🎼入院してても音楽が広い世界に連れて行ってくれる!

“今日は世界の音楽を地図で場所を知ってもらいながら

演奏しました。

子供たちの笑顔は私たちの励みにもなり、

色々と工夫してプログラムを考えています。

自分たちの良い勉強になります”

“いつも狭い空間の中で過ごしている子供たちに

想像上ですが

音楽を通して日本以外の国の雰囲気を感じてもらえたなら・・

絵を描いてみたり、メキシカンハットを

かぶってみたりしながら楽しみました”

活動が終わったアーティストから

嬉しいメールをもらいました。

今回は広島から。

活動報告書に書いてもらう以外に

メールでその日の様子をその日のうちに

教えてくれるアーティストは多く

その度に

楽しいやり取りがしばらく続きます。

物理的に普段触れ合うことができない遠い地区から

メールで直接報告してくれると

生のやり取りをしているようで

臨場感やアーティストの高揚感、達成感が

伝わってきます。

ニコニコのアーティストの笑顔が目の前に浮かんで

ああ、この活動最高!

と意義深さに酔いしれるひとときです。

今回は世界の音楽が活動に奥行きを持たせた

というメッセージにワクワクしました。

というのも、

院内学級にいた時に行った

「国際理解教育」

の趣旨と重なったからです。

中高生の日々の学習の成果を

学習発表会で

「海外特派員報告」

という出し物にして披露した時の

子どもたちの生き生きとした学習風景は

忘れられません。

担当の英語の授業と総合的な学習の時間に、

横断的に行っていた国際理解教育の総まとめを、

テレビ番組仕立てに!

環境問題や人権問題などの中から

それぞれ1つテーマを決め調べたことを、

「特派員」として現地からリポートするという設定です。

英語教員だからというのももちろんありましたが、

遠い世界に思いを馳せ広い視野に立ってほしい、

と強く願ったのが国際理解教育を積極的に進めていた理由です。

病院という閉鎖的な空間にいると、

とかく近視眼的になってしまうもの。

”病気になって友達と引き裂かれた可哀想な自分”と決めつけ、

そこにとどまってしまう。

うつむいた顔を上げて少し遠くを見る、

海の向こうに気持ちを向けることで

固まっていた心が解き放たれることを期待しました。

世界遺産のこと、

地雷撲滅のためのアーティストによるキャンペーン活動、

飢餓や戦争で明日もわからない地域、

紛争で国を追われる難民、

温暖化など自然条件の変化の中、

絶滅の危機にいる動物たち、

言論の弾圧や女性差別、

人種差別で計り知れない苦しみを抱える人たちのこと・・・。

特に少年兵の話、

女の子が教育を受けられない国があることなどがテーマに上がると、

自分だったら・・

と気持ちを置き換えて話し合う機会にもなりました。

身体は病院にいながらも

心は自由に世界を飛び回れる。

知ることで

問題意識を持ち

自分にも何かできるんじゃないかと考える。

学びあい、気づきあい、共感する。

躍動感あふれる時間でした。

自分は遠い世界より

身の回りの問題に目を向けたい、

と病院の中のユニバーサルデザインについて

調査した生徒もいましたが

そのうち、

世界ではどうなっているのかな、

と追究は深まったものです。

・・・地図で場所を示しながら

世界の音楽を演奏すること通し

狭い空間にいながら世界に想いを馳せる機会を作った・・・

アーティストの工夫は

愛情たっぷりです。

参加した子どもたちとの

やり取りが生き生きと伝わってきました。

遠くで何が起こっているんだろう

と敢えて心を遠くに飛ばしてみるというのは

辛い病と闘っている間、

それは気分転換以上のものだと思います。

SHJ広島地区活動レポート

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