シールをめぐる親子の対立⁉︎
貼ったり剥がしたりって
どうしてこんなに魅力的なんでしょう。
子どもが要らぬところにキャラクターシールをベタベタ貼って
お母さんに叱られるって
よくある光景です。
お母さんにとっては美的に許せない!
全くもう、こんなところに貼って・・・
剥がすのも大変なのよ!
なんて声が聞こえてきます。
とはいえ我が子を否定するようで
邪険に剥がすこともできず
悪戯っぽく振り返る我が子の顔を見ると
しょうがないわね・・・
でしばらくそのままに。
時間が経つほど剥がすのに苦労する葛藤と闘うお母さんです。
子どもにとってはシールが目の前にあれば
剥がしたい・・・
貼りたい・・・
こんなところに貼っていいのかな?
なんて忖度はない素直な子どもの心理を象徴するのがシール。
君だけのオリジナルステッカーを作ろう!」
コロナ感染拡大により病棟に入れなくなってから少しして
収束の見通しがつかないまま
「再開します」
の合図を待つのも違う!と、
せっかちなSHJ代表松本は
いろいろなアクティビティを考えました。
その一つが
「君だけのオリジナルステッカーを作ろう!」
と題した活動。
そういえば子どもはシールが大好き
そう閃き考えたのが
「子どもが自分で描いた絵をステッカーにしてプレゼント」
という案です。
ロゴシールなどの発注先、
ゼネラルステッカー社に相談すると
入院している子どもたちの力になるなら!と、
20枚セットでシール代のみ、
台紙とパッケージをサービスします!
とのこと。
「選ぶ」という要素を大切にしている私の思惑を理解してくれ
丸と正方形のどちらかを選んでもらえるようなフォーマットを
作ってくれました。
活動先の病院に提案すると
保育士さんは子どもの心理を深く理解していて
ステッカーですか!喜びます。それも自分の作品がシールに⁉︎
との反響をいただき、
さっそく希望する病院に
フォーマットまる、しかくを画用紙に印刷して
20~30枚を送りました。
中にはフォーマットをコピーして
繰り返し原画を送ってくれる病院もたくさん!
反響のすごいこと!
先日、複数の病院の保育士さんからコメントをいただきました。
子どもの感想・様子
自分の描いた絵がシールになって、こんなにいっぱい届いて本当に嬉しい!
退院して学校に行ったら、お友達に配るんだ~!
シールをずーっと持ってお昼寝
大人の感想
宝物ができました!(ターミナルのお子さんの親御さん)
「名刺代わりに作成したステッカーをクラスメイトに配り、お友達の輪に戻っていくことができました。ありがとうございました」(退院し院内学級から元の学校へ戻った患者さんのお母さま)
受け取った時の表情が、どの子も輝いていてその場に立ち会えた私達も幸せな気持ちになりました(保育士)
私たちスタッフからも感謝の気持ちでいっぱいです!(病棟スタッフ)
小児病棟にワクワクを!
中には赤ちゃんの足形や手形もあり
家族の写真をあしらったコラージュも。
小さい子の殴り書きはほのぼのします。
形を選び
絵を描いて
一旦保育士さんに預け
シールになって戻ってくる楽しみが
病棟のワクワクにつながっている様子がありありと浮かびます。
顔は見えなくても
喜んでくれることが何より。
みんな治療を頑張っているんだもの。
こんなことしたい!って
どんどんリクエストして!
と保育士さんを通して思いを送ります。
初めて間もない頃に綴りました↓

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