死別などの喪失による悲しみに寄り添い

心身の回復や自立を支える心のケア

コメディカルドットコム より

頑張って!

時間が経てば・・・

などと励ましては絶対にいけないことは

周知のことだ。

だから悲嘆にくれる人にどう接するのか

専門的に取り組むのがグリーフケア。

私にできること

グリーフケアのセミナーを少し受けたことはあるが

素人の私個人的には

一緒に何か作業をしたり手を動かしたりしながら

ポロリポロリと溢れてくる相手の気持ちをただ聞く、

友人としてそんな形でそっとそばにいる、

ということならできると思っている。

ライフワークとして行なっている

入院中の子どもたちに

夢中になって今に没頭して

自分らしさを取り戻してもらう

小児病棟に参加型アートを届ける

という取り組みも

実は同じような趣旨で行なっている。

今闘病中であるということは

さまざまな喪失を抱いている子どもが多い。

 例えば元の学校の仲間に会えない喪失感・・・

 好きだったサッカーなどの習い事を一旦辞めなければならない喪失感・・・

 家族との団欒を味わえない喪失感・・・

表現活動、制作活動で手を動かしながら

ポロリと本音や今の気持ちを伝えてくれる子が

たくさんいる。

話しやすい雰囲気は面と向かうんじゃなくて

横にそっといて

一緒に何かをしながら自然にできていく。

心のケアに思うこと

心のケア、という言葉になんとなしの

違和感を覚えるのは

ケアされる人とする人の垣根や

上下の立ち位置をイメージしてしまうから。

知識がないからそう思ってしまうのかもしれない

きちんと学ぶ必要がありそうだ。

ピアサポート

グリーフケアは

ケアの専門家が当事者をケアすることに対し

同じような境遇の人たちと一緒に自分の思いや思い出などを話し合うことで

悲嘆から回復しやすくなるというのがピアサポート。

「ピア」とは仲間という意味。「サポート」とは支援することを意味していますが、専門家によるサポートとは違い、仲間としてよりよくサポートする”仲間力”に基づいたもの。  日本ピア・サポート学会 より

「同じような境遇」という言葉の曖昧さ

喪失感を吐露し、いろんな思い出を共有し合う。

時には号泣、時に我が子の頑張りを讃えては誇らしげに微笑んだり。

そんな感情を分かち合うのがピアサポートなのだろう。

しかし

喪失体験やそれに伴う悲嘆感情は十人十色だ。

同じような境遇の人とは何を指すのだろう。

同じ理由で大切な人を亡くしたとしても

そこに至る経緯や

どんな関係性だったのかなどによって

スムーズな共感は難しいこともあるだろう。

本当に話したくてわかってほしいのは

亡くなるまでの生活がどんなだったのか。

家族として可能性を信じてどれほどの努力をしたか。

本人の頑張りをどれほどの人がわかってくれるだろう・・・。

何を信じればという模索の日々、

その間、後悔もつきまとったかもしれない。

そこを共有するにはどうしたらいいんだろう。

ファシリテーターの力量や相性も

かなり影響する気がする。

「同じような」の定義

残念ながら24時間付きっきりのケアが必要だった

医療的ケア児を亡くした方のピアカウンセリングは

今現在見つかっていない。

近いな、と思うものがあっても

彼女の思いにマッチするだろうかと思うと

私自身も行ったり来たり。

どんな形で子を亡くしたかより

喪失感を吐き出し共感しあい分かち合い

一人じゃないんだ、と思えるようになるのが

ピアカウンセリングの狙いだとすると

ピンポイントで同じ体験をした人の集まり

というのはなかなか見つからないことを実感した。

そもそも「同じような境遇」

の定義が人それぞれ違うかもしれない。

教えて!

我が子の命と向き合いながら

濃厚な医療的ケアの毎日

未知の世界を模索し続け信じそして喪失した今。

悔しさや悲しみや寂しさや子の尊厳を

共有できるような場を知っている方がいたら

教えてほしい。

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